続「馬鹿・馬鹿者」の話
今回は、以下の辞書から引用。
例解新国語辞典[第四版]
P783~
ばか「馬鹿」[名・形動]
(一) 普通の人より頭の働きが鈍い。また、そういう人。「人を馬鹿にする」
(二) 何かに打ち込んでいる度合いが甚だしくて、他の事ができない。「専門馬鹿」
(三) 普通ではちょっと考えられないようなこと。「そんな馬鹿な!」
(四) つまらないこと。くだらないこと。「出費が馬鹿にならない。」
(五) (「馬鹿になる」の形で、全体で)本来の働きが失われてる。「かぜで、鼻が馬鹿になる」
(六) 程度がなみ外れていること。「馬鹿正直」
岩波国語辞典か[第八版]
ばか[馬鹿・莫迦]
(一) 知能の働きが鈍いこと。利口でないこと。また、そういう人。
(二) まじめに取り扱う値打ちのない、つまらないこと。またとんでもないこと。
(三) 役立たないこと。きかないこと。
(四) 「―に」の形で、また接続的に、普通からかけ離れていること。度外れ。非常に。
(五) ばか貝の略。
学研 現代新国語辞典
[馬鹿・莫迦]
(一)(名・形動) 頭の働きが鈍い・こと。また、並外れて道理や常識から外れているいる・こと。
(二) (名・形動) くだらないこと。
(三) (「-に」の形で)程度が並外れていること。
(四) (接頭語的に用いて)程度が並外れていること。「-高い」。
広辞苑[第四版]
ばか[馬鹿・莫迦]
梵語moha(慕何)、すなわち痴の意、またはmahallka(摩訶羅)、すなわち無知の意からか古くから僧侶の隠語。馬鹿は当て字。
(一) おろかなこと。また、その人。愚。愚人。あほう。
(二) 取るに足りないつまらないこと。無益なこと。またとんでもないこと。
(三) 役に立たないこと。
(四) (接頭語的に)度はずれて、の意
以上から言える事は、「馬鹿」とは、
ある「モノ・コトの機能・状態が平均・基準以下である」事。
普通の人に比べて、「頭の働きが鈍い」・「知能の働きが鈍い」バカ者…
普通に切れるハサミが、切れなくなったら「バカになったハサミ」…
これらは、普通の状態に比べて機能が「鈍い・劣っている」…
はて…「頭の働き」と「知能の働き」の相違とは?
そもそも…「普通の状態」とは?
スポーツ選手が、その競技では素早い・鋭いプレーが可能。
なのに…勉強・学問…では鈍く、なかなか理解不能…
では、この選手は「馬鹿者」なのだろうか?
勉強・学問…も、その人の一つの頭脳の活動結果での身体活動である筈…
運動・スポーツでは鋭く、勉学・座学…では、頭脳活動は鈍くなる…
これは、可笑しい!
同じ人間の頭脳活動が、「勉強・学問」と「運動・スポーツ」とで、
そんなに、鋭いor鈍いと両極端に異なってしまうモノだろうか?
否!その人物の頭脳活動は、いつも同一である筈。
しかし、その人の頭脳活動の結果・表現を「鈍い・鋭い」と判断する基準が異なっている。
スポーツ選手は、身体的な表現では鋭い。
座学・学問…の言語を媒介として結果・表現では鈍く…
これは、頭脳活動の問題でなく、言語理解・言語の使用・表現の問題であろう。
また別の視点か~馬鹿も利口も…
その言動・行為を評価・判断する人々の相違。
その時代・社会の普通という判断基準の相違。
そんな・こんな感じの「馬鹿・馬鹿者」ならば…
他人を、ただただ「馬鹿者!」と罵るのは、馬鹿者の言動であろう。
真の利口者なら、「バカ」という言葉を使わずに、事実的or論理的な例えを用いて、相手の「バカ」な理由を相手に納得させ得るモノだろう。
過去の時代~おまじないが医療だと信じられた時代…
そんな時代の医療は、現代の我々から見たら「バカな事」なのだろうが…
その時代では、正真正銘の「医療行為」と万人が信じていたのだろう。
南郷氏はの言説の数々も然り~
過去の私は、師範の「気とは認識である!」その言葉を信じられず…
それって「本当?」レベルの不信感だった…
でも…今なら言える「気とは、自身の頭脳活動を活性化する(気)力」
ただ…どんなに「頭脳活動を活性化させても、
それは、当人の能力・実力の範囲内でのモノ」以上にはなれないだろう。
今回は、以下の辞書から引用。
例解新国語辞典[第四版]
P783~
ばか「馬鹿」[名・形動]
(一) 普通の人より頭の働きが鈍い。また、そういう人。「人を馬鹿にする」
(二) 何かに打ち込んでいる度合いが甚だしくて、他の事ができない。「専門馬鹿」
(三) 普通ではちょっと考えられないようなこと。「そんな馬鹿な!」
(四) つまらないこと。くだらないこと。「出費が馬鹿にならない。」
(五) (「馬鹿になる」の形で、全体で)本来の働きが失われてる。「かぜで、鼻が馬鹿になる」
(六) 程度がなみ外れていること。「馬鹿正直」
岩波国語辞典か[第八版]
ばか[馬鹿・莫迦]
(一) 知能の働きが鈍いこと。利口でないこと。また、そういう人。
(二) まじめに取り扱う値打ちのない、つまらないこと。またとんでもないこと。
(三) 役立たないこと。きかないこと。
(四) 「―に」の形で、また接続的に、普通からかけ離れていること。度外れ。非常に。
(五) ばか貝の略。
学研 現代新国語辞典
[馬鹿・莫迦]
(一)(名・形動) 頭の働きが鈍い・こと。また、並外れて道理や常識から外れているいる・こと。
(二) (名・形動) くだらないこと。
(三) (「-に」の形で)程度が並外れていること。
(四) (接頭語的に用いて)程度が並外れていること。「-高い」。
広辞苑[第四版]
ばか[馬鹿・莫迦]
梵語moha(慕何)、すなわち痴の意、またはmahallka(摩訶羅)、すなわち無知の意からか古くから僧侶の隠語。馬鹿は当て字。
(一) おろかなこと。また、その人。愚。愚人。あほう。
(二) 取るに足りないつまらないこと。無益なこと。またとんでもないこと。
(三) 役に立たないこと。
(四) (接頭語的に)度はずれて、の意
以上から言える事は、「馬鹿」とは、
ある「モノ・コトの機能・状態が平均・基準以下である」事。
普通の人に比べて、「頭の働きが鈍い」・「知能の働きが鈍い」バカ者…
普通に切れるハサミが、切れなくなったら「バカになったハサミ」…
これらは、普通の状態に比べて機能が「鈍い・劣っている」…
はて…「頭の働き」と「知能の働き」の相違とは?
そもそも…「普通の状態」とは?
スポーツ選手が、その競技では素早い・鋭いプレーが可能。
なのに…勉強・学問…では鈍く、なかなか理解不能…
では、この選手は「馬鹿者」なのだろうか?
勉強・学問…も、その人の一つの頭脳の活動結果での身体活動である筈…
運動・スポーツでは鋭く、勉学・座学…では、頭脳活動は鈍くなる…
これは、可笑しい!
同じ人間の頭脳活動が、「勉強・学問」と「運動・スポーツ」とで、
そんなに、鋭いor鈍いと両極端に異なってしまうモノだろうか?
否!その人物の頭脳活動は、いつも同一である筈。
しかし、その人の頭脳活動の結果・表現を「鈍い・鋭い」と判断する基準が異なっている。
スポーツ選手は、身体的な表現では鋭い。
座学・学問…の言語を媒介として結果・表現では鈍く…
これは、頭脳活動の問題でなく、言語理解・言語の使用・表現の問題であろう。
また別の視点か~馬鹿も利口も…
その言動・行為を評価・判断する人々の相違。
その時代・社会の普通という判断基準の相違。
そんな・こんな感じの「馬鹿・馬鹿者」ならば…
他人を、ただただ「馬鹿者!」と罵るのは、馬鹿者の言動であろう。
真の利口者なら、「バカ」という言葉を使わずに、事実的or論理的な例えを用いて、相手の「バカ」な理由を相手に納得させ得るモノだろう。
過去の時代~おまじないが医療だと信じられた時代…
そんな時代の医療は、現代の我々から見たら「バカな事」なのだろうが…
その時代では、正真正銘の「医療行為」と万人が信じていたのだろう。
南郷氏はの言説の数々も然り~
過去の私は、師範の「気とは認識である!」その言葉を信じられず…
それって「本当?」レベルの不信感だった…
でも…今なら言える「気とは、自身の頭脳活動を活性化する(気)力」
ただ…どんなに「頭脳活動を活性化させても、
それは、当人の能力・実力の範囲内でのモノ」以上にはなれないだろう。