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しあわせな生き方のつくりかた

自然素材、国産木材にこだわっている女性設計家が、建築、環境、健康、子育てを通してしあわせに生きる答えを探します。

明日はクリスマスイヴですね。

2006-12-23 23:10:38 | 平和

今年のクリスマスは、久しぶりに娘が家にいるというので、ちょっと懐かしい家族のパーテイーをしようと思い立ちました。
忙しい年末ですが、今晩の内に料理の下ごしらえを終えて、明日は一日、母と叔母さん孝行をしたいと思っています。

小さな頃から、叔母の家では、クリスマスツリーの回りに沢山のプレゼントが並び、それぞれが家族のために手作りしたものなどをこっそりと準備して、おいておくのです。

小学生の私にとって、その夜の従姉妹達とのゲームや笑い声が今でも深く残っています。
長い間そんな風に集まることがなかった叔母の家に集まることにしたのは、実は私自身のためなのでしょう。
楽しかったあのころの温もりを今度はお返しできないものかしら、と。

皆、年をとり、すでに叔父は他界しました。
叔母も母もすでに80台の半ばを迎えました。

感謝の気持ちを込めて、今年は暖かなクリスマスにしましょう。

夜は、教会にでかけて聖歌を歌い、回り中の人達とあいさつを交わすのです。

あなたに、

MERRY CHRISTMAS!
MERRY CHRISTMAS!


フォスタープランって知っていますか?

2006-12-22 00:29:11 | 平和

1年程前に、友人から声をかけてもらったことがきっかけで、私もメンバーの一人になりました。

世界中で、子供達の命が危険にさらされています。
日本では当たり前のようにある、水が飲めずに苦しんでいます。
日本では毎日何トンという食料が捨てられているというのに、飢えで死んで行く子供達がいます。
知識やお金がないために、野放しにされたエイズ患者たちの孤児たち。
ストリートチルドレン、ゴミ捨て場で働く子供達。
地震や災害の被害者達。
ここにいて、何が出来るんだろうと、途方に暮れてしまいます。

日本フォスタープラン協会は、そんな境遇にある世界中の子供達のために、市民レベルの経済的援助を行っている財団法人です。

例えば、一人どれくらいの費用が出せるのか、一人では大変なのであれば、友人達とグループを作って、協力者になります。
すると、協会から、この国の何才の少女、叉は少年のマオフーとして登録されましたと連絡がきます。どんな年令の男の子か女の子かを希望することもできるそうです。

彼等が、一定の年令になるまで、その子供をチャイルドとして援助することになります。その間、手紙のやりとりや彼等を取り巻く状況の報告などを現地のスタッフから教えてもらう事ができます。
私達は、ネパールに住む18才の少年のマオフーとしてしばらくの間、関わらせてもらう事ができました。

直接、チャイルドの家族や、彼本人にお金を渡すのではなく、彼等が住む地域の整備や教育の援助に使われるのですが、個人対個人としての繋がりをもつことができるので、なんとなく漠然と寄付をするという方法よりももっと身近な関わり合いがもてるので楽しいのです。

夏には彼から、お手紙ももらいましたし、私達も友人達みんなが写真や手紙を送りました。
プレゼントなどを送ることは禁止されています。なぜなら、チャイルドではない子供達との格差を作らないために、と。
特別な扱いとしてはいけない、ということなのですね。

もうすぐ、クリスマスがやってきます。

自分達だけのためではなく、遠い国に住む子供達のしあわせのためにも祈りを捧げたいと思っています。
クリスマスリストに、世界の子供達に平和を、と歌っている平原綾香さんの歌がとても素敵です。

日本フォスタープラン協会
http://www.plan-japan.org/home/

12月8日は ジョン・レノンの命日です。

2006-12-08 18:20:20 | 平和

12月8日、今日は日本が真珠湾攻撃をしかけ、第二次世界大戦のはじまり、とされた日です。
真実は、いろいろあるようですが、まぎれも無く、日本人が戦いに巻き込まれていったきっかけとなった日、です。

そして、私にとって、もっと身近な記憶として、あのジョン・レノンがニューヨークの自宅アパートの前で銃弾に倒れた日なのです。

26年前の今夜、子供を寝かせるために(多分9時ころでした。)私は、布団をひいていました。
FMラジオの緊急ニュースで流れて来たのは、突然の襲撃、そしてジョンの死亡を伝えるものでした。
それほどの大ファン、ということもなかったにも関わらず、それはショックな知らせでした。
当時、すでに平和運動の象徴のような存在になりつつあった彼の死は、あまりにも大きな損失と思われました。

2001.9.11以降のピースウオークでも、どれくらいの人がIMAJIN や GIVE PEACE A CHANCEを歌ったことでしょう。

信じられます?
もう26年前に亡くなった人、ということが?

北山耕平氏のブログに紹介されていたので、すぐに開いてみました。
ジョン&ヨーコの映像をみることができます。
カナダでのBED IN DOCUMENTです。50分以上の長篇です。

英語のみです。
興味がある方は是非。

John Lennon on Peace
http://www.veoh.com/videoDetails.html?v=e161196jA3xJAg5


祈り

2006-12-02 00:58:27 | 平和

今年最後の月に入った今日、再びap bandのto Uを聴きました。
世界中で起こっていること、全てを自分のことのように苦しみ、嘆いていくことは出来ません。
そんなことをしたら、心が張り裂けてしまうでしょう。

平和を願うピースウオークや、シュプレヒコールをあげる、デモも、今はあまり行われることがなくなってしまいました。

国民がぼーっとしている間に、教育基本法が可決されました。
早速、不適格な教員は解雇、というような恐ろしい提案が出され始めました。
あまり大きな抵抗もなく、防衛庁が防衛省になりました。
今度は、共謀罪です。

後10年先、ではないかもしれません。
でも、その先は?
愛する人を戦いで失うような、そんな日がまた再びこの国にこないように、
恐ろしい流れに押し流されないように、子供達になんと教えていけばよいでしょう?

食べ物の自給率、建築資材の自給率、エネルギーの自給率。
今、日本は殆どが輸入に頼っている状況です。

おいしい作物を作ることが出来る土地が、耕す人を失って、荒れ放題になっています。
無計画な国の林業政策によって、杉、桧はまるで悪者のように扱われ、また林業に従事するものが育たず、山は荒れ果てています。

エネルギーがない?
太陽や海、風は日本人の生活を賄うことは出来ませんか?
素晴らしい技術力をもってすれば、簡単なことのはずです。

でも、この国が進めようとしているのは、原子力です。

六ヶ所の燃料再処理施設はすでに稼動を始めています。
北海道、青森の海は放射能で汚され、取り返しがつきません。
それは、遠く外国のことではありません。

大丈夫、水は自給出来るから。

ほんとうにそうでしょうか?
実は、日本にある各地の湧水の水利権を海外の企業が少しずつ買い取り始めているということ。

何もかもが自分達の思うようになら無くなった時、私達はなにをすることになるのでしょう。

STOP ROKKASYOのサイト
http://stop-rokkasho.org/index.html

北山耕平氏のNATIVE HEART

2006-10-04 16:53:18 | 平和
私は、高校生くらいの頃から、ネイテイブアメリカンの生活や精神になぜか強い興味を持っていました。
彼等は、大地、空、水、樹、すべてのものたちに命が宿ることを信じ、神としてそれらを敬い、守ってきました。
それは、先住民として今いる多くの民族の中に、静かに伝わっている共通した心のあり方のようでもあります。

私有することよりも、共有する。人ばかりではなく、自然や動物に対しても。
搾取をしない、そういう人々の生きる知恵に敬意を払わずに、地球の未来はないのではないか、とさえ思えます。

北山氏は、実際に彼等と生活を共にし、SMILING CLOUDという素敵なインデイアンネームをもっています。数多くの執筆活動や講演を通して、ネイテイブアメリカンのことを紹介してくれている人です。

彼の今日のブログに紹介されていたのは、原爆から身を守る方法を子供達に説いた、アメリカ政府製作のビデオです。1950年製作といいますから、すでに広島・長崎を経験しているにも関わらず、こんなおそまつな教育をしていたのが本当だとすれば、市民を愚ろうしているとしか思えません。

安全な核実験?北朝鮮の子供達は、本当に大丈夫なのでしょうか?

もちろん、世界中で使われている劣化ウラン弾による被害者、核実験や原発近辺の住民達は?
他人事ではない、原子力の脅威。だからこそ、今なにが出来る?

身体をすぼめて、頭を隠せ

北山耕平氏のブログ
http://native.way-nifty.com/native_heart/

木登りしてますか?

2006-09-24 16:51:05 | 平和

最近、航空公園が好きで時々お散歩にでかけます。
週日は、のんびり犬の散歩をさせている老人や、赤ちゃん連れの若いお母さん達の憩いの場所として。
週末は、家族や友達連れの人達が、お弁当を広げて楽し気に語っていたり。
公園は、どんな人も、すうっと、顔の緊張がほどけています。

広場の高台に何本もの大きな枝を広げた、樹木がありました。
普段、高圧鉄塔や、変圧器のそばで暮しているので、時々「木」のエネルギーを分けてもらいに行くのです。
見上げると、ちょうど良い高さに枝がのびていて、木登りしていいよ、と語りかけてくれているようでした。
でも、いい年をしたおばさんが、公衆の面前で木登りしていて、叱られちゃったら、かっこ悪いなあ、と、理性を働かせて諦めました。
ただ、幹に抱きつくだけで我慢しました。(それだって、充分あやしい?)

今日、同じ場所に行ってみたら、先を越されていました。
思わず、写真を撮らせてもらいました。

うらやましいです。

いつから、木登りしていないかなあ。
ツリーハウスに憧れていた、小さなころ(今でも変わらないかもしれません。)は登れる木があれば、すいすいと。
日常の目の高さから少し違う視点で世界が見える。
そんな気持ちの良い時間を忘れているなあって、思います。

そういえば、昔住んでいた家は、2階の窓から屋根に登ることが出来ましたっけ。
危ない!と、言われることもなく、小言を言われた後などに、そっと屋根の上に寝転んで、雲を眺めていたこと、思い出しました。
そんなことが、出来る家、楽しいのだけれど・・・。

木登りできる家、どなたか設計させてくださいませんか?


 911  5年目の真実とは?

2006-09-12 08:33:35 | 平和
謎だらけの5年前のあの出来事は、今だに真実を明かされることがありません。

あれから、世界中が大きく負の方向に引っ張られている中、日本も自衛隊の海外派兵に始まり、今は憲法9条の改正が必要という流れになりつつあります。

敗戦国であった日本が、外国から押し付けられた憲法を,そろそろ自分達のものに作り替える必要がある、という言い方には、妙に説得力があるように思えるかもしれませんが、それをいう政治家の裏には、日本の軍事力を利用したい、アメリカの圧力がある、ということを忘れてはいけないのです。

以前紹介した「日本人の知らないおそろしい真実」のブログには、世界を動かす、一握りの人間の思惑が語られています。
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060801

911をテロ、と言う人、自作自演、という人。
様々な疑問を残したまま、5年の月日が流れ、イラクやアフガニスタンでは未だに、人々の命が失われています。
テロ根絶、という誓いの元に。

日本で、「911真相究明国際会議」という企画があります。
果たして、謎はとけるでしょうか?
戦いの火を消すことができるでしょうか?

http://911.globalpeace.jp/911TICJ/Japanese.html

デイズニ-・アート展

2006-09-08 22:49:46 | 平和
東京現代美術館で開催されているこの展覧会にでかけてきました。
夏休みを避け、ゆっくり、と思いましたが、大人から子供まで,沢山の人が訪れていました。

幼いころ、夜、テレビの前に陣取って、ウオルトおじさんが出てくる画面に釘付けでした。
白黒?だったのかもしれませんが、デイズニ-ワールドは、虹色に輝く、夢の世界でした。
映画館にも連れて行ってもらいました。
「罠にかかったパパとママ」。
「難破船」などはハラハラドキドキの大アドベンチャームービーでした。
時々、スピルバーグの映画を観ていて、あれ、デイズニ-のあの映画で観たのと同じだ、と思ってにやっとすることもあります。色々な人が影響を受けているんですね。

そんな子供が大人になって、「白雪姫」「眠れる森の美女」等々のアニメーションを見ては、それらが第2次世界大戦の前後に作られたものだと知って、驚愕したものです。
子供が生まれて、何度か出かけた東京デイズニ-ランドでは、誰もが、瞳をキラキラさせて、通勤電車の中では絶対に見ることの出来ない、良い笑顔をしていることに、気付きました。

物語りの先を知るようになった今でも(必ずしもめでたしめでたしではない?)、デイズニ-のアニメーションや、映画を見ていると思わず顔全部がにこーっとしてしまう自分に、気付いてしまいます。

今回の展示会は、背景画やセルのオリジナルが600点以上も展示されています。
特に、目を奪われたのは背景画、コンセプトアートのオリジナルです。
アニメーションを見ている時には気付かなかった、絵画としての完成された美しさに魅了されました。
かの、宮崎駿氏や高畑勲氏も、多感な少年時代に開かれた(45年前)、東京三越でのデイズニ-展示会を見たことで、大きなショックと影響を受けたそうです。

愛らしいダンボやバンビの表情は、本物の赤ちゃんをモデルにデッサンを重ねたり。
ハリウッドの一流の俳優に実際に演じてもらったものをデッサンにおこし、それをアニメーションに描き写したり。
その手法は常に斬新で、美しい作品を作り出すためにはデイズニ-やア-テイスト達は挑戦をし続けていたそうです。
彼等の作り出した、夢のような作品を目の当たりにして、本当に幸せな時間を過ごすことが出来ました。

スーベニールショップには、普段手に入らないようなきれいな絵葉書などのグッズが沢山ならべられていました。

DVDを借りて、オーロラ姫やバンビに、もう一度会いたくなりました。
でも、ほんとは映画館の大きな画面で観てみたいなあ。

9月24日までです。

東京現代美術館のHP
http://www.mot-art-museum.jp/

手作り太陽光発電システム・組立講座

2006-08-25 11:14:02 | 平和
 
今、世界中で起こっているエネルギー奪取のための争いを、どんな形でも良いから、なくす方向に変えることはできないだろうか?

もちろん、地球の温暖化だって問題です。

でも、それはとても大きな課題で、私一人の力ではなんともしようがない。そんな風に諦めてしまいそうになります。
でも、太陽の力や自然の力を使わせてもらうことで、少しは未来が明るくならないだろうか。
そんな風に考えて、住宅設計の際、お客様にご提案をしたりします。
そんな時に、いつも相談にのってもらっている所があります。

埼玉県小川町にある、エルガさん。

ソーラーシステムの設置などを行う会社です。
自然エネルギーの推進のために、様々な取り組み、啓蒙活動、そして、インドネシアへの手作りソーラーシステムの設置を行う、国際協力NGO ソーラーネットの運営も行っています。

来る、9月9日(土)に、エルガの主宰者である、桜井薫氏が、ソーラーパネルの手作り講習会を開きます。
高いお金を出さなければ、システム化出来ない、と思いがちなソーラー発電ですが、小さな液晶などのパーツがあれば、企業の製品を購入しなくても、自分達で組み立てることができる、ということは、なんだか楽しいですね。
この小さなパネルを使って、池のポンプを動かしたり、雨水タンクから庭散水をしたり、システムが作れます。

その第一歩が、今回のような講座です。
詳しいことは、サイトをご覧になってください。
国際協力NGO ソーラーネット
http://solar_net.at.infoseek.co.jp/

技術や、材料を囲い込みことで、利益を追求している一般の企業とは違い、少しでも多くの人に自然エネルギーを使ってほしいと願っている、頼りになる所です。

エルガのサイト
http://www.erga.jp/

エルガのブログ
http://erga.jugem.cc/





http://solar_net.at.infoseek.co.jp/エルガのブログ

Puujee-プージェー 再び上映決定!

2006-08-24 09:55:20 | 平和
友人の監督したドキュメント映画の再上映が決定しました。
「Puujee」プージェーです。

先日、フジテレビで放映された新グレートジャーニーの関野吉晴氏が、旅の途中で出逢った、モンゴルの少女のお話です。詳しいことは、過去記事に書いていますので、お読み下さい。
http://blog.goo.ne.jp/sedonahopi/e/154c4b20da8f2cf56586645f8e209a73

大好評で、ポレポレ東中野でのアンコール上映が決りました。
10月14日(土)~11月3日(金)の3週間です。
ポレポレ東中野HP
http://www.mmjp.or.jp/pole2/news.htm

★グレートジャーニー写真パネル展示
 期間:2006年8月1日(火)~8月31日(木)
 会場:リブロブックス池袋本店 西武百貨店イルムス館B1階
 お問い合せ:リブロブックス池袋本店 児童書コーナー
 TEL:03-5949-2945

★モンゴルの草原の調べ
  「プージェー」上映会と馬頭琴の演奏会
  9月24日(日)18:30開場 19:00開演
  梅が丘パークホール(小田急線梅が丘駅北口出口より徒歩1分)

 19:00 第一部 「プージェー」上映 110分
 20:50~21:00 休憩
 21:05 第2部 馬頭琴演奏会とトークショー
 21:50 終了予定
 トークショー 探検家・関野吉晴、山田和也監督
 馬頭琴演奏 バトエルデネ

 前売2000円/当日2200円/下高井戸シネマ会員1800円
 限定120名様
 詳しいことは、Puujee公式サイトへ
 http://puujee.info/index.htm


 http://puujee.info/index.htm

新グレートジャーニー

2006-08-13 00:15:39 | 平和
ついこのあいだ、グレートジャーニー全巻を見終わったと思ったら、関野さんは、再び新しい旅を始めていました。

人類が日本へやってきた道。その北方ルートを辿る旅でした。

私が最近、グレートジャーニーを見る時に必ずすることがあります。
日付けがでてきますよね。
その同じ日、私がその時何をしていたか、を考えるのです。
大概、はっきりとは思い出せません。
2005年の8月11日、関野さんが稚内を目指して、カヌーのオールを握り、苦痛に絶えながら海の上を進んでいた時、私はなにをしていただろう、と。
反対に、今こうして、パソコンの前でブログを書いている、この同じ時間に、もしかしたら、関野さんは自転車や馬の背中で草原の空気を吸っているのかもしれない。そう思うと、なんだか幸せな気持ちになるのです。

初めて読んだ、星野道夫の文章に影響されているかもしれません。
アラスカの写真を見てから、いつかそこへ行くことを夢見た星野少年は、中学生の時、混んだ電車に揺られながら、今も広大なアラスカの大地に熊の親子が悠然と歩いている山がある、と思うだけで嬉しかった、というようなことを書いていました。
同じ時間を生きている、他の場所、他の生き物。
心を飛ばすことで、今のつらい出来事が、少し違う角度から見ることができる。
そんな風にも、思えるのです。

この数日、星野さんと関野さんのことがぐうっと近付いてきて、同じつながりの中で、この二人が出逢うことになるのだろう、と予感しています。

探検がしたい訳ではない、それでも関野さんの旅に心惹かれている私です。

★グレートジャーニー写真パネル展示
 期間:2006年8月1日(火)~8月31日(木)
 会場:リブロブックス池袋本店 西武百貨店イルムス館B1階
 お問い合せ:リブロブックス池袋本店 児童書コーナー TEL:03-5949-2945

星野道夫のトーテムポール

2006-08-12 15:44:25 | 平和
昨日、楽しみにしていたイベントに参加してきました。

星野道夫と交流のあった龍村仁氏のお話、アラスカからボブ・サム氏のワタリガラスの物語り。
女優の山口智子さんは、ろうそくを灯して、彼の文章を朗読してくれました。

なにより、嬉しかったのは、テレビの番組を作るために受けていたインタビューで星野氏の生の声や姿を、沢山見ることができたことです。

星野氏の文章を読んだことがある人なら、分かっていただけるでしょうけれど、落ち着いた、暖かい音の言葉達を、ゆっくりと送りだしてくれていました。
語る、というよりも乗せる、という感じでしょうか。
それを、受け取る時、すうーっと身体に染み込んでいくような気がしてしまうのですね。

亡くなったのちも、各地で行われる写真展は、いつでもどこでも大盛況だそうです。

まったく、会ったことのないその人を想い、会場にいる人の多くが、彼のエピソードを聞きながら、泣いているのです。

本当に、不思議な人。

ボブ・サムは、アラスカでであった、星野氏の大切な友人です。

ミチオを想う沢山の人のためにも、アラスカの民と日本の民をつなぐためにも、是非、ミチオのトーテムポールを立てたい、という意志を伝えていました。

アラスカの人々にとって、トーテムポールはとても大きな意味を持つものです。

墓標とも違いますし、銅像のような物とも違います。

本当に大切なものたちのために作られる、記念のシンボル。
ミチオがアラスカに残した、沢山の足跡や友との絆。
つなぎとめたい、と願うのは、ボブだけではないのです。

でも、そんな流れを、星野氏は多分、とてもはにかみながら、空の上からながめているような気もします。

もしも、まだ一度も星野氏の文章を読んだことがないのならば、どうぞお試しください。
ちょっとだけでも、心が休まります。

写真をみたことがなければ、どうぞ写真集を眺めて下さい。
ほんの少し、やさしい気持ちになれますから。

図書館には沢山の、星野道夫の目が捉えた美しい写真集が置いてあります。
子供達と一緒に、写真や文章を楽しんでほしいです。

なぜ、こんなに懐かしいのか。
なぜ、こんなにうれしいのか。
星野道夫の身体を去った、彼の魂に、出逢いたいと願っています。

今、銀座松屋で、星野道夫写真展「星のような物語」が8月14日まで開催中です。
http://www.matsuya.com/ginza/topics/0814e_hoshino/index.html

写真は、スイッチパブリッシング発行の、coyote 2004年10月の星野道夫特集の表紙です。

8月6 日 今日は広島の61回目の原爆記念日です。

2006-08-07 00:45:59 | 平和
数年前に、長崎を訪れた時(長崎には8月9日に原爆が落されました。)、長崎原爆資料館を訪ねました。
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/na-bomb/museum/

大切な家族や友人、知人を失った方達、ご自身も大きな被害を受けられた方達、などなど沢山の人々がビデオの中で、語っていました。
すでに、十数年が過ぎた撮影のその時ですら、彼等は失った人を想い、当時の凄まじい光景を思い出し、涙を流していました。

夜のNHKの番組では、劣化ウラン弾に関する内部告発者を追ったドキュメントを放送していました。

核廃棄物を使って、最強の破壊力を持つ、もっとも安価で、効率の良い兵器なのだ、と開発した技術者は、首をすくめて見せました。

アメリカは、自国の兵士、その家族にも影響が出ているにも関わらず、いまもって、放射能汚染との因果関係を認めようとはしていないそうです。

告発者は、劣化ウラン弾の調査を行った人物であり、正式な報告をしたにも関わらず、軍はその記録を伏せて、データをでっちあげて、報告をしているというのです。放射能汚染の危険は、極めて稀である、と。
誰を守り、誰のための戦争なのか。

今、日本には大手を振って、原子空母が停泊しているのでしょう?
今、日本には、大量のミサイルや、高額な軍事設備が配備されているのでしょう?

また、日本の高度な技術は、軍事のための技術輸出が盛んなのでしょう?

日本の中で、戦争体験を持つ残り少ない人々から、過去の過ちについて教えを乞わなければ、再び、愛する人を戦場に送らなくてはならない、そんな時代を平気で作ってしまいかねません。

埼玉県に移住したころ、よく訪ねた所に、丸木美術館、と言う所があります。
丸木位里先生、丸木 俊先生、お二人が、広島の原爆の図や、アウシュビッツの図、水俣の図、など、人間のおろかさをつよいメッセージとともに、描かれた、数多くの作品が展示されています。

以前は、県内の中学校、高校などから、バスをしたてて、多くの学生が訪れていました。
ところが、ここ数年、来館者の数も減り続けているといいます。

ここにくると、子供達の中には、怖い、という気持ちを持つようなのですが、
それこそが、大切な感覚だと思います。

小学校の高学年以上の子供達なら、充分に、そこに描かれている有り様を理解することが出来るでしょう。

この夏休み、東松山市にあるこの美術館を訪ねてみてはいかがでしょう?

戦争を知らない私達でも、それぞれの子供達と話しをすること。

テレビの中で黒煙を上げて燃え上がる、映像のその中で、命がこともなげに奪われているのだ、ということを伝えていくことは、この敗戦記念日を迎える8月にこそ、大切なことだと思います。

丸木美術館サイト
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/



星野道夫の贈り物

2006-08-01 21:18:16 | 平和
私が大好きな人の中に、星野道夫氏がいます。
実は、その存在を知ったのは、彼がカムチャツカで熊に襲われて亡くなった後のことでした。
友人が貸してくれた1冊の本には、やさしい眼差しを向けた、美しい写真が載っていました。

開いて、その文章を読み始めた時、涙がとまらないのでした。
感動的なドラマが語られているわけでもなく、悲しい物語でもないのに、なぜか。
懐かしい人に会った、そんな感じです。

長い間会わずにいた、魂の友に、時の波を越えて、ようやく出会えた、そんな感じでした。

子供のための動物達を撮った写真集や、アラスカの一連の写真集など、素晴らしい数々のものを残してくれました。
そして、また、彼の、人との繋がりから生まれた様々な交流が、自然の描写とともに、書き留められた文章が、沢山出版されています。

ある時の写真展で、立ち止まったもの。
あか、むらさき、き、だいだい。あお。
低く浮かぶ雲に映る、太陽の光り。
きっと、この朝日の前で、彼は泣いていた。

そんな直感がしたのでした。

亡くなった後も、奥様の協力を得て、各地で写真展が開かれています。特に、生まれ故郷である」市川市では、毎年のように行われているようです。
今年は、星野氏が亡くなられて10年。
記念のイベントが行われます。

8月11日、12日。
お台場の科学未来館で、トークショーや、朗読、そしてアラスカの友、
ボブ・サム氏の昔がたりもあるのです。
科学未来館のサイト
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/event/2006/0812_plan_01.html
星野道夫のHP
http://www.michio-hoshino.com/

日本人が知らない恐るべき真実

2006-08-01 20:37:23 | 平和
すごいブログがあるのです。

日本人が知らない恐るべき真実。

これが、このブログのタイトルです。

地球規模で、経済を考察し、グローバル化される各国の現状を憂い、なりよりも日本人の危機を、静かな口調の中にも、叫び続けています。

昨年8月から始まった、彼のブログ、是非、始めからお読み下さい。

知らされることがあまりも、一方的で、いかに、私達市民が、知るチャンスを奪われているのか、目の当たりにされることと思います。

アクセスをして1冊の本を読みはじめる覚悟で開いてみて下さい。

http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060801