へーちょうなんだ。

ときどき書きます。
4コマ漫画「こねことへんないきもの」略して「こねへん」れんさいちゅう。

一日かじりかけのパンをぶら下げて歩いてたことについて。

2012-06-26 18:41:06 | にっき
今日は一日かじりかけのパンをぶら下げて歩いてた。
っていう書き出しなんか村上春樹っぽくないかな、と思ったので書き出してみたけど、特に村上春樹的なことはなにもなく、本当に僕は今日一日ただかじりかけのパンをぶら下げて歩いてた。
コンビニでパンを買ったはいいけど、食欲がなくて、一口かじってからずっと袋の中で放置していたのだった。
かじりかけのパンをぶら下げていることによって、僕の内面になにか重大な形而上的変化が起こったかというと、そんなこともなく、ただ「ああ、今はパンをぶら下げてるから突然津波かゾンビかなんかに襲われてどこかに閉じ込められても、一食だけなら大丈夫だな。でもそうなったら、きっと避難したところにはたくさんのお腹をすかせた人がいて、僕がパンを食べるのを恨めしそうに見つめるかもしれないな。もしかしたらその中に美少女がいて、彼女にはお腹をすかせて今にも死にそうな弟がいて、無言ながら目ではそのことを僕に訴えかけてくるかもしれないな。そしたら当然パンを分けてあげて、感謝した彼女は、こう、あれがあれで、二人きりで生き残って、みたいなことになるかもしれないな。それだと弟死んでるな」などと思いながら、パンを食べようとしたら、あまり長いことぶら下げて歩いてたもんだからパンはかぴかぴに干からびてた。
ちくしょーなんでだー。