誰もいない牧草地で脱輪してしまいました

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【駒ケ岳が最高に美しい姿を見せていました】

美しい山容に見とれていました、ミルクロードへ行きたかったのですが、道を間違えたような気がします、牧草地内は立ち入り禁止の立て札でした
一本道の砂利道です、牧草地には排水溝が掘られていましたが、トラクターが進入できる通路が出来ています、バックして慎重にもどりました
道からはい出る時ハンドルを切って後輪が不気味に沈んで運転席が持ち上がりました、これでは自力脱出は不能です、ＪＡＦさんに連絡したら
何とか繋がりました、ＪＡＦを待っている間にここち良い風が頬を撫でてきて雲に隠れていた駒ケ岳の絶景が現れました


・　　　　　　　　　　　　【辺りを見回しても人はいません】

自分でしたこことは言え窮地なのです、旅は良い事ばかり起こる分けないのです


・　　　　　　　　　　　　【先にも誰も見えません】

助けを呼ぼうにも人がいないのです、こちらは牧草地の真ん中にいて住所も目印もわからないのです


・　　　　　　　　　　　　【心なしか気分がどんどんめり込んで来ました】

右前車輪は完全に浮いてカラカラ回っています、いかに４輪駆動でも前輪が浮けば脱出は無理なのです


・　　　　　　　　　　　　【左後輪が排水溝に潜ってしまいました】

これでは自力脱出は無理です、これからやって来る顛末を予想して悪い方に考えが行ってしまうのです

（力のあるトラクターに引いてもらえばという思いも湧きました、豆粒のように見えていますが、道の無い登り坂を登って行く勇気はありません）


・　　　　　　　　　　　　【雨でなくて幸いです】

雨が降って来れば最悪です、ＪＡＦに脱輪した旨電話したらどうにか繋がってくれました


・　　　　　　　　　　　　【どうしてこんな時に一番綺麗な駒ケ岳が出て来るのでしょうか】

ＪＡＦさんがやって来るまで１時間近くかかりました、僕の場所が判らない為に何度も電話くれました

（僕のいる場所は道路ではなく牧草地のトラクター通路で、立ち入り禁止の立て札の前で脱輪しているのです）


・　　　　　　　　　　　　【左は完全に埋まって空転しています】

ここまで来れば観念です、成るようになれとひらき直ります


・　　　　　　　　　　　　　【完全に左後輪は亀さん状態になりました】

左後ろタイヤ１本ですが、傾いて反対側の左前輪１本が完全に斜めに浮いてしまいました、やっとＪＡＦから連絡を受けた地元の会社さんが
やって来ました、一目見ただけでうちのレッカーでは無理と判断して、専門のレッカー屋さんに連絡を取っています、牧草地ですから牧場に立ち入っていいかい！
の連絡も忘れません、確かに後から牧場の大きなトラクターが入って来ました、電話のせいで一瞥されましたが、何も言われませんでした

（今日は絶好の晴天で牧草の刈り取りで忙しく、大きなトラクターを引いて牧草を刈り取り、牧草ロールを作るのでした）