「リバーパーク真見」~初訪問「君ケ野ダム」、水の流れは伊勢湾。その2 そして長野隧道伊賀側へ。

2024-06-13 00:39:12 | 花や風景など
情報をいろいろ調べれば「桜の頃」がいいとか、「紅葉も綺麗」とか、
この目で確かめたくて「今は新緑、グリーングラデーション」の様子を見るつもりで…
ダムへの進入路途中でかわいく「放流」、という言い方が正しいかどうかは??ですが💦
君ケ野ダム
  
昭和47年3月24日竣工のダムだそうで、なんだか勇壮さを感じます。

    
堤体を渡り、真ん中で
   

  
ダムの先にはこれから行くはずの美杉竹原辺りか、
川、道路が見え、所々名松線も傍を走っているはず…
堤体を渡り切ったのでその先の展望台へ、と思ったら通行止めで上には上がれず💦
では、レークサイド君ケ野へ。
お食事の準備は今日はできませんが、中で(持ち込みで)食べていただいてもいいですよ、と
お茶まで出していただきゆっくり休ませていただきました、ご親切に感謝です。
そのレークサイドから見た新緑グラデーション…
  

  

目に優しい緑をいっぱい見て、君ケ野ダムを後にします。(ダムカードいただくの忘れました💦💦)
雲出川沿いに県道15号線、平行に走る名松線鉄路を横に見つつ奥津駅に向かいます。

さて、ここは名松線終点&松阪行き始発「奥津駅」。
 
ここ奥津駅まで名松線が延伸したのは昭和10年(1935)12月10日、
当時は松阪から蒸気機関車が客車を牽引して来ており、
折り返し松阪行きになる列車になる前に蒸気機関車に給水をしていたそうです。
右)JR名松線ミニ写真集より

駅建物を共有している観光案内交流施設「ひだまり」で少しお話を聞いてました。
そこで「いつの日か『名松線』の旅をしたいと思っているんです」と伝えると、
スタッフの方が「ぜひ『家城駅』と『奥津駅』の往復をおススメします」と。
名松線は単線なので、家城駅で対向待ち時間が20分あります。
その間、ゆっくり景色を見られたらいいと思いますよ、とのこと。
そう、前回にお伝えした「リバーパーク真見」や「家城ライン」「疎水百選川口井水」のあるところ。
友と相談していつかは乗ってみたい「名松線」かな。

できることなら列車が来ないかと気にしつつ、助手席で渓谷美を愉しむ…
 
帰宅してからgoogle mapで調べると「比津駅」近くの渓谷と鉄橋でした、


帰り道、同じ道の往復だったので、ちょっと余裕を持って景色を眺めていました。
ココの景色がいいから止まってとか、ずい分ワガママなことを言いました💦
「君ケ野ダム」を遠目に見つつ、長野峠に向かいます。
  
右)JR名松線ミニ写真集より

本日(6/9)最終寄り道先は、ココ。
芭蕉句碑/猿蓑塚」から1.3㎞ほど旧長野峠道を進みます。
昭和時代よく走っていた道とはいえ、今は昔のその姿、
見てもいいものかどうか少し悩みつつ、でも好奇心が勝つ。

昭和14年開通の「長野隧道」。(時代と共に姿を変えてきた「伊賀街道」)

隧道(=トンネル)が出来た頃の喜びが伝わるような気もしないわけではないのですが、
一人では来れない場所かもしれません…
   
大山田阿波地区の人々にとっては念願のトンネルだったと記録は語りますが…
 
左)大山田百選より
右)街道いまむかし(1989-1990読売新聞伊賀街道記事集)より

峠を越えるということは分水嶺も通ってきたわけで、
伊賀の国の川は大阪湾へ、
伊勢の国の川は伊勢湾へ、
その境の伊賀の峠を二つ、青山峠と長野峠。
川の流れが違うので、名松線沿いの県道を走っていても方向が狂いがちになりました💦
ワタシが方向音痴だけなのか、見慣れた流れではないせいか、よくわかりませんが、
何かが違うということを感じるそんな感慨深い旅になりました。

長野峠を伊賀側へ下りつつ「水の流れ」にホッとしたものです。
こういう気持ちを郷愁というのかどうか適当な言葉が出てきませんが、
ワタシの故郷はやっぱりココ、落ち着く場所、
芭蕉さんも何度この山の峠道を通ったことか…
俳句でも一句、とはいきませんでした。

では、また。
コメント (2)
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