清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

半年が過ぎました

2009年09月30日 | 日記
このブログを開設して半年、延べ7,400人の方に訪問いただいた。

どこにも誰にもアドレスを知らせることなく、自分の思うことを書いておこうとはじめたが、いつの間にか多い日は70人を越える訪問者に驚いている。

世に言うブログの力であり思いようによっては驚異でもある。

よく考えて書くこと、これからも気をつけて生きたい。

ご訪問に感謝いたします。

極刑は回避

2009年09月29日 | 社会
長崎市長選挙戦の最中、候補者を拳銃で射殺した事件で1審判決の死刑からから約1年4カ月過ぎた今日、福岡高裁の控訴審判決で死刑から無期に懲役の減刑判決がでた。

裁判長は主文を言い渡した後、被告に対し被害者に謝罪するよう促した。「分かりましたか」という問いに、被告はうなずき裁判長席には一礼したものの、傍聴席の遺族らを見ることもなく法廷を後にしたという。

遺族の気持ちを思えばなんという判決かと素人は思う。選挙と言う民主主義の最たる行為の最中に無抵抗の候補者に対して発砲し、死に至らしめている。高裁判決の中に被害者1名云々の内容がある。1名ならいかなる理由であれ人を危めても良いのか、今回だけでなくいつも感じている。

人の命を奪い冤罪の疑いは全く無い被告に「危めた人数」が刑の決め手になる。命を奪われた人やその遺族の心情は刑のどこに織り込まれているのだろう。

政権奪還はいつ

2009年09月28日 | 政治
日本では選挙による政権交代は初めて。絶対多数の議席をこれまでの野党に与えたのは有権者が考えた結論だった。発足して2週間にも満たないが国際デビューでは一応の評価を得たようだ。

国内においてもこれまでとは違った動きがある。政権が変わったのだから当然で「これが政権交代だ」と印象付ける。これまでの全否定ではなく全見直しからスタートして欲しい。

自民党の新しい総裁が決まった。団結か改革かの総裁選は団結が勝った。谷垣氏の大勝だったが改革支持も3割あった。しかし決まったからにはこの人に託すしかない。明日にも新しい体制を決めたいと話しておられる。どのような布陣になるのか待ちたい。

年金生活者ばかりが集まって茶を飲みながら総選挙の総括。小選挙区からの比例復活はよくない。自民党が大敗したのは庶民へ言うことと実際の政策が乖離していた。公明党が負けたのは庶民の党でなく第2自民党になっていた。

再生自民党が健全野党として活動し、これまでの特権者のための活動でなく国民本位の姿勢を見せるならば政権奪還は遠くない選挙で可能だろう。政治は国民のためにある、これを決して忘れないことだ。

ポイント倍の日

2009年09月27日 | 日記
お客様のお買い上げ金額に見合ったポイントサービス制を市内の大型店はすべて採用している。さらに2倍5倍と日にちや曜日によってサービスポイントがつく。わが家も必要な品物を買うときは特別に加点される日を選ぶことが多い。

そんな日は客足が多く、買い入れる品数も数量も大きくなりレジの待ち時間は普段に比べ数倍かかるときもある。それでも安かった、家計の足しになったと感じることもあるが、絶対金額について検討したことは無い。

今日も来客を見送ったあと家内の希望でポイント2倍のドラッグ店へ行った。日曜日とあって若いお父さんの紙おむつを抱えた姿が多かった。マスクを選択する人も多い。買い上げ制限の張り紙が見える。新型インフルへの警戒は緩んでいない。

健康食品の陳列棚の前や健康ドリンクの無料サービスも賑わっている。薬棚の前で小柄なおばあさんへ若い薬剤師が腰をかがめて説明する光景に出会った。その姿はお店の信用を担っているだけでなく、仕事に誇りを持っているようで頼もしく思えた。

安売りにポイントの追加サービスなどが従前に比べ大幅に増えている。適正な利潤が上がっているのだろうか、と気になることがある。適正な利潤で経営されて始めて地域貢献に役立つ力となる。そんなことを思いながらお店を出た。

事故調の調査委員会

2009年09月26日 | 日記
信じられない、考えられない。地位も名誉も誇れると思うJR福知山線事故調査委員の1人が最終調査報告案をJR西日本へ漏洩していたことが昨日から報道されている。

今日は調査委員会の鉄道部長も報告書の公表前にJR西日本の幹部と複数回接触していたことが報道された。何れも国鉄OBで先輩後輩の関係という。

漏洩や接触についての言い訳をされいるがそれが世間に通用するはずが無い。罰則は無いが漏洩は禁止されているという。それなのに公平であるべき立場を踏みにじり間違いを起こしたのだ。

調査委員会を調査する委員会が必要になる、そんな笑い話にもならないことをした心理を知りたい。航空機や原子力など大きな災害などの時は事故調査委員会が活動する。これまで出された報告書まで疑いたくなる。

何れの関係者も出処進退をきちんとすべきと思う。 

なぜが無いのはなぜ

2009年09月25日 | 報道
A社:「私は谷垣さんを応援します」
B社:「私は統率力という観点から谷垣さんを応援します」
自民党総裁選で誰を支持するかという同じ記者会見のニュース。

はじめにA社も見ていた。「なぜ谷垣さんなのか分からない」と思った。時間差でB社を見た。応援の理由が分かる。A社の関係者はニュースとして視聴者が知りたいことをどう理解しているのだろう。

こんな事例は多い。大臣が○○を視察されました、で終わり。視聴者は視察の目的と内容、出来れば大臣の言葉が知りたい。

視聴者にナゼを思わせないニュースを待っています。

余剰金

2009年09月24日 | 政治
文藝春秋10月号「地方分権こそが霞ヶ関解体の第1歩」という座談会で、片山善博氏(慶応義塾大学教授・前鳥取県知事)がこう語っておられる

前略「金が足りないというが、ほんとうに無駄遣いはないのか。たとえば、年度末には予算の使いきりが行なわれます。余ったお金を何に使おうかと一生懸命考えて、そのために残業するとか、予算の消化を第一義にした無駄な工事を発注するとか、おかしなことが横行しています」

「私が鳥取県知事のときにもそんな慣行があったので、3年かけてやめさせました。そうしたらなんと、余剰金が1年間で200億円近くも出てきた。鳥取県の県税収入が約600億円ですから、驚くべき額です」

自治体には金が無い、よく言われる。が、片山前鳥取県知事のような策が全国で行なわれ、集計してみたらどのくらいの金額になるか、計り知れない余剰金が出てくるのではなかろうか。首長は他県のことでもいい施策は採用する勇気を持って欲しい。

政治の世界では何か起こると口癖のように「透明性・情報開示・説明責任」がつぶやかれるが、つぶやきで終わっている。民主党は野党時代にはこれを崩せなかった。今度は崩さなくても可能になった。実行して欲しい。

「初期の業務目標を完全に達成しかつ余剰金を出した担当者の業務評価を高くする」という制度を急いで導入し、税の無駄使いを1日も早く根絶して欲しい。

シルバーウィーク

2009年09月23日 | 日記
5連休のシルバーウィーク(SW)が終わる。高速道路にそのSAやPA、新幹線に航空機といつもながらの混雑風景がニュースになった。県内の温泉地では連日満室だった、と笑顔で話すの支配人の人のよさそうな顔がよかった。

SWというから敬老の日に関することかと思っていたら、GWの秋バージョンと知って、誰が考え付いたのか遊ぶことへの知恵の働きの素晴らしさに驚いた。つぎのSWは2015年という。

1日は同好会の月例会で学習、1日は新聞社の来宅取材、2日ほどは買物の妻をスーパーへ連れて行く。残りの時間は夏いっぱい働いた簾を仕舞ったり、楽しませてくれた朝顔の整理をしたりと家で過ごした。

家内がそれほど元気でないので遠出することが減った。特に人での多い時期や場所は避けるようにしている。孫も学校が忙しく帰省しない。TV画面で観光地の風景や美味しい食べ物、催しの数々を見せてもらった。液晶とハイビジョンで思わぬ美しい景観は臨場感あふれる思いにさせる。

国連では鳩山総理の演説が素晴らしいと評価された。しかし世界のリーダーとして宣言したと同時に大きな課題も背負った。国民それぞれが知恵と力を出そう。SWが明日の糧になり新政権への支えに連なることを願う。

変わり身

2009年09月22日 | 地方
先日まで米軍再編に伴う空母艦載機部隊の移駐へ協力する姿勢を示していたわが市の首長。鳩山内閣発足直後もそうした態度表明をされていた。ところが「来なければ来ない方がいい」という趣旨の議会答弁をした。

移駐反対の市長の時はすでに決まっている交付金を自民・公明党の政府は支給しなかった。その交付金は移駐とは全く関係ない内容だった。ところが移駐に協力的な市長に代わると自民・公明党の政府は多額の交付金を決定し、すでに交付された。

「来なければ来ない方がいい」これは移駐反対への転換にも思える。政権交代にあわせた変身だろうか。なら、それを新政権に伝えるとともに、ひそかに進んでいる移駐受入れのための諸策を中止すべきだろう。

移駐の見かえりに民空を認め、予算措置も進んでいる。20年も前のデータをもとに民空が完成しても、現在の経済状況や他空港の現状から推察できるのは、いつ運行が止まるかということだ。

せめてもの救いは市長が「移転容認」といわないで「移駐に協力的な姿勢」を示していることだろうか。公明党市議は「移駐反対」で当選した直後「移駐賛成」に変身した。予測したことではあるが、変身するときはよく説明をしなければいけないという常識がないのだろうか。

100日間は

2009年09月21日 | 報道
「未知との遭遇」でスタートした鳩山内閣、報道各社の世論調査によるとその支持率は「高い」と分析している。国民の期待のほどが伺える。

一方で政権への厳しい意見・批判も出始めている。明治維新以来の政治体制を変えるという、ある方は革命ともいわれたが、それを国民は望みそして選んだ。そのための体制作りが先ず先決で、批判はそれからでも遅くない。

米国では新大統領誕生の折には100日間、マスコミはそれへの批判を避けるという。確かにそうだった。政権公約具現化への意見は提言しても、細かな批判は少し先に出来ないのだろうか、と思う。

民主党は体制作りを休むことなく続け、いつまでにそれを終え、本格的な公約実施へ移行するか工程表を示して欲しい。

公約の実施にあたっては見直し・修正の何れも勇気をもって行なって欲しい。3歩進んで1歩下がってもいい。その時、正しい情報公開とそれによる納得できる説明とは一体であることを忘れてはいけない。

100日間は待つ。大改革には苦痛もある。政治主導で開ける日本をまっている。官僚への的確な指示は決して忘れないように。