北海道：４日目（北見まで）前編

・　　　　　【晴れ渡った眼下に「層雲峡」】

おじさん、おばさんに見送られ朝早めに旭川を出ます
もう子供ではないのですから、と言いますが
おじさん達、お小遣い渡してくれます
遠慮しましたが、頂いていきますね
来年も来れたら寄りますので、それまで元気でいて頂戴！


大雪の層雲峡目指してまっしぐら、でも一昨年ここで
青切符の速度違反ねずみ盗り餌食になっていますので慎重走行
今年は半帽ヘルメットですからスピードは出しません！
運が良い事に東北・北海道では全く雨に降られません
夕方の積乱雲にわか雨も前方突入かと思われた瞬間
雨の境目パラリ、タイミング良く回避できています
大変珍しい事です！

　　　　　【日本の紅葉はここから始まります（黒岳）】

晴れていますので、層雲峡、黒岳からの絶景を見ましょう
１００人乗りロープウエイ、リフトを乗り継ぎ
７合目まで上がりますと目の前は真っ青な空のした
緑の樹海が眼科に広がり、大雪の山々がパノラマとなって
迫ってきます。（この景色は大満足）

黒岳は大雪連山の登山口でありますから、皆さん本格登山姿です
最も簡単コースお花畑一周でも８時間掛かります
大雪山単独のピークがあるわけではありません
大きな山です、富良野側にも、上士幌方面にもいけますが
時間は１日２日掛けて登ります
2000m級ですが本州では3000m級の山並みに匹敵します

僕のようなお手軽、半袖のサンダル履きの軽装では、
山をなめんなよ！ちょっと恥ずかしいね！
残念ながら高山植物の時期は終わっています
花を見るなら６月でしょう、雪解けあとに一斉に咲き誇ります！

小学校５年の時、黒岳を登りました
当時はロープウエイなどありません、層雲峡から万年雪を頂いた
頂上まで登った記憶が鮮明に思い出されます。
小学生達が先生に引率されて降りてきました
疲れた表情ですが、頂を征服した満足感が
お顔に現れ饒舌になって帰路のロープウエイが賑わしいね！

７合目山小屋には可愛らしい「縞りす」がちょろちょろ
顔を出してきます、灰色で尻尾の大きい伊豆の台湾リスと違い
縞目も鮮やか可愛く見えます。多分登山者が落とす食べ物が
目当てで出没するのでしょう！


　　　　　【縞リスは伊豆の台湾リス違います？】

大雪湖を右に見て下れば上士幌、然別湖の水没鉄道跡もおもしろい
本日は帯広泊ですがこれでは帯広一直線になってしまいます
北見・網走方面に天北峠を下りましょう、天北峠の茶屋で
「とうきび」を戴き休憩しましょう。残念、お店が開いていません

今は大麦の収穫時期です、大型コンバイン２台が活躍中
見ているだけで面白いです！
この辺の農家の粗収入は３０㌶3000万円だそうです
農機具代、肥料代、労働原価を盛り込むと実収入は300万
生活費の大半は領収書がもらえますし、食費はほとんどタダで
しょうから200万位貯金するそうです
（それでも嫁の来ては少ないとか？）

　　　　　【収穫作業は大型コンバイン】

カタカタと音が響き、刈り取っていきます
大麦だと思います、充分広いと畑と思いますが、
地平線まで続くアメリカやフランス等では
これの何倍も大きいコンバインが活躍しています！
農業の近代化なくして、今の北海道は語れません
北海道で元気な町は北見、帯広です
広大な農地を作ってくれた御先祖様に感謝ね
５０年戦争がなかった幸せもありました
後は雨が降り、太陽が輝けば無限の生産が保障される
世界です！

　　　　　【収穫を急ぐ為に２台稼動中】

今日は疲れたので午後の動きは明日にします
道東（阿寒国立公園）今回のハイライトになります