1260)記憶－忘れてはいけないこと３－

　昨日、二次会で地下の居酒屋に入ると同時に「緊急地震速報」の着信音があちこちから鳴り響きました。一気に酔いが醒めましたが、そばにいたオッサンが一言、「大丈夫だよ、この前も鳴ったけれど空振りだったし」。

　幸い地下では揺れを感じませんでしたが、銚子で震度５強を観測しました。昨夕には三陸沖での地震で津波を観測しましたし、何事も落ち着かない日々です。

　その翌日(つまり本日15日)、以前ご覧戴いた写真展「記憶－忘れてはいけないこと２－」の続編「記憶－忘れてはいけないこと３－」を見に行きました。かつて２度の展示写真にその後の様子を加えた展示内容でした。


（会場で配付されていた、今回の展示写真のポストカード）

　今回は前回の展示に比べて「人」の写真が多かったように感じました。表情が大震災前の前に戻りつつある・・もちろんその表情の裏側には様々な思いがあり、単純な話ではないでしょうが。

　前回の感想で「原発事故関係の展示が無いのは何故？」と申しましたが、今回は別フロアで「ＦＵＫＵＳＨＩＭＡ　ＤＡＹＳ－ふくしまの日々」という展示がありました。事故の様子ではなく、人の気配の無くなった町、白一色に身を包みバスで原発へ向かう作業員、検査を受ける子供達の様子などが並んでいました。

　一番印象に残ったのは、同じ場所で撮られたブランコでした。１枚には子供達が遊ぶ様子が映っていましたが、もう１枚は高く伸びた草に埋もれていました。

　はたして「記憶－４－」はあるのでしょうか？

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