736) 輩、遠方より来たる ４（北上市 夏油温泉）

　架空の新聞社を舞台にした「ゴーガイ！岩手ちゃぐちゃぐ新聞社」という漫画が評判です。地元ネタ満載で面白かったです。残念ながら全１巻のようですが、ライバル社「一関くるくる新聞社」「水沢ひぶせ新聞社」が出てきて地元ネタの取材合戦なんて展開も面白いだろうなと勝手に思いました。


　輩との県内彷徨の続きです。祭畤大橋を見た一行は車を北に走らせ本日のお宿に向かいました。この日のお宿は北上市西部山中にある「夏油（げとう）温泉」です。交通の便が悪く「秘湯」とも称されています。お宿のＨＰには「車の運転に自信のない方は送迎車をご利用下さい」とまで書いてありました。

　夏油とはアイヌ語で「崖のある所（ゲットォ）」が語源だそうです。冬は雪深くなり、夏しか利用できないので夏湯（げとう）から夏油になったという説があります。今年の営業はＧＷから11月上旬までだそうです。

　夏油温泉には宿が３つあります。この日泊まった宿には露天風呂が５つ、内湯が２つありその全てが源泉だそうです。普段「カラスの行水」である私でしたが、露天風呂は気持ちよく、当日１ヶ所、翌日１ヶ所と２回入浴してしまいました（少ないですか？）。


（夏油川に沿う「大湯」－北上市和賀町－）

　よく食べよく飲みよく飲んだ翌日、目覚めると快晴でした。窓を開けると隣りの棟の軒下にツバメの巣があり、親鳥が忙しくヒナに餌を運んでいます。「ツバメが低く飛ぶと雨」と言いますが、飛び方からすると好天の２日目になりそうです。


（長閑な我々と対照的に忙しい親ツバメ　－北上市和賀町－）

　前菜の「くるくる」「ひぶせ」が何かお知りになりたい方は検索してみて下さい。


　１年前の一品・・・「518)栃木散歩　真岡市（ＦＴＲと鬼怒川）」
　２年前の一品・・・「286)盛岡散歩　川守稲荷神社例大祭」

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