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しあわせな生き方のつくりかた

自然素材、国産木材にこだわっている女性設計家が、建築、環境、健康、子育てを通してしあわせに生きる答えを探します。

お散歩

2007-09-07 10:11:33 | 子育て

散歩をすることはありますか?

我が家には犬がいるので、一日に一度はでかけます。
でも、そういう散歩ではなく、もっとゆるやかな時間を持つ散歩。

子供達が小さい頃、山あいの村に住んでいたのですが、そのころは、犬も子供達も一緒に山道をお散歩して歩きました。

そのころ、地元の保育園に通っていた3才の娘は、葉っぱの名前を教えてくれたり、遊び方を教えてくれました。

ぶらぶら、時間も気にしないで手をつないで歩いていると、いろいろな発見があります。
木々のかおり、雨上がりの土のにおい、おいしい水が湧いている所。などなど。

山道ではなくても、たとえ都会のアスファルトの道だとしても、きっと沢山の発見があるはずです。

小さな子は、こういう時間が大好きです。
お金をかけて、遠くにドライブして出かけることも楽しいかもしれない。
でも、日常の中で、ほんとうに楽しめることだってあるのです。

ごはんのしたくも、せんたくものも、後にして、子供達と手をつないでお散歩、しませんか?

きっと、帰り道のポケットは、いろんなもので一杯になっているかも。





なかま展

2007-01-14 11:28:42 | 子育て

お知り合いのご夫婦が絵画教室を続けてこられて、今年は20年周年だそうです。

子供も大人もその教室に通う人が描くものは自由で色とりどり。

自分が思うままに、筆を動かし色をのせる。
そんな感じです。

期間が一週間、17日までの開催です。
是非、おでかけになってみてください。

自分もこんな風に絵を描けたら・・・。

2007年1月12日~1月17日
10:00~18:00

青梅線壁駅北口 西友4階 ボッパルトホール

我が家のアイドル、くるみです。

2006-12-17 01:04:36 | 子育て
娘が描くくるみが一番、可愛い!

犬と一緒に暮すことは、私にとっては当たり前のことのようになっています。
小学校4年生の時、叔母の所にやってきた、しろと黒のぶちがあるセッターのミックス犬、彼はその当時には珍しく14年もの長生きでした。

黒い身体に首に白い模様をつけていた、熊のような風体だった「クマ」は野良犬だったのか、今でも分からないのですが、いつでも私の後をとことこついて来て(まるでボデイガードのように)くれました。

大人になって、横田基地の近くの米軍ハウスに住んでいた時、まわりには基地の任務を終えた米兵達が置いて行った、大型のわんちゃんたちが野良犬化していて、結構怖い思いをした記憶もあります。
そのうち、一匹のまるでベンジー(若い人は知らないだろうなあ)みたいに毛がモジャモジャの「ノンノ」は、しばらく私の所にいてくれましたが、いつの間にか柵を越えて、自由な世界に行ったきり戻ってきてくれませんでした。

埼玉に引っ越してからは、やはり、山に捨てられていたわんちゃんが、我が家にやって来ました。
山の中には、時々、年をとったり飼えなくなった猟犬や飼い犬を、置き去りにする人達がいて、その度に保険所の人が捕まえに来ていました。

車で通り掛かった時、道のまん中に寝ていた、痩せ細った彼に、手持ちのクッキーをあげたのがきっかけで、そのまま「クッキー」として、我が家の一員になりました。
すでにひどいフィラリアの病気だった彼は、しばらくして亡くなってしまいました。

ゴールデンレトリバーのミックス犬のライラ。
彼女はそれはきれいな美人、もとい美犬でした。
彼女も14年くらい(成犬でもらってきたので、年令不詳)だったのですが、3年前の6月に亡くなりました。
悲しい思いをさせた子だったので、もっと長生きをしてしあわせに暮させてあげたかったと胸が痛みます。

そして、このくるみ。
小さな身体で、思いっきり愛情をぶつけてくれる彼女も、もう9才。
元気で、いつまでもそばにいてほしいのです。

家族のなかに、守るべき立場のものがいてくれると、子供達もとても優しくなる、そんな気がします。

わんちゃんを育てるのって、子供を育てるのと、とても良く似ています。

きびしくするところはきびしく。でも、思いきり愛してあげる。
ほめて、ほめて、でもひきしめて。
そうじゃないと、めちゃくちゃになるの。

ね、子育に似てるでしょ?

お誕生日のはなし

2006-12-13 18:22:20 | 子育て

お誕生日のお祝いは、子供達にとって楽しいイベントのひとつです。

毎年毎年大きくなっていく我が子の姿を見て、ほんわか幸せ、と感じる時でもあります。
でも、本当はお誕生日って、おかあさんが赤ちゃんを産んだ、記念日でもあるんですよね。

指折り数えて、お腹の赤ちゃんに話しかけていた、そのおかあさんの大事な記念日でもあるのです。

我が家の子供達には、お誕生日の度に、必ず彼等が産まれて来た日の話しをすることにしていました。

会うことがとても楽しみだったこと。

とても痛かったけど、顔を見た瞬間に忘れてしまったこと。

初めておっぱいをのんでくれた時のこと。

どんなお天気だったのか、などなど。

子供達は、まるで自分がしっかりと見ていたかのように、自分の生まれて来た日のことを覚えてくれるようになりました。

私といえば、どんなに、大きくなって憎らしいことを言うようになっても、生まれて来てくれた日の喜びを思い出すと、少し、気持ちが楽になるのです。

お誕生日にはプレゼントをあげる日、ということにプラスして、子供達に赤ちゃんの時のこと、そして親にとって、彼等がどんなに大切な存在なのか、ということ、お話してあげてください。
きっと、安心して楽しかったお誕生日を過ごすことと思います。

そうそう、もうすぐクリスマスです。

クリスマスは、ほんとはどんな日なのかも、ちゃんとお話してあげてくださいね。
宗教に関係なくても、よいのです。
世界の中で、沢山の人々の心の拠り所になっている、イエス・キリストという一人の赤ちゃんが、生まれた、大切な日なのだと。

他者のために、心を込めて、贈り物をする、その行為がキリストの生き方そのものだと思います。

ただ、ゲームを買う、という事とは違いますけれど。

クリスマスの日、小さな子供達が、お小遣いがなくてもどんな小さなものでもよいから、プレゼントを用意することにする、というのも楽しいかもしれません。

プレゼントはもらうもの、ではなく自分にだってあげることができて、それを喜んでもらえると、多分、他者のために何かをする、という行為が好きになるかもしれません。

あまりにも、他者を思わない。
そんな時代になってしまったので・・・。

だから、はっぱ一枚でも、大喜びしてあげましょうね。



子供の笑顔

2006-08-26 14:04:25 | 子育て
私の大切な大切な娘です。
でも、今はもう20才。

久しぶりに眺めた、アルバムでみつけた彼女は、2才。

このころ、まだ若い母親だった私は、息子と娘の子育てに必死でした。
廻りのことなど、何も見えずに、ただ、今、目の前の子供達にあたふたさせられっぱなしでした。

今、18年の年月が過ぎ、客観的にこの写真を見ることができるようになって、こんなに可愛らしい子供を私は育てることができたのだなあ、と感慨もひとしおになりました。

今になって思えば、どんなに大変なことも、必ず後で振り返れば、微笑みがこぼれる、今はそんな風に思えるのです。

小さな天使の時は、あっと言う間に過ぎてしまいます。
どんなに、わがままを言っても、泣きわめいたとしても、そっと抱きしめてあげて下さい。
そんな風にできるのは、小さなその時にしかできませんから。

いくつになっても、心配や悩みが絶えない子供達。
かあーっと、頭に血がのぼってどなりそうになった時、こんな小さな時の写真をそばにおいておくと、すこーしだけ、気持ちがやさしくなっていくのが分かります。
おうちの中に、赤ちゃんのころの写真をおく。
お勧めです。


家族のいる場所 2

2006-08-23 12:49:20 | 子育て

なんとなく、いつのまにか家族がそこに集まってしまう、そんな場所を作りたいと思っています。

設計のご依頼をいただく時、ご家族の様々な状況や事情をうかがって、プランを考えます。もちろん、建て主の希望は大切なのですが、時には、あえてそれはやめた方がよい、と言うこともあります。

例えば、子供室に鍵をつける、とか、それぞれの部屋にテレビやパソコンがつけられるようにする、とか。

ある年令に達した時、確かに必要があることかもしれません。
でも、基本的に、子供がひとり、個室で居心地よく過ごせる、という状況は必要ない、というのが私の考え方です。

小さな時から、欧米の家族は子供部屋でひとり寝をさせています。
空間的な、事情があって、日本では難しいことだったから、かもしれませんが、親子川の字になって寝る、なんてことが当たり前でした。

よく、新しい家を建てた途端、子供達との会話がなくなった、などという悲しい話を聞くのですが、それではなんにもなりません。

家は、幸せな時間を家族みんなで共有できる、大切な大切な場所です。

だから、いつのまにか、みんなが集まってしまう、そういう空間を作りたいと思っているのです。

宿題するのも、お絵描きをするのも、リビングに大きなテーブルがあれば大丈夫。
キッチンでお料理している姿をみながら、おかあさんとおとうさんと、おしゃべりしながら、というのも楽しいですね。
それなら、少し大きめのカウンターをつくっちゃえばいいのです。

どんな時でも、ふっと腰をおろし、ゆったりとした気持ちで、お互いの顔が見える場所。

お茶にする?

こんな言葉が、誰からともなく出てくる、安らげる場所。

家が出来上がった後は、おとうさんやおかあさんの大切な仕事です。

がんばってくださいね。

テレビゲームを捨てよう!

2006-07-27 00:37:43 | 子育て

お父さん、お母さん、テレビやビデオやファミコンに、子育てを任せていませんか?

私達世代は、ようやくテレビの放送が始まって、ひょっこりひょうたん島やシャボン玉ホリデーなんて番組を楽しみにしていました。
テレビを囲んで、という時代が始まってしまったけれど、それでもテーブルを囲んで、トランプやおはじきなんかを親もいっしょに楽しむことがありました。

私が親になってからも、カードゲームやボードゲームをどれくらいやったことでしょう。
家族が同じテーブルについて、わいわいいいながら、勝ったり負けたり、そんな中から、いろんなこと、子供達は学んだり、真似たり、してきたような気がします。(私達は、決してわざと負けてやったりしない、シビアな親でした。)

ようやく、子供達にとって念願のファミコンを手にしてから、毎日が怒鳴り声になってしまいました。

「何時間、やっているの?」
「もうやめなさい!」

そういいながら、まとまった時間を子供達だけで過ごしてくれることも、少しは喜んでいたはずです。
次から次にでるソフトを、これでもか、というほどに買う子供達。
満足することなんてありません。

でも、高校を卒業するころから、ようやく離れるようになりました。
我が家の子供達は、それほどにはのめり込んではいなかったのかもしれません。

小さなころから、ボードゲームを楽しんだ記憶は、家族の団欒のシンボルのように感じているのか、20才を過ぎた娘が、今でもなつかしそうにモノポリーや、人生ゲームをやりたがります。

小さな手の中のゲーム機は、子供たちの心を捉えます。
でも、家族で出かける時、旅行する時、持って行こうとする時、どうぞ、家に置いて行って下さい。

気持ちが、手の中のゲームに捉えられている時、旅先の体験や、家族のおしゃべりや、窓の外の景色など、目にはいらず、心に届かず、折角の時間がさみしいものになるからです。

それは、親にとって、というより、子供本人にとって。

架空の世界で、どれほど、拳を振るっても、痛くも痒くもない。
架空の世界で、どれほど、仲間を作って旅をしても、本当の体験ではないのだから。

夏休み、子供達と沢山の思い出を作ってください。
それは、大人になった子供達の宝物になります。
大切にする、ということは、子供のいうなりにする、ということではありません。

親がどんな風に考えているか、それをきちんと子供達に伝えられれば、そして親がきちんと向き合っていくことを怠けなければ、子供達は充足し、次の場所へ進んで行くことが出来るようになります。

私は、反省の気持ちも込めて、今そう思っています。


夜泣きは家が原因かもしれない?

2006-07-16 14:47:01 | 子育て
 
赤ちゃんが夜泣きがひどくて困っていたり、家族がなぜかイライラしている、けんかばかりしている、なんてことはありませんか?

それは、もしかすると「住い」が原因かもしれません。

住空間に、20数年前から、合板、ビニールクロスや、建具に使われているメラミン樹脂の化粧板など、もちろん家具にも、様々な化学物質が使われています。
数年前に、ようやくその規制が法律化されましたが、あくまでも2~3種程度の物質についてのみの規制でしかありません。

換気扇をつければよし、とされる法律は、規制対象外のものについては、今の所、野放し状態です。

化学物質は、知らない間に身体に蓄積されて、人それぞれの飽和限界を越えた時、突然、症状が表れます。

頭痛、めまい、吐き気、食欲不振、いらいら、不眠などなど。
風邪の症状に似ていたり、自律神経失調症などにもよく似ています。

それに気付かずにいると、学校や仕事に行けなくなるなど、通常の生活することにも、大きな制限を受けるようになるのです。

食べ物も大きな原因かもしれません。
でも、空間、学校や住宅、事務所など、私達を取り囲む環境が、あまりにも劣悪であることも、大きな理由のひとつです。
実際、各地で建築物に関しての裁判も起こっています。

昔、日本の住宅は無垢の木がふんだんに使われ、紙や土で包まれていました。学校には、木の机、木の椅子が当たり前でした。

それが、いつの間にか、外国からの合板や、コンクリートの建物になり、
化学物質を多用した材料で、壁や床は覆われてしまいました。

今、日本のあちこちで、子供の環境を、特に学校環境に無垢の木、を使って行こうという試みが始まっています。

日本の森林の問題の解決が、当初の目的だったのかもしれませんが、県で補助金を出すということも始まっています。

子供達が過ごす環境に、日本に昔からある、自然な素材を使うこと。
これは、学校だけではなく、住宅についても、また大人にとっても、ゆったりとした精神状態を取り戻すためには、大切な第一歩のように思われます。

以前、マイナスイオンの所でも書いていますが、人の心は、取り囲む環境に大きく影響されている、ということ。

なんか、最近イライラして仕方がない、と思ったら、家の中を見渡してみてください。
本物の材料、どれくらい見つけられますか?
呼吸していない素材は、あなた自身の呼吸を妨げている、そう思って間違いないからです。

出来る所からはじめてみませんか?
カーテンを木綿のものに変えてみる。
ソファや、クッションもウールや木綿など自然なものに変えてみる。
蛍光灯を電球に変えてみる。
リフォームできるのなら、クロスをやめて、しっくいや塗装(自然素材の)をしてみる。

専門業者に頼まなくても、自分で出来ることは意外にあるものです。
深呼吸が楽になること、間違いありません。

参照
西新宿にある、OZONEの6Fには、安心して使用することの出来る、材料など様々な情報を得ることが出来る、室内環境ラボという所があります。
http://www.ozone.co.jp/showroom_shop/information_bank/ie_lab.html

今、コメが危ない

2006-07-07 12:49:04 | 子育て
これは、DAYS JAPAN7月号の特集のテーマです。

現在、日本ではアメリカからのGM(Genetically Modified)作物の輸入は7作物75品種になっていて、食品添加物についても13品目を許可している。
食品の記載には、遺伝子組み換えかどうかを明記する規制があるものの、「遺伝子組み換えでない」と書かれた豆腐の40.9%からGM大豆が検出された、という。

今、日本で、コメの遺伝子組み換え種の野外植え付け実験が行われています。
虫に強い、殺虫剤に強い、花粉症が治る、などそういう希望的なメリットばかりを強調して、実験に多大な税金を使っているのは、日本政府農林水産省の研究機関や国立大学です。

いいことじゃない?と思われますか?

感覚的に、遺伝子操作された食品を食べる気持ち悪さもさることながら、動物実験の結果や、耐性の問題など様々な問題点が、すでに警告としてだされているそうです。種子の中に自殺遺伝子を組み込んでいるということまで。

アメリカの一企業が販売を牛耳っている野菜などの種は、殆どのものが、二世代目の種子の採れないものばかりです。または、採ることを禁止されたもの。
特許の侵害にあたるとして、裁判を起こされることもあるとのこと。

どんなにがんばって、野菜を植えてもその種で苗を作ることが出来ないわけです。要するに、いつも種を買わなければ食べる物を作ることが出来ない、ということです。採種をして農業を続けて来た日本の農家の方達も今は、農協を介して、アメリカ産の種を購入しているはずです。

ということは、遺伝子組み換えのコメが流通する、とコメを主食にしている世界中の国の人々は、ある特定の企業からそのコメを購入して栽培をするしかない、ということにもなりかねません。
花粉が飛んで、(空気に境界線はありませんから)GM種でないコメと交雑が起こった場合でさえも、その企業は特許侵害を訴えて、多額の賠償金支払いを要求するというのです。

とてつもない、食料独占のおもわくが動いている、ということに私達はまず、気付かなくてはなりません。

日本のメデイアがなぜもっと危機感を持って、報道しないのか、これはおそろしいことです。

DAYS JAPANとは、写真家の広河隆一氏ら、フォトジャーナリストが立ち上げた月刊誌です。

世界中に起こっている様々な情報を隠すことなく、写真を通して伝えています。
大企業のスポンサーなしには、継続することが困難な雑誌業界の中、この写真誌は、2004年4月からなんとか発刊を続けています。

定期購読をすることで、この良心的な情報誌を支えることができます。

年間8000円で、テレビや新聞では知ることの出来ない真実を受け取ることができます。
あなたもサポーターになりませんか?

購読お問合せ先:デイズジャパン企画室
電話:03-3322-0233 

メール:info@daysjapan.net

DAYS JAPANホームページ
http://www.daysjapan.net/


しつけっていつからいつまで?

2006-06-11 18:30:04 | 子育て
電車ででかけると、いろんなことが気になります。

例えば、昨日のこと。
80才を過ぎたくらいのおばあさまと娘さんが乗っていらっしゃいました。私は立っていたので、すぐに座っている誰かが、席を譲るだろうと思って、眺めていました。

でも、誰もしらんぷりです。

新宿の駅でどっと人が降りた後も、座っている人は誰もそのご婦人に気を配る様子がありません。
結局しばらく立っていらした後、優先席に座ることができました。

すぐそばに若者や、小学生も座っていました。
二人の小学生(多分お孫さん)を席に座らせ、ご自分が立っている60代の婦人。
なぜ、子供に席を譲るように教えてあげないのだろう?と疑問に思います。

お年寄りが一人でいらっしゃれば、私は廻りの人に声をかけてしまったでしょうけれど、娘さんがいらっしゃるので遠慮してしまいました。

電車の出入り口にしゃがんでしゃべっている女子高生や、携帯で話しをしている中年のおじさん。

最近、車に乗っていても、人の心がとても荒れている、という気がして仕方がありません。

譲る、という気持ち、一体誰が、どうやって、いつころ、教えるものなのでしょう?
常識って、誰が教えて行くのでしょう?

今の若い者は、といえるほどちゃんとした大人は今、みつからないかもしれません。
お年寄りから、小さな子供までが、えっ?と思うようなことばかり。

かくいう私が一番なってない大人かもしれませんけれど。


まんげつのよるまでまちなさい

2006-06-10 00:45:57 | 子育て
子供達がまだ小さなころ、眠りにつく前のひととき、毎晩1冊づつ、絵本を読んでいました。
お気に入りの本は、何度も何度も読むこともありました。
もういっかい、もういっかい、と。

むかーしから、朗読が好きな学生だった私は、声色を変えては人物を演じて読むのですが、子供達も大きくなってから、演劇や朗読がとても上手になりました。

私が小さなころ、ラジオが主役だった時期がありました。
中村メイコさんが、何人もの人物を一人で演じる「パパいってらっしゃい」という、ドラマが人気でした。

画像がない耳で聴き取るだけの状況では、人は自分のイマジネーションを膨らませることができます。自分だけの世界を思い描くことができるわけです。
絵本は、絵、そのものは見ているものの、そこに声がつくことで、子供の心は遠く広がっていくことができます。

最近、子供達にビデオのアニメを見せている風景を目にします。まとまった時間、子供達はそこに釘付けになるので、親は他のことが出来るので助かるのかもしれませんが、そこに時間や感動の共有がありません。
本を読んであげる時、子供達は夢中になります。
そこには、本を読む、という行為だけではなく、お母さんが、お父さんが、自分のそばで、自分のために時間を使ってくれている、ということが嬉しいからです。

忙しい毎日で、早く寝てくれればいいのに、と子育て真っ最中の時は、私もそう思ったものです。
でも、同じおふとんに寝転んで、本を読んで、とせがんでくれる時期はあっと言う間に過ぎてしまうのです。

だから、今、小さな子供達との時間を大切にしてほしいと思います。
想像してみてください。
お父さんや、お母さんの声や子守唄をききながら、眠りについていく、子供達の幸せそうな寝顔を。ゆったりとした、寝息をきけば、必ずこちらも幸せな気分になれますよ。

自分が受け入れられている、という安心感は、子供に自信を持たせます。
それは、大人でも同じですけれど・・・。

試してみて下さい。
パートナーの方や、誰でも良いのですが、一緒に横になって、本を読んでもらってみてください。なんだか、とてもほっとする気持ちが湧いてくるのです。

「まんげつのよるまでまちなさい」(マーガレット・ワイズ作、ガース・ウイリアムズ絵)は、あらいぐまのおかあさんと、男の子のおはなしです。私が大好きな絵本。
彼等は、他にも、
「くろいうさぎ、しろいうさぎ」「おやすみなさい、フランシス」など、すてきな絵本を沢山作っている方たちです。

たまには、本屋さんで、絵本探しも楽しいですよ。