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随想記Ⅲ

思いつくまま、気の向くままの不定期発信

思い出のバイク ドリームCB250セニア

2004年12月11日 | バイク
高校2年の夏休みが終る頃、CL90で一緒に遊んでいた友人が、中古の「ヤマハDX250」に乗り換えた。もう一人の友人は新車で「ヤマハトレールAT125」だ。さらに中学からの友人が新車で「ホンダドリームCB350セニア」を購入した。
これで、1万円で買った中古の90で我慢しろ、というのは16歳の高校生には無理。
近所のバイク屋に、中古の青い「ホンダドリームCB250セニア」があった。それを目にした私は、「90ではみんなについていけない」と親に泣きついた。
親は「バイク欲しさに悪いことをされては困る」とでも思ったのか、私にそのバイクを買い与えた。いつの時代も変わらない、馬鹿な親子の関係である。

ホンダドリームCB250セニア
OHC4ストローク並列2気筒エンジン、リターン式5速ミッション、フロント油圧ディスクブレーキ、他にもキルスイッチ、セルフスターターなど、基本的には現在のバイクと変わらない装備を持ったロードスポーツ。車体色も青や赤のメタリックでカラフル。

CB250に初めて乗ったときの感動は忘れてしまったが、4スト2気筒の鼓動感と、1速、2速では簡単に(当時としては高回転な)1万rpmを超える吹き上がりを覚えている。
また、水に濡れると途端に効きが悪くなるディスクブレーキの恐怖も覚えている。

このバイクに乗りかえて、私のツーリングエリアは一気に広がった。
それまでは精々、日帰り200km程度だったが、300km以上走るようになった。
岡山県を出て、尾道や鳥取砂丘、鳴門へと走った。
3年になる春休みにCB350の友人と、2泊3日の山口~山陰ツーリング。
そして、夏休みには7泊9日の九州一週ソロツーリングを行った。


            九州ツーリング

このように高校生活を謳歌したバイクだが、18歳になって車の免許を取る頃にはただの足になっていった。そして高校を卒業し、就職で尼崎に行くことになった時、数万円の現金と交換に手放した。

今思えばたった1年半、高校生にとっては長い付き合いであった。

これ以降、バイクとの付き合いはしばらく遠ざかる。

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