風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

3229)房総ワンデイハイク 私的成田街道(32景目 八坂神社~下宿麻賀多神社)

2020年02月27日 | 千葉彷徨
 まもなく3月。例年であれば年度末というひとつの節目を控え、卒業式や壮行会といったイベントが多々開催される時期です。個人的にもこの3月は例年になく多くのイベンドが予定されていましたが、コロナウイルスにより次々と延期・中止となっています。中には一生に一度のようなものもありましたので残念至極ではありますが、集まる事自体に感染のリスクがあるとされていますから・・・。ここが過去の「自粛」と違うところですね。



 私的成田街道の続きです。八坂神社から数分で、再び重厚な民家が現れました。島田長右衛門家と政五郎家です。この建物も「日本博覧図千葉県編」に掲載されており、1877~87(明治10~20)年頃に建てられた店舗兼住宅です。それ以前から長右衛門家は幕府野馬御用を勤めており、広い敷地を有していたそうです。


(築140年以上の風格・・-酒々井町酒々井 2020/01/05-)

 馬といえば成田空港ができるまでの御料牧場ぐらいしか知りませんでしたが、酒々井にも江戸幕府時代から馬に携わる場所があったのですね。


(日本博覧図の島田長右衛門家と政五郎家 -同上ー)

 2~3分ごとに足を止めてしまい中々前に進みませんが、島田家を後に歩き続けると路肩に色あせ、20と書かれたポールを見つけました。主要な国道にはこのような起点からの距離を記したポールが立っており、この道がかつて国道51号線だった名残りなのでしょう。基本はポールですが、管理する自治体によって異なります。


(見る人もいないであろう距離ポスト -同上-)

 上のポールの写真で奥に写っているのが下宿麻賀多神社です。ここには高札のような説明札が建っており、稚産霊命(わかむすびのみこと?)を主神とし、天喜年間(1053年)に創建されたとあります。1457(長禄元)年から1590(天正18)年までは本佐倉城主千葉介の庇護もありました。


(創建1000年以上の麻賀多神社 -同上-)

 参道は直角に曲がっており、その先に拝殿が建っているのですが、見れば修復作業をしていました。2019年9月9日の台風15号(房総半島台風)よる倒木で、拝殿屋根の一部損壊といった被害を受けています。鳥居前には寄付を募る依頼文が掲げられていました。


(拝殿修理中 -同上-)

 すっかり報じられなくなりましたが、台風15・19号からの復旧はまだまだ途上であると痛感しました。謙虚な気分になって先へ進みます。



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