しあわせな生き方のつくりかた

自然素材、国産木材にこだわっている女性設計家が、建築、環境、健康、子育てを通してしあわせに生きる答えを探します。

星野道夫の贈り物

2006-08-01 21:18:16 | 平和
私が大好きな人の中に、星野道夫氏がいます。
実は、その存在を知ったのは、彼がカムチャツカで熊に襲われて亡くなった後のことでした。
友人が貸してくれた1冊の本には、やさしい眼差しを向けた、美しい写真が載っていました。

開いて、その文章を読み始めた時、涙がとまらないのでした。
感動的なドラマが語られているわけでもなく、悲しい物語でもないのに、なぜか。
懐かしい人に会った、そんな感じです。

長い間会わずにいた、魂の友に、時の波を越えて、ようやく出会えた、そんな感じでした。

子供のための動物達を撮った写真集や、アラスカの一連の写真集など、素晴らしい数々のものを残してくれました。
そして、また、彼の、人との繋がりから生まれた様々な交流が、自然の描写とともに、書き留められた文章が、沢山出版されています。

ある時の写真展で、立ち止まったもの。
あか、むらさき、き、だいだい。あお。
低く浮かぶ雲に映る、太陽の光り。
きっと、この朝日の前で、彼は泣いていた。

そんな直感がしたのでした。

亡くなった後も、奥様の協力を得て、各地で写真展が開かれています。特に、生まれ故郷である」市川市では、毎年のように行われているようです。
今年は、星野氏が亡くなられて10年。
記念のイベントが行われます。

8月11日、12日。
お台場の科学未来館で、トークショーや、朗読、そしてアラスカの友、
ボブ・サム氏の昔がたりもあるのです。
科学未来館のサイト
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/event/2006/0812_plan_01.html
星野道夫のHP
http://www.michio-hoshino.com/


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