737) 輩、遠方より来たる ５（遠野市 伝承園とカッパ淵）

　一昨日、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還し、小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性のあるカプセルが回収されたそうです。発見の成果はさておき、そのカプセルのふたを開けるのに約２週間もかかるというのが不思議でなりません。カプセルの造りひとつにしても素人には理解できない奥深いものがあるのでしょう。


　輩との県内彷徨の続きです。初日は概ね予定通りにご案内できたのですが、２日目の行程は全くの白紙のままチェックアウトを迎えました。「とりあえず東に向かおう」ということになり、昨日上った山道を下り北上駅を越えて東進しました。

　北上市から国道107～283号線を乗り継いで遠野市街に入ったのはちょうど昼下がり。夏油温泉は快晴でしたが、遠野盆地はすっかり曇天になっていました。ちょうどお昼時。遠野そばを食し、そのまま遠野見物をすることになりました。

　まずご案内したのは「伝承園」です。遠野物語の話者「佐々木喜善」の記念館や、馬と娘の恋物語「オシラサマ」を祀った御蚕神堂（おしらどう）、曲り家の展示等、遠野観光では多くの方が訪れる場所ではないでしょうか。

　観光客がこの伝承園とセットで足を運ぶのが「カッパ淵」です。伝承園近くに建つ常堅寺脇を流れる蓮池川にはかつて多くのカッパが住み、人々にイタズラをしていたそうです。ただ、「伝承園」も「カッパ淵」も私にはやや関心の低い分野です。お二方はどうだったか分かりませんが、伝承園からカッパ淵への往復時は沿道にあった「ホップ畑」を見ながらのビール談議がメインでした。


（カッパ渕。遠野のカッパは赤いそうです　－遠野市土淵町－）

　１年前の一品・・・お休みでした
　２年前の一品・・・「288)盛岡散歩　チャグチャグ馬コ」

にほんブログ村