へーちょうなんだ。

ときどき書きます。
4コマ漫画「こねことへんないきもの」略して「こねへん」れんさいちゅう。

一日かじりかけのパンをぶら下げて歩いてたことについて。

2012-06-26 18:41:06 | にっき
今日は一日かじりかけのパンをぶら下げて歩いてた。
っていう書き出しなんか村上春樹っぽくないかな、と思ったので書き出してみたけど、特に村上春樹的なことはなにもなく、本当に僕は今日一日ただかじりかけのパンをぶら下げて歩いてた。
コンビニでパンを買ったはいいけど、食欲がなくて、一口かじってからずっと袋の中で放置していたのだった。
かじりかけのパンをぶら下げていることによって、僕の内面になにか重大な形而上的変化が起こったかというと、そんなこともなく、ただ「ああ、今はパンをぶら下げてるから突然津波かゾンビかなんかに襲われてどこかに閉じ込められても、一食だけなら大丈夫だな。でもそうなったら、きっと避難したところにはたくさんのお腹をすかせた人がいて、僕がパンを食べるのを恨めしそうに見つめるかもしれないな。もしかしたらその中に美少女がいて、彼女にはお腹をすかせて今にも死にそうな弟がいて、無言ながら目ではそのことを僕に訴えかけてくるかもしれないな。そしたら当然パンを分けてあげて、感謝した彼女は、こう、あれがあれで、二人きりで生き残って、みたいなことになるかもしれないな。それだと弟死んでるな」などと思いながら、パンを食べようとしたら、あまり長いことぶら下げて歩いてたもんだからパンはかぴかぴに干からびてた。
ちくしょーなんでだー。

サラダのりんごについて。

2012-06-24 00:33:46 | にっき
サラダに入ってるりんごについて話します。そもそも世界中のどこにもサラダにりんごを入れる風習はなかったそうで、単に日本でフランスのレシピ本のサラダの項目において「じゃがいも」を「りんご」と誤訳したのが始まりなのだそうです。(フランス語でじゃがいもとりんごはよく似た綴りらしい)
サラダさんサイドからしてみればじゃがいもさんが来ると思ってたら、突然の果物さんサイドからりんごさんの登場とあいなったわけで、まさに青天の霹靂、キャベツさんやトマトさんからしてみれば「誰あいつ?知り合い?」「誰?呼んだの?」「トマトの知り合い?」「知らん、わからん」といった具合であり、りんごさんサイドのいたたまれなさといったら想像するにあまりあります。
しかしりんごさんサイドからしてみれば、このような事態は想定外であり、皮を剥かれて薄切りにされている間は単体で人間さんサイドに供されるか、最悪でもアップルパイさんサイドに投入されてお菓子さんサイドの仲間入りするか程度の覚悟しかなかったはずで、まさかサラダさんサイドで野菜さんサイドの仲間入りしてしまうとは、りんごさんサイドにとっても青天の霹靂、どうしてわたしここに連れてこられたんですか的状態であって、むしろ被害者、悪いのは誤訳した日本人さんサイドであり、むしろりんごさんサイドは謝罪を要求してもいい立場であり、しかるに僕がさっき女子トイレに突入してしまったのもわかりにくい表示をしてた相模原駅さんサイドに問題があり、女子さんサイドに冷ややかな目で見られた僕サイドはむしろ被害者であり謝罪と賠償を請求したいといったところで唐突に終わる。

胸の膨らみについて。

2012-06-17 04:21:46 | にっき
 今日は胸の膨らみについて書こうと思う。
 胸の膨らみというのはつまり「胸の膨らみ」のことである、なんて謎のようなことを言ってみたが、これはつまり「胸の膨らみ」とは例えば「おっぱい」とか「乳房」といった具体的名称とは違う、ある種の間接話法による抽象技法である、ということである。
 ということである、といってもやはりよくわからない。何を隠そう書いている僕もよくわかっていない。
 それならなんで「胸の膨らみについて書こうと」思ったのか、と疑問を抱くのは当然のことである。疑問を抱かなかったあなたは反省してほしいのである。
 そもそも「胸の膨らみ」というのは主に女性の胸部が「何か」によって盛り上がり膨らんでいる様である。「何か」といえばそれはもうたいていはある一つの存在、「双丘」とか「たわわに実った例のアレ」とか、もっと具体的には先述の「おっぱい」とか「乳房」とかいったいわゆるあれである。
 いわゆるあれではあるのだが、しかしそれはあくまで間接的に示されるにすぎないのである。「胸の膨らみ」はたいていは衣服の下にあって、実際に確認してみるまでそれがなんであるかは闇の中あるいはブラの中なのである。もしかしたらブラはつけてないかもしれないのである。代わりに甲冑でもつけてるかもしれないのである。膨らんでいるのは甲冑のせいかもしれないのである。衣服の下に甲冑を着込んでいるなんてそいつは多分暗殺者か何かなのである。命の危険が危ないのである。
 つまり「胸の膨らみ」の向こうは開けてみるまでは窺い知れない、いわばシュレディンガーのおっぱいなのである。
 聡明な読者諸賢ならおわかりかもしれない。
 そう、「シュレディンガーのおっぱい」って言いたかっただけなのである。といったところで唐突に終わる。

とんかつについて。

2012-06-16 12:15:08 | にっき
今日はとんかつについてどうしても皆さんに主張しておきたいことがある。
みなさん、とんかつの主役はなんだと思うだろうか。
とんかつなんだしそりゃ豚肉でしょ、とか、とんかつといえばソースじゃない?とか、ちょっと通ぶっていやいやキャベツ、あれがないととんかつは始まらないね、とかそんなことを考えるかもしれない。
いやいや、よく聞いていただきたい。まことにわたしは神の名の下あなた方に語りかける。
とんかつの主役は衣である。影の主役は、とかいう話でなく、ハムレットならハムレット、マクベスならマクベスと言った意味でとんかつの主役は衣なのである。
なぜか。
豚肉のおいしさは脂にある。これには万人といわずとも千人くらいは首肯していただけるところなのではないだろうか。いただけないならその首へし折る。
さて、ここで問題はとんかつ屋さんの揚げ油に展開する。たいていのとんかつ屋さんではラードを使って揚げている。豚肉を豚の脂で揚げるのである。関係ないが今、予測変換で「豚の血」と出てきて「豚肉を豚の血で揚げるのである」という黒魔術以外の何物でもない文章が出てきた。
これがなにを意味するのか。結論は一つ。衣は脂の増加装甲なのである。ガンダムNT-1アレックスでいうところのチョバムアーマーなのである。
パン粉の衣はラードを吸う。その衣で包まれているからこそ、とんかつは豚肉単体以上の味わいとなるのだ。
ここで思い出したが、カレーライスが美味しく感じられるのは、脂肪分とたんぱく由来の旨味成分、それに炭水化物が合わさるからなのだという。とんかつもまた脂肪分にたんぱく質、衣のパン粉は炭水化物である。完全食品である。18号を吸収したセル並みの完全体なのである。
だから昨今流行りの揚げないとんかつとかそういうのは邪道なのである。揚げないにしても、オリーブオイルを使うミラノ風カツレツとかバターを使うシュニッツェルのように風味の良い油を使うことは必須なのである。
とつらつら考えて、おいしいとんかつが食べたくなってきたので唐突に終わる。

お姫様について。

2012-06-14 23:21:13 | にっき
お姫様になりたい。
お姫様になるには舞踏会に行かなければならない。
舞踏会というのは日本語に直すとダンスパーティーである。間違えた。日本語ではない。まあいいです。
問題はダンスパーティーなんて近所でやってないことである。相模原市民会館でもやってない。ハガレンのオンリーイベントならこの前やってた。(腐女子がいっぱいきて怖かった)
そもそもダンスなんてここ何年もやってない気がする。小学校の運動会のダンスが最後だと思う。いや、まてよ。ついこの間テレビに踊らされて手作り豆腐セット買っちゃったのだった。
いや、そうではなくて。

そういえば、クラブイベントってダンスパーティーではないのか。この前行ったぞ。暗い中で男女入り乱れて踊ってた。おお、なんだ舞踏会あるじゃん。
お姫様への道のりが見えてきた。
クラブイベントにドレスとガラスの靴履いて参加すればいいのである。
しかし、ガラスの靴なんて履いて行ったら踏まれた拍子に砕けて破片で怪我してちょっとした惨劇になりそうだ。ドレスも邪魔だし。
そもそもクラブイベントに王子様なんていないし。馬車で乗り付けてくる人、いなかったし。

馬車、そう馬車だ。
王子様といえば馬車。お姫様も馬車。ベンツやフェラーリやBMWより馬車なんである。
今の日本で馬車を普通に使っていそうなのは…群馬。群馬県だ。きっと馬車あるに違いない。名前も群れる馬だし。なんかこの前蒸気機関車走ってるってニュース見たし。群馬。そうだ、群馬行こう。

これで馬車は都合ついた。
あとは王子様である。いるのだろうか、群馬に王子様。
こういうときこそネットの力である。「群馬 王」でググってみた。
餃子の王将が出てきた。
お腹すいた。
スーパーに行って冷凍餃子買ってくることにしよう、手作り豆腐用の豆乳も忘れずに、といったところで唐突に終わる。