しいたけの伊豆高原情報と放浪旅

(伊豆をバイクで回って10年、伊豆高原に住んで26年目に突入、いろんな事がおこりますねえ!)

2012年夏:北海道の旅(美瑛)

2012年10月09日 | バイク&キャンカー&鉄道&船旅
・         【「美瑛」に行きますと畑の丘がうねって迫ります】

子供の頃、何の感動も覚えなかった景色ですが、都会の人にはうけるのですね
富良野のように人工的で観光目当てのお花畑ではありません、「にんじん畑」「ジャガイモ畑」のように
根菜類が植わって、畑一つがとても大きく、数本立ってる木々が目だってコマーシャルになっています



「ケントメリーの木」とか「マイルドセブンの丘」とか「セブンスターの木」等が点在しているのです


・          【なんとなくイメージが伝わらない風景です】

実際の畑なんてこんなものです、今時分なら幌加内や江丹別の山裾まで広がる白い花が咲いている
広大な「蕎麦畑」のほうが一見の価値があります

(旭川とはそう遠くないのですが、旭川を越えてさらに北に行きますから、動物園見学も
 行かねばなりません、これ以上の寄り道は出来ません)



なんの変哲のない畑の風景なのですが・・・?


・          【今年の全日空のカレンダーでも紹介されていました】

(カレンダーの写真ですからもっとカラフル黄色や赤色までありました、あれは実りの時期だと思います)

9月を代表する日本の風景なのでしょうね、畑がうねるように迫ってくる所が十勝平野と違っている所でしょうか

感性の違いだと思いますが、僕には全く感動しない見慣れた北の大地風景なんです

富良野が注目されるようになって、お隣「美瑛町」が考えに考えてひねり出したのが「観光資源」としての
「パッチワークの丘」とネーミングしたのですね!



町並みも綺麗になって裕福な町だと思います、北海道は伝統的に水産資源が豊富でした
「中学出たての新米漁師が胴巻きに札束つっこんで飛行機に乗って札幌まで行って「ススキノ」で遊んだ」という
羅臼の昔話がある位なのです、羅臼町に御殿のようなお宅が多いのは風雪に耐えられる為だけではないのです

(その羅臼でさえも往時の華やかさは無くなっています)

200海里問題で北洋のサケマス船団が廃止になって廃れはじめて、カニ等の大半はロシアからの輸入物です

(南氷洋の「くじら」も無くなって大手漁業会社で船を持ってる会社はありませんと寂しい話も聞きました)

ニシンが捕れなくなって日本海側の江刺、小樽、増毛、留萌、苫前が寂しい町になってしまい
カニが捕れなくなって枝幸、紋別が風前の灯近くに寂れて、漁業基地であった釧路は昼間人が歩いていません

比べて農業は温暖化でお米が取れる北限も上がって、不味かった北海道米にも「キロロ」というブランド米
まで出現、畑は大農法で効率よく収穫できますから、たとえ単価は安くても雨とお天等様さえあれば
毎年確実に収穫が見込めます、蓄積していく農家には資産が残り、大自然から収穫の恵みだけを求めた水産業が
衰退するのは「あり」と「きりぎりす」にも似ています



当たり前の話ですが地形的に海沿いの港町は半分が海なのです、内陸部の町は360度に耕地が
展開できますから、農業として地道にやっていれば北の大地もやさしい笑顔で迎えてくれます
家族の世代交代さえ旨くいけば農業の前途は明るいと思います

(僕には農家の皆さんが中小企業の社長さんに見えるくらい資産家で裕福なような暮らし向きに見えます)

TVやパソコンで毎日新しいトレンドは追えますし、都会でないと揃えられない生活必需品は殆どありません
稚内に住んでいた従兄弟の話ではデパートは250km離れた旭川まで行くのよと不便さを
嘆いていましたが、その内高速道路も延長されますし、大半の物資はスーパーで揃うし
ロシア人が目立ちますが100円ショップだってあります、マクドナルドのハンバーガーだって
本州と同じ全国統一お値段200円の早朝「チキンクリスプコンビ」をお馴染みのマニュアル笑顔で迎えてくれます!

(昨年、従兄弟は稚内から札幌に転勤になり都会生活に戻れましたが稚内は食べ物が美味しく
 安かったと思い出すように言ってました)

田舎暮らしであっても決して時代に後れるような事はないのです、半年は雪で耕せないと言いますが
酪農や商売をやるのでなければ1年の内、半分は休みと考えると充実した人生が送れると思います



これが本当の「冷えとり」の手引書
PHP研究所

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