里山の移ろい

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ヘンシン?

2017-02-03 16:48:29 | 日記

 

昔から農村社会は、一人で生きられなかったようだ?

そのため、各種組織がつくられていたものと思う?

其れこそ、藩政時代から引きずっている組織もある。

これには、いろいろ要因があるが、

水稲を生業としてきたためでないかと思う?

稲作には、水は欠かせない。自分の水田に水をひくには、

他人の水路等との関わりがある。

つまり、上段の方の水田から順に水を入れる必要があった。

そのため、集落の農民が共同して、

水路の雑草を刈る等して、スムーズに水が流れるようにしていた。

 

今も、このようにしなければならない水田が残ってはいるが、

水田の大部分は、30~50アール等、大区画に様変している。

したがって、水を自分の水田に入れるには、

蛇口をひねるだけでよくなった。

排水路は、三面がモルタルづくり。

泥や草で流れがとどまることがなくなった。

 

このようなことと相まって、

高齢化や世代交代、後継者不足もあり、

集落全体に、共同思想が薄れてきたのではないか。 

特に高齢化は、厄介だ?

たとえは、皆が参加する共同作業は何とかしても、

順番に役割を果たそうとする共同活動は、

残念なことに70%前後しか、できなくなっている現実がある。

これでは、自分の役割は果たせない。

 このようなことが、この集落内にも顕在化してきた。

さて、どうするか?

共同の形を変えることでないか?

もちろん、他の集落にもあるものと思う。

トランプさんではないが、タテのものを横にしてみる?

つまり、組織のくみ変えが有効な手段でなかろうか?