清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

誰に投票するか

2017年10月10日 | 政治
 小選挙区の東端、今日は候補者の声は聞こえず静かは総選挙初日だった。

 誰に投票するか、それを考えるヒントをもらった。候補者が「何を発言しないか」「何を避けているか」を聞き分けることという。例えば「忖度」を生じさせ、国民の7割以上が説明不十分という二つの学園問題の疑惑解明を避けていれば、どんな立派な政策を発言しても信用できないと思う。

 核兵器廃絶に向けた世界世論少数派の日本でよいのか、万が一にも原発新設は無いだろうが、人知でコントロールできない原発再稼働という今後の方針はどう思うのか、他党の批判は面白かろうが目に見えない恐怖への対応に考えを持っているか知りたい。

 マスコミの色分けも面白い。3極という言葉をどの報道期間も用いている。総選挙が終わって新しい極が本当に出現するか否か楽しみである。

ノーベル平和賞

2017年10月07日 | 国際
 核兵器禁止条約実現への功績が認められ、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)にノーベル平和賞が決定した。広島・長崎でこの運動を長く続けられた皆さんの喜びはひとしおだろう。お喜び申し上げます。

 一方、日本政府は反応せずで通されそうだ。まもなく総選挙が始まる、核兵器禁止を改めて政策として取り上げ、被爆国と世界に言い続けているのだから、核兵器をなくす論戦も張って欲しい。

 核拡散防止条約(NPT)とICAN、ともに核兵器を無くする最終目標は同じ。日本は積極的に仲立し目的に向かって欲しい。被爆国として適任ではなかろうか。また、それが被爆国の責務でもある。

 被爆を大ぴらにしないまま父は逝ったが無念だたっと思う。今は、被爆について語れる時代になった。それが廃絶に続くことを願っている。
 
 

予想の反対

2017年10月06日 | 政治
 希望の党代表の小池さんは衆院選に出るか出ないか、本人の否定にもかかわらずいまだ収まっていなし。ある人の予想は「出る」。今、出馬表明すると大きな批判を招く。それを止める手段がある。出馬表明は9日の夕方となる。すると選挙戦に入るからワイドシューはじめとするメディはめったな批判攻撃は選挙妨害となるので慎むしかない、というのが理由。策略にたけた人のようだから9日の暮れを待ってみよう。

 朝から夜まで政治評論家をはじめとして多くの人がコメンテーターとして登場する。しかし、多くが局の取材あるいは新聞報道の解説やそれらの追認が多い。朝から晩まで局を行き来するから、スタッフ情報は入るだろうが、自ら足を使っての取材は無理だろう。だから追認も仕方ないのかもしれないが、それでは無責任だと思う。

 しかし、選挙報道一色で国政の記事はほとんど見当たらない。首相も官房長官も東京を留守にすることができるという。官僚がいれば日本は動く、だから偉いと言われる人らは演説に明け暮れていられるのだろうか。

 選挙戦の予想が文字になったり話に出たりする。候補も確定中、選挙が終わらないのに堂々と予想する。予想は「よそう」と読む、これを反対から読むと「うそよ」となる。コメンテーターなどの「よそう」は世論の誘導になる。反対読みを心して安易な予想は止めよう。小池さん出馬の予想はどうなるか。

リセット

2017年10月04日 | 政治
 「希望の党」の公認候補が発表された。民進党出身が今のところ半数以上、持参金と知名度は新人党員よりはるかに高い。これも新党としては大きなよりどころと思う。それにしても、安保法制や共謀罪、憲法を変えないと活躍した民進党出身者、その理念やこれまでの政治活動を簡単に変えてしまう根性をどう有権者へ説明するのだろう。そんな中で小さいかもしれないが公認辞退、東フア離党などが出ている。また、全く地縁のない選挙区で活動の公認者も多いとか、気の毒に思う。

 立憲民主党を「第2社会党」、希望の党は「第2自民党」、などと呼ぶ人もある。それはこれからの政治活動で結論が出る。報道では前原代表は枝野さんほかを反乱軍呼ばわりしたとあるが、反乱させた責任は全く感じていないのだろうか。選挙前にしっかり説明して欲しい。希望の党代表に包み込まれた、報道で知る限りそう思う。

 「リセットして新党を立ち上げると」小池氏は宣言した。それまで新党立上げ準備してきた2人はどんな気持ちで聞いたのだろう。以降、映像で見る二人に精彩を感じなくなった。男の仕事として手掛けた準備作業を「リセット」されてもついていくのかお二人さん、と聞きたい。確かに、調整出来ないのか進捗のほどはよくなかったように思う。

 自民党は、解散の大義とした消費税の使途変更について、希望の党のアップ凍結に対し勝ち目が薄いと北朝鮮問題を主とするという報道がある。本当ですか、北問題より消費税のほうが日本の将来には重要な事項、選挙のために付いたり離れたりと批判する自民党、解散大義の柱を引っ込めて選挙戦に臨む、よもやそんなことはないでしょう。約束したことは必ず遂げるという街頭演説で聞いた。いやいや、大義をリセットすれば済む話ではあるが。

しっかり反論を

2017年10月01日 | 政治
 解散の大義説明という首相の記者会見を聞きながら思った。似たような内容を米国訪問中に講演されていた。大義の柱になるような重要(?)なことを国民に知らせる前に、いくら米国でとはいえ発言の場が違うのではなかろうか。記者はなぜつかないのだろうか、偉そうな内容を質問するだけではだめで、質す質問をしてほしい。

 大義説明という記者会見、中継を見ながら「これは施政方針演説」の域を出ていない。国会で表明し質疑を経て解散なら形だけはわかる。自分の考えを発表して解散、これでは公平でなく身勝手としか言いようがない。内容は党内にも開示されていなかったとか。

 一方の野党、大義の記者会見に匹敵するくらいの記者会見をしたのだろうか、報道では見ていない。マイクの前で解散について語るべきだ。ぶら下がり取材が報じられるだけでは素手と太刀の喧嘩くらいにしかならない。

 決着はどうなるか分からいが、希望の党の候補者公認発表の遅れ、リベラル派を困らせその出足を遅らせる時間稼ぎとしか見えない。だめならダメと即断し、その結果をもって堂々と選挙戦を戦って欲しいものだ。