小雪ちらつく中、いつもの所からいつもの風景。
今日は北の山々さえ見えません…
この風景が見られること、その幸せも感じていただければ…
当たり前のようにある「お城」や「赤い屋根の駅舎」、そして伊賀鉄道の線路等々。
これらも先人たちのお陰でこの風景がある、と思うと、
感謝しつつ、伝えることは数限りなくあるような気がします。
2回目の「語り部養成講座」では、
『伊賀流忍者~その歴史と役割、現代に使える忍びの術~」と題して、
伊賀流忍者博物館学芸員の幸田知春さんの講演です。
座学ですが、興味深いお話だったので70分間はあっという間。
伊賀ってどんなとこ? 山に囲まれ、山麓は深い谷。
(プロジェクター画像ですが、ボヤっとしか見えない図(左)と、
あとで、忍者伝承館へ行った時に見つけた絵図(右))
②昔の都に近い(京都まで約70km、奈良まで約40km)=新しい情報を得やすい
③早くから民衆による自治組織がつくられる⇒伊賀惣国一揆等々
「忍者流忍者」の歴史は?
長くなりそうなのでリンク先などご参考に~~
「座学」終了後は実際に「伊賀流忍者博物館」へ移動。
見学の際の注意事項デス。
『ここから先は忍者屋敷、内部にかくされた「からくり」を探し出し体験してね。
忍者屋敷からくり体験の心得
一、からくりは危険な物である。必ず大人と体験すること。
二、決して乱暴に扱わないこと。
三、順番を守り、他の人と譲り合うこと。
四、からくりに触れる前に手を消毒すること。
五、屋敷で走ったり、刀を振り回さないこと。
六、混雑時は時間を守り、誘導に従うこと。
七、触ってはいけない物を触らないこと。
心得を守り忍者屋敷を楽しむべし。』
さて、実際に現場で説明を受け、先輩たちは静かに見守る。
時折、聞き逃している話に耳を傾けつつ…
裏庭の植物にも目をやりつつ、これは「アオキ」だそうな。
ここは「忍術体験館」、意外と知らない話が多いモノです、
学芸員幸田さんによる施設内説明。さすがとても勉強家でいらっしゃいます。
惹きこむお話と「語り部としてこういう話をされるといいですね」って、
ヒントまで頂けました。
最後に「忍者伝承館」、ここは藤堂藩永倉(元米蔵)を移築した建物。
外に出れば立派な「蔦紋」付きの門。
豊臣時代に焼失した伏見城の「門」だそうで、家康の命を受け我が高虎殿が修理修復し、
「桐紋」を「蔦紋」に変え、ここ伊賀の地に移設された「門」だとか。
どこにあるかぜひ見つけてくださいな。
この門のそばにもうひとつ、珍しいもの発見。
「伊賀笹(イガザサ)」と言います。「クマザサ」ではないのです。
≪昭和6年に上野中学の黒川喬雄氏が発見。
植物学者の牧野富太郎博士の鑑定で「新種と認定」される。
葉の裏側がツルツルなのが特徴です。≫
見つけたら触ってみてください、ほんとにスベスベ、こんなお肌になりたい…
あちこち探してみると意外なところに生えていたりします、
上野公園のある丘陵地帯ってタカラモノがいっぱいかも。
※参考文献「伊賀の郷土史」より、黒川喬雄氏のこと掲載
そして「忍者博物館」の周りには「多羅葉(タラヨウ)」の木もいっぱいあります。
「国の史跡」なので植物など採ってはいけません!
但し、落ちているものはこれにあらず、ですが…
季節によってはなかなか葉は落ちてませんが、
時折落ちてることもあります、その時はチャンスです、運を祈ります。
またまた話が逸れてしまいましたが、
こうやって歩いているといろんなものが見えてくるもの、
教えてもらって初めての発見はとても大事だと思います。
では本日のお勉強会はここまで。
後半戦は「上野高校明治校舎耐震改修工事完了後の一般公開」へ。
今日は北の山々さえ見えません…
この風景が見られること、その幸せも感じていただければ…
当たり前のようにある「お城」や「赤い屋根の駅舎」、そして伊賀鉄道の線路等々。
これらも先人たちのお陰でこの風景がある、と思うと、
感謝しつつ、伝えることは数限りなくあるような気がします。
2回目の「語り部養成講座」では、
『伊賀流忍者~その歴史と役割、現代に使える忍びの術~」と題して、
伊賀流忍者博物館学芸員の幸田知春さんの講演です。
座学ですが、興味深いお話だったので70分間はあっという間。
伊賀ってどんなとこ? 山に囲まれ、山麓は深い谷。
(プロジェクター画像ですが、ボヤっとしか見えない図(左)と、
あとで、忍者伝承館へ行った時に見つけた絵図(右))
②昔の都に近い(京都まで約70km、奈良まで約40km)=新しい情報を得やすい
③早くから民衆による自治組織がつくられる⇒伊賀惣国一揆等々
「忍者流忍者」の歴史は?
長くなりそうなのでリンク先などご参考に~~
「座学」終了後は実際に「伊賀流忍者博物館」へ移動。
見学の際の注意事項デス。
『ここから先は忍者屋敷、内部にかくされた「からくり」を探し出し体験してね。
忍者屋敷からくり体験の心得
一、からくりは危険な物である。必ず大人と体験すること。
二、決して乱暴に扱わないこと。
三、順番を守り、他の人と譲り合うこと。
四、からくりに触れる前に手を消毒すること。
五、屋敷で走ったり、刀を振り回さないこと。
六、混雑時は時間を守り、誘導に従うこと。
七、触ってはいけない物を触らないこと。
心得を守り忍者屋敷を楽しむべし。』
さて、実際に現場で説明を受け、先輩たちは静かに見守る。
時折、聞き逃している話に耳を傾けつつ…
裏庭の植物にも目をやりつつ、これは「アオキ」だそうな。
ここは「忍術体験館」、意外と知らない話が多いモノです、
学芸員幸田さんによる施設内説明。さすがとても勉強家でいらっしゃいます。
惹きこむお話と「語り部としてこういう話をされるといいですね」って、
ヒントまで頂けました。
最後に「忍者伝承館」、ここは藤堂藩永倉(元米蔵)を移築した建物。
外に出れば立派な「蔦紋」付きの門。
豊臣時代に焼失した伏見城の「門」だそうで、家康の命を受け我が高虎殿が修理修復し、
「桐紋」を「蔦紋」に変え、ここ伊賀の地に移設された「門」だとか。
どこにあるかぜひ見つけてくださいな。
この門のそばにもうひとつ、珍しいもの発見。
「伊賀笹(イガザサ)」と言います。「クマザサ」ではないのです。
≪昭和6年に上野中学の黒川喬雄氏が発見。
植物学者の牧野富太郎博士の鑑定で「新種と認定」される。
葉の裏側がツルツルなのが特徴です。≫
見つけたら触ってみてください、ほんとにスベスベ、こんなお肌になりたい…
あちこち探してみると意外なところに生えていたりします、
上野公園のある丘陵地帯ってタカラモノがいっぱいかも。
※参考文献「伊賀の郷土史」より、黒川喬雄氏のこと掲載
そして「忍者博物館」の周りには「多羅葉(タラヨウ)」の木もいっぱいあります。
「国の史跡」なので植物など採ってはいけません!
但し、落ちているものはこれにあらず、ですが…
季節によってはなかなか葉は落ちてませんが、
時折落ちてることもあります、その時はチャンスです、運を祈ります。
またまた話が逸れてしまいましたが、
こうやって歩いているといろんなものが見えてくるもの、
教えてもらって初めての発見はとても大事だと思います。
では本日のお勉強会はここまで。
後半戦は「上野高校明治校舎耐震改修工事完了後の一般公開」へ。