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しあわせな生き方のつくりかた

自然素材、国産木材にこだわっている女性設計家が、建築、環境、健康、子育てを通してしあわせに生きる答えを探します。

新しいおうちの写真をアップしました。

2007-09-28 00:36:25 | 建築


今年6月にお引き渡しの住宅です。

イギリスやフランス、アメリカの田舎屋が好きな私は、勾配の急な切り妻の家が大好きです。
平屋でありながら、2階を部屋として使うやり方は、白川郷の家のように日本ばかりではなく、海外でも多く見られます。

屋根から張り出した窓、勾配の天井。
屋根裏のようでも、広々した空間になるから、有効に使うことができます。

将来は子供達の部屋として、落ち着いた空間になるでしょう。

ホームページに掲載しています。
どうぞ、ご覧下さい。

木のいえ設計室くわくわホームページ

http://www.ne.jp/asahi/kuwakuwa/home/

雑誌に紹介されました。

2007-09-26 10:14:02 | 建築
『すくすくと子どもが育つ家づくりのルール』

(株)K&Bパブリッシャーズ


子育て世代の方達の家作りを応援しているムック本です。
店頭に並んでいます。

くわくわの取材ページは、自然素材の説明の後。

ホームページ掲載のSMILE HOUSEが紹介されています。


木のいえ設計室くわくわ
http://www.ne.jp/asahi/kuwakuwa/home/work6.html

新しいおうち

2007-09-10 23:11:10 | 建築

昨日の日曜日、6月にお引き渡しをさせていただいたお宅にお邪魔してきました。

小さな子供たち二人の子育の合間、ご夫婦はかなりの部分の作業をがんばりました。

建具や窓枠の塗装。

キッチンの組み立てなどなど。

本当に、頭がさがります。

写真は、西側玄関前の様子です。

木製の鎧戸の塗装も、夏休み中にトライされたとのこと。
暑かったー、と話してくださいました。

オリジナルのバイクや、赤いミニクーパ。
お部屋の中にも、ご夫婦のデザインへのこだわりが光っています。

子供達は、元気に部屋中を駆け回り、楽しそう。

これから、ゆっくりと時間をかけてご家族らしい、すてきな家に仕上げて下さい。

詳しい内容は、後日ホームページでご紹介いたします。
ありがとうございました。



リフォームの難しさ 3

2007-07-23 22:48:15 | 建築
リフォーム工事をどこに頼めばよいか分からない。これは、よく耳にする言葉です。

親戚や、友人、知人に建築関係の人がいればその方に紹介してもらうなどの方法が信頼関係を築きやすいのかもしれません。

ただ、親類縁者だからこその面倒臭さやトラブルもある、とききます。
友人の仕事はしない方がよいとか。
お金が絡む場合、全てが上手く進む場合は別として、お互いに遠慮をして言いたいことが言えずに終わってしまったなど、友人から聞いたこともあります。

では、お知り合いがいない場合は?

最近は少し下火になったのでしょうか。
リフォーム悪徳業者のニュースが後をたちませんでした。

お年寄りの所へ親切な営業マンが訪ねて来て、とても親身になって話しをきいてくれたので、工事を依頼することにしたら、次から次へと工事が重なり、何千万もの請求がきて驚いた、とか。

近くの工事を行って御迷惑をかけたお詫びに、お宅の屋根(叉は床下)、点検させてもらいますよ、と家の中に入り込み、ひどい場合はわざとシロアリをばらまいて写真を撮ったり、瓦を割ってこわれているから葺き替えたほうがよいと言ったり。

なかなか自分では確認出来ない場所だけに、あら、大変、と工事を依頼してしまうとか。

飛び込みで、営業マンがやってきて、そろそろお宅の外壁、塗装時期です。格安で塗装しますよ、と契約をして工事の後から、塗装がぺりぺりめくれてしまう、ひどい工事をされてしまったり。

これは、沢山の人が被害にあっている現実の話しです。

ではどうすればよいの?

リフォームにも色々と種類があります。

退職後の生活をエンジョイするための家に変えたい。

年をとった両親と一緒に暮すために変えたい。

子供が増えたので増築をしたい。

自然素材の仕上げに変えたい。

キッチンや水回りだけ新しくしたい。

耐震改修をしたい。

クロスを変えるだけでよい。

それぞれに、規模が違いますからどんな人に依頼したらよいのか、とても悩む所だと思います。
設計者である私でも、この工事は誰に依頼したらよいか、場合によっては選択に困ることもありますから。

でも、一般の方が工事業者を選ぶ手立てとしては、やはり地元で長い間信頼を得て工務店を続けている所にきいてみる、という方法が安全なのではないか、と思います。

工務店の事務所や作業現場の様子を見ると、大体その工務店の力量が分かります。
きちんと片付いているか、現場の中でスパスパタバコを吸っている職人はいないか。
そういう所からも、信頼に足る工務店かどうか、ある程度は判断がつくと思います。

今は、インターネットで様々なサイトが建築家から工務店、ハウスメーカーの紹介をしてくれています。
でも、そのサイトが本当に信頼できるか否かは私も悩む所ですから結構難しいと思います。

建築家は直接工事はしませんが、設計事務所が依頼している工務店は、これまでの関係や仕事の内容なども把握出来ている所に依頼するパターンが多いので、設計者を入れる場合はある程度安心して任せられると思います。

設計費がもったいない、と言う方も多いかもしれません。
しかし、常に新しい情報とそれぞれのこだわりを持っている人が多いのも設計家です。

色々な提案や、アイディアを出すことも出来ます。
塗料ひとつとっても、お客様が何を求めているのか細かい所まで聞いて最良の方法を考える。
だから、とってもお得だと思うのですね。

あらら、宣伝になってしまいました。

でも、くれぐれも、飛び込みの業者さんには気をつけてくださいね。


私のサイト
http://www.ne.jp/asahi/kuwakuwa/home/


工務店紹介は新宿のOZONEの家づくりサポートのサイトです。

http://www.ozone.co.jp/housing/pro/index.html

リフォームのむずかしさ2

2007-06-21 10:19:53 | 建築

昨日、6月20日建築基準法が改正されました。
木造二階建て程度ではあまり大きな変更はありませんが、それでも色々と大変なことはあるようです。
特に、増築についてはますます難しくなるようです。

つなげて増築する場合には、現行の法律に既存の建物を添わせなくてはならないので、古い建物(昭和56年以前)のものについては、柱や梁、基礎などに金物、配筋など必要な措置をしなくてはならないので、より多くの予算が必要になります。

キッチンを変えたり、家の内装を変える程度ならば問題ありません。

ただ、今後の地震対策を考えると、家全体の耐震補強は是非行っていただきたいと思います。
壊れたら壊れた時のこと、と思っている人が多いせいか、実際に大規模な耐震補強工事の依頼件数は延びていないようです。

住めなくなってしまえば、補強費用の数倍のお金がかかってしまうのですけれど・・・。
なんども書いていますが、最小限、家具の転倒防止対策はおこなってくださいね。

リフォームお引き渡し

2007-06-05 23:24:22 | 建築
今年の初めに着工したリフォームのお家。

耐震補強、断熱工事、キッチン、トイレなどの交換、内装仕上げのリフォーム、と内容は多岐に渡り、工期も延びてしまいました。

お住まいになりながらの工事でしたから、きっと随分とご不便があったと思います。
詳細については、追って、ホームページでご紹介します。

大雪も、大地震も起こらず、無事にお引き渡しをすることができて、ほっといたしました。

リフォームのむずかしさ-1

2007-05-14 21:57:21 | 建築

現在お請けしているお宅は40年近く前に建てられた注文住宅です。
耐震補強やバリアフリー対策のご依頼をいただき、現在は屋内の解体が終わった所です。

亡くなったお父様が建てられたこの家には、お父様の目が、家の至る所に届いているのがよくわかります。
その当時にはなくても仕方がなかった基礎の配筋もしっかり入っていましたし、コンクリートの強度がかなり高い。全体にひびもありませんでした。

道路から50センチ以上も高い位置から基礎が立上がり、ベタ基礎ではないのですが床下はかびくさいこともなく、さらさらの土です。

家を建てる時何が大切なのか、こういう時こそよく分ります。

残念なことに、在来のタイル貼りのお風呂まわりの木部に、シロアリが入った後がありましたが、もう随分前に退散しているようで、生きている蟻は一匹もいませんでした。

シロアリは、湿気のあるじめじめした所と暖かい所が大好きです。
でも、ある部分にシロアリがいたとしても家全体を食い尽くすのか?といえばそんなことはありません。おいしい、たべやすい場所を食べ尽くすといつの間にかいなくなってしまうのです。

じめじめした木部が、大好物です。もっとも安全なコルクの断熱材は、シロアリさんも大好きです。
食物にしているのかは分りませんが、発泡系の断熱材も簡単に食い荒らされてしまいます。

どんな場合も、湿気と適度な温度が絶対条件です。

シロアリの対策で絶対、というものはないようです。

強い農薬のシロアリ対策液の散布は、人にも被害を及ぼします。
敏感な人なら、床下地、床材やたたみを敷いた後でもシロアリ駆除剤が原因で身体の不調を訴える方がいます。
ただし、どんなに強い農薬を撒いても、浴室や窓から水の侵入があればシロアリはやってきます。

私は、化学物質を出来るだけ使わないということを目指しているのですが、木酢液やヒバ油などを混合した薬剤を使う業者さんに依頼しています。
ある工務店は、土台などに炭を塗ることでシロアリだけではなく、ごきぶりやムカデまで寄せつけなくなる、という話しをしていました。こういう生き物達はなぜかプラスイオンの優位の空間を好み、炭などによりマイナスイオン優位の空間は嫌うため、ということだそうです。

今は在来のお風呂でも、水の侵入に配慮した施工をすることでシロアリの心配は排除できます。

身体に安全な家には、風通しをよくする事、床下を高くする事、壁本体に通気層をとる事など、薬剤に頼らずに出来るシロアリ対策がまずはもっとも大切です。

模型展示の期間が延長になりました。

2007-04-28 11:04:09 | 建築
以前にお知らせいたしました、新宿OZONEでの模型展示の会期が延長され、5月一杯、展示されることになりました。

私の模型は、7階「エコ・環境」がテーマのコーナーにあります。

OZONEの6階には、室内環境ラボという,安全な素材を紹介している場所があります。
家造りを考えていらっしゃる方が情報を得ることの出来る、数少ない場所です。
一度、お訪ねになってみてはいかがでしょう。

お時間がある方は同時に開催されているクラフトフェアも楽しそうですよ。

http://www.ozone.co.jp/

現在進行中のお家です。

2007-04-22 23:04:50 | 建築

足場がはずれたので家の形が分かる写真が、撮れるようになりました。

外壁には長野県産の唐松を張っています。

塗装は木目の隠れるタイプがご希望でしたので、プラネットカラーのOPを使いました。
2度塗りで殆ど木目は消えましたが、木の呼吸は妨げないということなので、選んでいます。

ペンキは、時間がたつと表面がめくれてしまいメンテナンスをする際、サンドペーパー掛けが大変手間がかかります。

その点、オイル系の塗料は、はがれる、ということがないので素人がメンテナンスをする場合などでも、やりやすいと思います。

これから、2階部分のベランダ、1階のデッキ工事が始まります。

木を選ぶ

2007-04-16 11:33:08 | 建築
一般に、家に使う木を施主が選んで建てる、ということはないと思います。

私の所に来て下さる方は、積極的に家造りに参加される方が多いのですが、時には埼玉の山の伐採見学会に参加したり、自分で大黒柱の皮を剥いたりしています。

時間的な余裕があれば、伐採する木を選び乾燥を待ってその木を使って家づくり、ということも出来る訳です。建て売りや工務店任せの家造りでは出来ないことです。

写真は、岩槻の材木店「大忠」さん

連休の頭にイベントを企画しています。

ここには、並ぶ倉庫の中に沢山の木材、製材された厚板、銘木、そして工事に使われるありとあらゆる木材が保管されていて、一般のユーザーが見ることが出来るようになっています。

価格も明示されているので、実際に施主が使いたい材料を選ぶことができます。
テーブル用の天板なども様々な形のものがきれいに製材されて、並べられています。
テーブルの足の加工なども依頼することができます。

材木屋さんの倉庫に入る事が出来る機会はなかなかないものです。
このチャンスにお出かけになってみませんか?

4月29日(日)、30日(月)

時間:10:00~16:00

テーマ:自然素材と健康

場所:埼玉県さいたま市岩槻区新方須賀558-2
   (株)大忠

電話:048-799-1560

http;//www.wood-power.com/

模型展が始まりました。

2007-04-06 22:39:48 | 建築

新宿のOZONEで開催される設計家による模型展が昨日5日から始まりました。。

OZONEには、住宅建築を予定している人、設計家、インテリアデザイナーなどがなんらかの情報を求めて集まる、東京ガスが母体の住宅情報センターです。

おしゃれなショールームやコンランショップなども入っているのでいらっしゃった方もおられると思います。

88人の建築家による100個の模型が3階、6階、7階に飾られています。

私は、7階のエコ、環境共生というテーマの展示に並んでいます。

西新宿から無料のシャトルバスで5分くらいで到着します。


美しい家

2007-03-29 19:53:34 | 建築
友人の設計した長崎の家です。
20代からの友人で、私にとっては先輩になる設計士さん。

梵建築工房の設計する家はこれまで、何度も賞を受賞しています。

勾配の緩い天井に張られた杉の板が美しい。

外と内の境目を曖昧にすること、屋根の勾配を緩やかにすること、そういう手法を使うことで切り妻の日本家屋が違うフォルムを持ちます。

空間をどんな風にきりとるのか、天井の高さや部屋と部屋のつながりをどんな風にしつらえるのか、設計士の手腕が問われる所です。

お施主さんが見つけた古い建具は江戸時代のものだそうです。

彼は、長崎でコーポラテイブハウスを建てた経験もあります。
カンボジアでは、木の学校を作るプロジェクトに参加していて、学校の設計も担当しています。
こちらでは、寄付も受け付けていますので、是非ホームページから詳しい内容をご覧になってみてください。

梵建築工房

http://www.bon-arch.jp/index/whatnew/frame-i-house.html

模型展のお知らせです。

2007-03-24 23:43:31 | 建築

来る4月5日(木)から4月24日(火)まで新宿OZONE 6階にて、88人の建築家による模型の展示会が開催されます。
私も、登録建築家の一人なので参加いたします。

100個の模型が一同に介するこの機会、なかなか面白いので、いらっしゃってみませんか?

OZONEのサイト
http://www.ozone.co.jp/

リフォームと耐震補強

2007-03-18 20:10:45 | 建築
地震についての意識がまた、少し薄れ始めていませんか?

東京都のいくつかの区では、耐震診断や耐震補強に補助を出している所もあります。
埼玉県としては、補助事業はないそうですが、それぞれの市町村によっては、改修補助があるようです。

30年以上前に建てられた住宅には、耐震の考え方が今よりもきびしくなかったために、基礎から、柱、壁、梁などが大きな地震に耐えられない可能性が高い住宅が多いと言われています。

以前はリフォームといえば、キッチンやお風呂を変えたり、壁紙を張り替えたり、と表に見える所が主流でした。
もちろん、今でもそういうイメージをもって、リフォームのご相談をなさる方が大半だと思います。
でも、これからは、必ず倒れない補強をすることをお勧めします。

地域、場所、環境によって、その必要性はそれぞれでしょうが、地震の際に家の中にいることが安全である、ということがとても大切なことだと思います。

自宅から火が出た時、家の中が化学物質だらけでは、その煙を吸うことで命を落してしまいます。
内装の仕上材が自然素材であれば、少なくとも逃げ出すまでは安全といえます。

各自治体の市役所防災課などにお問合せになれば、耐震診断のこと、補助のこと、色々教えてもらえるはずです。補助は工事が終わってからでは申し込みが出来ません。

気になる方は、是非診断してもらってください。

そういえば、最近電話でお話した方が、数年前に建てた家に移ってから、子供さんが喘息になったり、ご自身は頭が痛くなったりする、とお話していらっしゃいました。シックハウスの可能性があります。
そういう時には、各地域の保健所で相談にのってもらえるはずです。
化学物質の検査器(簡易)も貸してくれます。
なんとなく、気になる、という方にはこちらも検査してみてください。

折角建てた家で命を落したり、病気になるのは悲しいですから。

我が家で出来る耐震診断
映像で、木造住宅の地震による倒壊の状況を見ることができます。

日本建築防災協会のHPです。
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/resident.html