しあわせな生き方のつくりかた

自然素材、国産木材にこだわっている女性設計家が、建築、環境、健康、子育てを通してしあわせに生きる答えを探します。

グレートジャーニー

2006-06-23 11:13:08 | 平和
以前、紹介している映画「Puujee」 http://puujee.info/
は、10数年前からフジテレビで放送されていたドキュメンタリー「グレートジャーニー」の旅の中で、探検家関野吉晴氏が、出逢った一人の少女のお話でした。

さかのぼって、「グレートジャーニー」が見てみたくなって、#6までを見ることができました。
時々、はオンエアされていた番組を見ていたものの、始めからの流れを見るのは初めてでした。

学生時代から、南米を訪れていた関野氏にとっての旅は、決して素通りするだけのものではない。そこがすごい所です。
テレビで放送はされたけれど、もともとは関野氏の冒険。そこが他のものとは全く違う所です。
旅をする中で出逢う人のために、何かできることはないか、それで、医師になったというすごい人です。

関野氏のHP http://www.sekino.info/
を見ると、日本各地で講演をしています。

Puujeeを見ているだけでは分からなかった、関野氏の直接お話をきいてみたくなりました。
ポラポレ東中野で、監督山田和也氏、関野氏のトークイベントも開かれます。
上映前トーク    Puujee製作委員会より
6月24日(土)15:20から
       17:40から  山田監督
6月25日(日)10:20から
      13:00から   山田監督

7月1日(土)15:20-から  関野吉晴さん
7月2日(日)15:20から   関野吉晴さん

(ゲスト対談)
7月1日から7月7日まで
  毎日最終回(17時40分上映)終了後 およそ1時間
*なお、トークおよび対談だけのご入場は出来ませんのでご了解下さい。*
                                 
7月1日(土)関野吉晴さんと三羽宏子さん(翻訳者)

7月2日(日)関野吉晴さんと椎名誠さん

7月3日(月)関野吉晴さんと春風亭昇太さん

7月4日(火)山田監督と三羽宏子さん

7月5日(水)関野吉晴さんと山田監督

7月6日 (木)関野吉晴さんと龍村仁さん(映画監督、ガイアシンフォニー地球交響曲)

7月7日(金) 関野吉晴さんと花田麿公さん(元モンゴル大使)
                                  *
対談日については、毎日午前10時20分からポレポレ東中野B1カウンターにて整理券を配布いたします。整理券はチケットの裏に整理番号を押すことで代用させていただきますので、前売り券をお持ちの方はご持参下さい。また、当日券はB1カウンターでお求めになれます。
     *なお定員になり次第締め切りとさせていただきます。

お問い合わせはポレポレ東中野までお願いいたします。
東京都中野区東中野4-4-1/ポレポレ坐ビル地下
TEL 03-3371-0088
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

(山田和也演出番組)
ハイビジョン特集/世界自然遺産を行く 
「火と氷の王国・カムチャツカ火山群 」88分版

* カムチャツカ半島は火山の密集地帯です。
  日本と同じ火山帯に属していますが、その自然のダイナミズムは
  日本の自然からは到底想像もできない激しさです。
   火を噴く山と純白の氷河、
   そしてその氷河の中には息をのむように美しい氷の 洞穴が・・・

6月25日(日)NHK総合で16:30~17:58放送予定です。

是非ご覧下さい。



ダウジングって知ってますか?

2006-06-18 17:30:32 | 建築
 私の設計した住宅見学会での出来事です。

 設計士の知人の方が持ってきてくださった、Lロッド(ダウジングって御存知ですか?)
 を使って、家の中のそれぞれの部屋を試してくれたのですが、どの部屋もすうーっと
 開いて、彼にとっては開くと言うのは、良い所、という意味で、唯一、ユニットバス
 の中だけは、閉じてしまうのでした。

 自然素材ではない、そういうことからこういう反応がでるのかもしれません。
 メンテナンスなどが大変、冬の寒さを心配すると、ユニットバスが一番楽、というこ
 とになってしまうのですが、エネルギーや磁場などのことからみると、自然素材の方
 が、良いのかもしれません。

 お客様には、緑(植物のことです。)のものを沢山飾って、お風呂に入っていただく
 ことをお薦めしましょう。

 ダウジングは、昔昔から、水脈を見つけるのに、使われて来た探索方法のひとつです。
 金属の棒を両手に軽く握りながら、場所を移動してその場のエネルギーを調べるのです。
 ペットボトルに水をいれてそこをまたぐだけでも、反応するということ。
 どういう原理なのか、未だに解明されたとはきいていませんが。

 身体のことや、自分にあった薬などを探すOリングという方法があるのですが、これと
 同じ論理が成り立つのかもしれません。

 Lロッドの場合は、多少の訓練が必要ということ。
 私も購入してみようと思っています。

 LロッドのHP
 http://www.rayonex.co.jp/dowsing_03.html

マイナスイオンのおはなし

2006-06-15 22:52:33 | 建築
私は、住宅設計の仕事をしています。

国産の木を使うこと、出来うる限り自然な素材を使うこと。
エネルギーのことも一緒に考えて行くこと。
子供達が、のびのびと育つ家を作ること。
こういうテーマで設計をさせていただいています。

私が参加している日本バウビオロギー研究会では、年4回のペースで勉強会を開催していますが、今回6月は、マイナスイオンの研究をしておられる菅原明子さんのお話でした。
「マイナスイオンの秘密」PHP文庫 という本など、様々な研究結果を著わしている方です。

現代の住宅、いわゆるビニールでくるまれた呼吸しない素材の家では、マイナスイオンよりも、プラスイオンの数が多く、アレルギーやアトピーなど、また精神面にも多大な影響があって、ガンなどの病にかかる確率も高くしている、というのです。
電磁波の影響を受けやすいなど、相乗作用でさらに悪影響を及ぼすといいます。

滝のそばや、森林の中での、あの心地良さはイオンバランスの絶妙な空気が作っていて、住宅の中にそういう空間を作り出すことが出来れば、身体も精神も健康でいられる、とのこと。

木材としっくいなどの呼吸する素材で作る空間は、まさしくマイナスイオンを放出する環境とのこと。
これまでやってきたことが、研究者のデータからも間違っていなかったのだ、と嬉しくなりました。

また、電気カーペットの上にいた人の血液を検査すると、ベタベタで、こういう状況を長く続ければ、脳硬塞や、血流に関係のある病にかかる確率が高くなります。

電気カーペットから離れて、少したって再度検査をすると、明らかに変化があるそうですから、どろどろ、ベタベタの状況にならないためには、電気カーペットや、電気毛布、電気コタツなどは使わないにこしたことはないでしょう。
蛍光灯もやめた方がいいでしょう。床暖房は、電気式のものは避けましょう。

磁場が良くない場所、というのがあります。
こういう所を測定すると、プラスイオンが多く、マイナスイオンが少ない。
そこで、敷地の中に埋炭(ただ炭をいれるのではなく、微粒子の炭を水を加えながら敷き固めてゆくのです。)をすることで、そこに建つ住環境が違ってくる、というデータもでています。

明らかに、マイナスイオンが増えていて、そこに住む人も空間に変化が起こることを感じるそうです。
今、建築中のお宅にも建物の横に埋炭の予定です。
結果がとても楽しみなのです。

例えば、今の子供達がすぐに切れるのは何故でしょう?
例えば、大人がいつもイライラしているのは何故でしょう?
夫婦で、たえず口げんかをしているのは何故でしょう?

眠れない、頭が痛い、のどが乾く、皮膚がかゆい、アレルギーが強い、赤ちゃんが夜泣きをしてしまう。
こういうことが、もし住空間が原因で起こっているとしたら?

一日も早く、呼吸出来る、本当に安心できる素材に変えることです。

菅原先生は、マイナスイオンを発生させるエアコンで、除湿機能を使うと、このじめじめした季節も、マイナスイオンと湿度の調節が出来て快適に過ごせると話されました。

でも、私が住んでいる家は、壁、床、天井すべてに呼吸出来る材料を使ってリフォームしましたが、まったくじめじめすることがありません。

来訪者は、いやな匂いが全くしない、と言ってくださいます。
犬を飼っていますが、犬独特の匂いもない、と。

除湿機能なんて、使わなくても気持ちよく過ごすことが出来るわけです。
それに、部屋の中に緑を育てることも良いのではないかと思います。

思えば、私達家族、ここ数年、風邪もひかない元気家族なのは、このあたりが原因かもしれない、と今気付きました。

しつけっていつからいつまで?

2006-06-11 18:30:04 | 子育て
電車ででかけると、いろんなことが気になります。

例えば、昨日のこと。
80才を過ぎたくらいのおばあさまと娘さんが乗っていらっしゃいました。私は立っていたので、すぐに座っている誰かが、席を譲るだろうと思って、眺めていました。

でも、誰もしらんぷりです。

新宿の駅でどっと人が降りた後も、座っている人は誰もそのご婦人に気を配る様子がありません。
結局しばらく立っていらした後、優先席に座ることができました。

すぐそばに若者や、小学生も座っていました。
二人の小学生(多分お孫さん)を席に座らせ、ご自分が立っている60代の婦人。
なぜ、子供に席を譲るように教えてあげないのだろう?と疑問に思います。

お年寄りが一人でいらっしゃれば、私は廻りの人に声をかけてしまったでしょうけれど、娘さんがいらっしゃるので遠慮してしまいました。

電車の出入り口にしゃがんでしゃべっている女子高生や、携帯で話しをしている中年のおじさん。

最近、車に乗っていても、人の心がとても荒れている、という気がして仕方がありません。

譲る、という気持ち、一体誰が、どうやって、いつころ、教えるものなのでしょう?
常識って、誰が教えて行くのでしょう?

今の若い者は、といえるほどちゃんとした大人は今、みつからないかもしれません。
お年寄りから、小さな子供までが、えっ?と思うようなことばかり。

かくいう私が一番なってない大人かもしれませんけれど。


まんげつのよるまでまちなさい

2006-06-10 00:45:57 | 子育て
子供達がまだ小さなころ、眠りにつく前のひととき、毎晩1冊づつ、絵本を読んでいました。
お気に入りの本は、何度も何度も読むこともありました。
もういっかい、もういっかい、と。

むかーしから、朗読が好きな学生だった私は、声色を変えては人物を演じて読むのですが、子供達も大きくなってから、演劇や朗読がとても上手になりました。

私が小さなころ、ラジオが主役だった時期がありました。
中村メイコさんが、何人もの人物を一人で演じる「パパいってらっしゃい」という、ドラマが人気でした。

画像がない耳で聴き取るだけの状況では、人は自分のイマジネーションを膨らませることができます。自分だけの世界を思い描くことができるわけです。
絵本は、絵、そのものは見ているものの、そこに声がつくことで、子供の心は遠く広がっていくことができます。

最近、子供達にビデオのアニメを見せている風景を目にします。まとまった時間、子供達はそこに釘付けになるので、親は他のことが出来るので助かるのかもしれませんが、そこに時間や感動の共有がありません。
本を読んであげる時、子供達は夢中になります。
そこには、本を読む、という行為だけではなく、お母さんが、お父さんが、自分のそばで、自分のために時間を使ってくれている、ということが嬉しいからです。

忙しい毎日で、早く寝てくれればいいのに、と子育て真っ最中の時は、私もそう思ったものです。
でも、同じおふとんに寝転んで、本を読んで、とせがんでくれる時期はあっと言う間に過ぎてしまうのです。

だから、今、小さな子供達との時間を大切にしてほしいと思います。
想像してみてください。
お父さんや、お母さんの声や子守唄をききながら、眠りについていく、子供達の幸せそうな寝顔を。ゆったりとした、寝息をきけば、必ずこちらも幸せな気分になれますよ。

自分が受け入れられている、という安心感は、子供に自信を持たせます。
それは、大人でも同じですけれど・・・。

試してみて下さい。
パートナーの方や、誰でも良いのですが、一緒に横になって、本を読んでもらってみてください。なんだか、とてもほっとする気持ちが湧いてくるのです。

「まんげつのよるまでまちなさい」(マーガレット・ワイズ作、ガース・ウイリアムズ絵)は、あらいぐまのおかあさんと、男の子のおはなしです。私が大好きな絵本。
彼等は、他にも、
「くろいうさぎ、しろいうさぎ」「おやすみなさい、フランシス」など、すてきな絵本を沢山作っている方たちです。

たまには、本屋さんで、絵本探しも楽しいですよ。



オ-ル電化ってエコロジーってほんと???

2006-06-05 17:25:34 | 環境
石油の価格が高騰して、下がる気配がありません。

これまでアメリカや日本が使って来た化石燃料を、同じような形で中国やインドの人々が使い始めれば、限られた資源が不足するのは、当たり前といえば当たり前です。

夏はクーラーで涼しく、冬は暖房でぬくぬく。こういう生活は、世界中の中で当たり前とはいえない、贅沢な暮らしです。

皆が温暖化のことを意識し始めて、CO2を減らす努力をはじめよう!と動き始めている中、最近、とても気になるCMがあります。

○○電力の「電気のスイッチをいれるとエコが始まる」とかいうコマーシャルです。

様々な有名人を使って、オール電化を薦めているのも気になります。

日本の電力の1/3はすでに原子力発電に頼っている、という時代、実はどれほどの危険が潜んでいるか、人々は忘れかけています。もしくは見ぬふりをしているのかもしれません。

20年前の4月、現ウクライナのチェルノブイリ原発に大事故が起きました。

長い時が過ぎて、その当時赤ちゃんだった子供達が母親や父親になりはじめ、その子供達に白血病やガンが急増しているというのです。

環境先進国と言われる国では、早々と原発の運転を縮小し、新たな設置はしない、という方向に向っている中、この小さな国日本では、青森の六ヶ所村でウラン再処理工場がつい最近、運転を開始し、北海道と青森にはさまれた、豊かな海に、なんと原発一基の1年分もの量にあたる放射性物質が毎日垂れ流されようとしています。

音楽家・坂本龍一さんが六ヶ所再処理工場を止めようと
「STOP ROKKASHO」というサイトを立ち上げました。
http://stop-rokkasho.org/

静岡にある浜岡原発は度重なる事故にも関わらず、住民の反対を押し切って、運転が再開され、今、いつ起こるともしれない東海地震の予想地域の真上で稼動しています。

安全です、と言い切る○○電力の人々の誰も、実は安全だ、と言い切る根拠など持っていないことは、周知の事実でしょう。

生命保険の、保険に該当しない、と言う項目には、必ず原子力発電所の事故による損害、というものが載っています。

天災と同じで、いつ来るか分からず、事故が起きたら、膨大な損害が起こる、ということをすでに見通しているからでしょう。

オール電化の電気は、CO2を出さないからクリアなエネルギーです、なんてそんなひどい嘘に
どうか惑わされないでほしいと思います。

ソーラーパネルをつける、太陽熱温水器をつける、風力発電の電力を選択して、使う、みなが電気の使い方をもう少し考えてみる。

原発がなくても、日本人の暮らしは大丈夫なのですから。

原発のいらない暮らし方、早急に考えていかないと、大変なことになります。

浜岡原発の危険性を訴えている古長谷 稔氏著の「放射能で首都圏消滅」という怖い本が話題になっています。
三五館(定価1200円+税)