東京現代美術館で開催されているこの展覧会にでかけてきました。
夏休みを避け、ゆっくり、と思いましたが、大人から子供まで,沢山の人が訪れていました。
幼いころ、夜、テレビの前に陣取って、ウオルトおじさんが出てくる画面に釘付けでした。
白黒?だったのかもしれませんが、デイズニ-ワールドは、虹色に輝く、夢の世界でした。
映画館にも連れて行ってもらいました。
「罠にかかったパパとママ」。
「難破船」などはハラハラドキドキの大アドベンチャームービーでした。
時々、スピルバーグの映画を観ていて、あれ、デイズニ-のあの映画で観たのと同じだ、と思ってにやっとすることもあります。色々な人が影響を受けているんですね。
そんな子供が大人になって、「白雪姫」「眠れる森の美女」等々のアニメーションを見ては、それらが第2次世界大戦の前後に作られたものだと知って、驚愕したものです。
子供が生まれて、何度か出かけた東京デイズニ-ランドでは、誰もが、瞳をキラキラさせて、通勤電車の中では絶対に見ることの出来ない、良い笑顔をしていることに、気付きました。
物語りの先を知るようになった今でも(必ずしもめでたしめでたしではない?)、デイズニ-のアニメーションや、映画を見ていると思わず顔全部がにこーっとしてしまう自分に、気付いてしまいます。
今回の展示会は、背景画やセルのオリジナルが600点以上も展示されています。
特に、目を奪われたのは背景画、コンセプトアートのオリジナルです。
アニメーションを見ている時には気付かなかった、絵画としての完成された美しさに魅了されました。
かの、宮崎駿氏や高畑勲氏も、多感な少年時代に開かれた(45年前)、東京三越でのデイズニ-展示会を見たことで、大きなショックと影響を受けたそうです。
愛らしいダンボやバンビの表情は、本物の赤ちゃんをモデルにデッサンを重ねたり。
ハリウッドの一流の俳優に実際に演じてもらったものをデッサンにおこし、それをアニメーションに描き写したり。
その手法は常に斬新で、美しい作品を作り出すためにはデイズニ-やア-テイスト達は挑戦をし続けていたそうです。
彼等の作り出した、夢のような作品を目の当たりにして、本当に幸せな時間を過ごすことが出来ました。
スーベニールショップには、普段手に入らないようなきれいな絵葉書などのグッズが沢山ならべられていました。
DVDを借りて、オーロラ姫やバンビに、もう一度会いたくなりました。
でも、ほんとは映画館の大きな画面で観てみたいなあ。
9月24日までです。
東京現代美術館のHP
http://www.mot-art-museum.jp/