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松岡正剛/未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら 2014.3.30

2014-03-31 08:33:53 | 書評
☆ 松岡正剛/未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら  2014.3.30

仕事の一環で、ITproのサイトを覗いていたら、

松岡正剛氏の「ビッグデータは物語と仮説を求めている」の記事を見る。

そこでコメントされている松岡さんの話は、結構厳しい。


「データの蓄積からだけでは、たいした内容は読めませんね。幾つかの
ストーリーを入れて、どうしたらいいのかということ考えなければならない。
つまり、物語もなく、仮説もないようなビッグデータ分析は
ほとんどダメだということです。」


また、意図的にデータを作るという観点も言っている。


「編集というのは、そもそも入口から出口までのプロセスで、情報を
解釈可能なものとして扱っていく。それが編集力ですから。
例えば、舛添要一氏が都知事選に当選した結果を分析する際に得票数、
各選挙区での男女比などはデータですが、舛添氏をどう見るか、
ということはデータには入ってこない。

 だからこそ新聞や雑誌ではデータではないものも編集として加えて
いるわけです。これは到底、今のビッグデータからは出てこない。
ただ、それは入れようと思えば、入れられますよ」


という言を読んで、著作を読んでみようと図書館の検索をしてみたところ、
凄い量の著作で困ってしまった。難しいタイトルもあり、
最初に読むにはなるべく入門書みたいなのが良いかなと思い、TOPの画像に貼り付けた
『未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら』(ポプラ社、2011)
を借りることにした。


この本、非常にわかり易い内容でした。ビックデータなんか
難しくて、という方にはそもそも「情報」って何かということも
よく理解できていないと思うので、その辺の解説が秀逸です。

お勧めです。

【タグ】松岡正剛 未来のおとなへ語る―わたしが情報について語るなら
    書評 ビックデータ 情報 ポプラ社




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