リフォーム工事をどこに頼めばよいか分からない。これは、よく耳にする言葉です。
親戚や、友人、知人に建築関係の人がいればその方に紹介してもらうなどの方法が信頼関係を築きやすいのかもしれません。
ただ、親類縁者だからこその面倒臭さやトラブルもある、とききます。
友人の仕事はしない方がよいとか。
お金が絡む場合、全てが上手く進む場合は別として、お互いに遠慮をして言いたいことが言えずに終わってしまったなど、友人から聞いたこともあります。
では、お知り合いがいない場合は?
最近は少し下火になったのでしょうか。
リフォーム悪徳業者のニュースが後をたちませんでした。
お年寄りの所へ親切な営業マンが訪ねて来て、とても親身になって話しをきいてくれたので、工事を依頼することにしたら、次から次へと工事が重なり、何千万もの請求がきて驚いた、とか。
近くの工事を行って御迷惑をかけたお詫びに、お宅の屋根(叉は床下)、点検させてもらいますよ、と家の中に入り込み、ひどい場合はわざとシロアリをばらまいて写真を撮ったり、瓦を割ってこわれているから葺き替えたほうがよいと言ったり。
なかなか自分では確認出来ない場所だけに、あら、大変、と工事を依頼してしまうとか。
飛び込みで、営業マンがやってきて、そろそろお宅の外壁、塗装時期です。格安で塗装しますよ、と契約をして工事の後から、塗装がぺりぺりめくれてしまう、ひどい工事をされてしまったり。
これは、沢山の人が被害にあっている現実の話しです。
ではどうすればよいの?
リフォームにも色々と種類があります。
退職後の生活をエンジョイするための家に変えたい。
年をとった両親と一緒に暮すために変えたい。
子供が増えたので増築をしたい。
自然素材の仕上げに変えたい。
キッチンや水回りだけ新しくしたい。
耐震改修をしたい。
クロスを変えるだけでよい。
それぞれに、規模が違いますからどんな人に依頼したらよいのか、とても悩む所だと思います。
設計者である私でも、この工事は誰に依頼したらよいか、場合によっては選択に困ることもありますから。
でも、一般の方が工事業者を選ぶ手立てとしては、やはり地元で長い間信頼を得て工務店を続けている所にきいてみる、という方法が安全なのではないか、と思います。
工務店の事務所や作業現場の様子を見ると、大体その工務店の力量が分かります。
きちんと片付いているか、現場の中でスパスパタバコを吸っている職人はいないか。
そういう所からも、信頼に足る工務店かどうか、ある程度は判断がつくと思います。
今は、インターネットで様々なサイトが建築家から工務店、ハウスメーカーの紹介をしてくれています。
でも、そのサイトが本当に信頼できるか否かは私も悩む所ですから結構難しいと思います。
建築家は直接工事はしませんが、設計事務所が依頼している工務店は、これまでの関係や仕事の内容なども把握出来ている所に依頼するパターンが多いので、設計者を入れる場合はある程度安心して任せられると思います。
設計費がもったいない、と言う方も多いかもしれません。
しかし、常に新しい情報とそれぞれのこだわりを持っている人が多いのも設計家です。
色々な提案や、アイディアを出すことも出来ます。
塗料ひとつとっても、お客様が何を求めているのか細かい所まで聞いて最良の方法を考える。
だから、とってもお得だと思うのですね。
あらら、宣伝になってしまいました。
でも、くれぐれも、飛び込みの業者さんには気をつけてくださいね。
私のサイト
http://www.ne.jp/asahi/kuwakuwa/home/
工務店紹介は新宿のOZONEの家づくりサポートのサイトです。
http://www.ozone.co.jp/housing/pro/index.html