生きてるだけでもうけもん♪Today is a Gift.

昨日は過ぎたこと、明日は未知のこと、今日はもうけもの、それらはみんな、神様の贈り物。
今日の想いを明日に繋げるために。

日本で貧しく老いるということ

2015年06月28日 | 日記
おじいさんが庭先で転び横たわっていたのはいつからか
尋ねても認知症のおばあさんは、数日前とか昨日だとか
一向に本当のことは覚えていない
90歳代と80歳代の夫婦である
たまたま通りかかった近所の人が救急車を呼び
運ばれたおじいさんは
まだ何とか息がある状態だったけれど
体は衰退しきっている

こんなことはきっと日本中あちこちで起こっている気がする
ギリギリ命があって運ばれたなら
ニュースにもならないのだから

認知症のある側が世話してもらって老老介護の暮らし
認知症のない世話をしている側が脳梗塞や心筋梗塞等に
突然なったら
お互いそれで時間が止まってしまう

日本では、福祉というものが
本当に必要な人には届きにくいのじゃないか
嫌な社会だとつくづく思う

怒涛の昭和初期、戦争から復興にがむしゃらに働いた人たちに
対しても、この待遇の社会システム
次の世代にはもっと冷たいだろう

年寄りを介護する中年世代の無理心中
その気持ちも分かる気がする
誰も助けてくれないのだ

親の介護をしていると
介護を終えたら自分の生涯も終えたい
日本で年老いて生きることの辛さを耐えるのは
もう十分だと思えてくる


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