ma vie quotidienne

フランス語で「私の日常生活」。
ささやかながらも大切な日常の記録です。

「息子のまなざし」鑑賞

2005-04-24 23:30:02 | 映画
フランス語学校でベルギー映画「息子のまなざし(原題:Le Fils)」を観てきました!

職業訓練学校の木工クラスで教える主人公オリヴィエが、入学してきた一人の少年に対してとる異様な行動・・・。謎だらけの物語が静かに地味に展開していきます。

人物を終始アップで撮る手法が印象的。演出がないのが演出、とでもいうかのような無骨なつくりでした。音楽もエンドロールを含めて一切無かったですし。もともとドキュメンタリー映画を撮っていた監督の作品、というのがうなずけました。

ヒューマンドラマでとてもいい映画なのですが、驚くほど「感動」がなかったです。「感動」の代わりに「感銘」が残った、という感じ。人のこころについて深く考えさせられました・・・。

エンターテイメント性のかけらもない映画。娯楽として観たい人には絶対おすすめできませんが、私は出会えてよかったと思えました。




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