随想記Ⅲ

思いつくまま、気の向くままの不定期発信

寒くなって思い出したこと

2004年10月30日 | 日記・つぶやき
先週から急に寒くなって風邪をひいてしまった。
体が急な気温の変化について行けなくなったのか・・・年なのか(^^;

同じ気温でも個人の差以外に、育った環境でずいぶん感じ方が違う。

もう6年も前だがニューカレドニアに行った。
行ったのは7月初めなので南半球では一番寒い時期だがそこはニューカレドニア、昼は25℃を少し越える程度で我々はすごし易い気温だ。
ニューカレドニアはフランス領なのでヨーロッパからの観光客も大勢来ている。
面白かったのは町行く人々の服装。
日本人は日本の初夏と同じような半そで姿だが、日が陰ると肌寒いこともあり、妻はいつも上に羽織るものを持っていた。
ヨーロッパ人はリゾート地姿というのか、特に女性はノースリーブが多い。日本人女性にはちょっと寒くて出来ない服装。
そして現地メラネシアの人々。子供たちは元気だが大人は長袖が多い。極めつけは、なんと綿入のジャケットを着ている人も!このときはバスの中で、すぐ横にノースリーブの白人の女の子がいて、対比が面白かったので写真を撮りたかったのだが、親に文句を言われそうなのでやめた。




             ニューカレドニア

もう一つは北海道ツーリング。(これは12年ほど前)
9月の終わりだったので、こちらで言えば11月初めの感覚。
バイクでの服装はほぼ冬仕様だが、走っているとやはり寒い。で、暖かい缶コーヒーが欲しくなり自動販売機を探す。販売機はあった、が冷たいものばかり。次を探すがやっぱり暖かい飲み物は無い。
ふと気がついた。西日本でも9月いっぱいは冷たい飲み物の自動販売機が多い。北海道でも同じように9月は暖かい飲み物が入らないのだ・・・

地球は広い、日本も広い。

困った癖

2004年10月24日 | エルフ
どこの家のネコでもあると思うが、我が家のエルフにも困った癖がある。

今年の夏の彼のブームだったのが「カーテン外し」。
リビングの隅にキャットタワーを置いているのだが、タワーの最上段からカーテンレールまでが60~70cm位の距離にあり、最初はタワーからカーテンレールの上に飛び移っていた。
そのうちカーテンを掛けるプラスチックのフックが気になり始め、引っかいたり咬んだりしているうち偶然フックが外れた。そうすると今度はフックを外すのが面白くなったのかフックを咬んで外し始め、すぐにコツを覚えてしまい(その辺は頭が良い)カーテン1枚を10分程で外してしまうようになった。
私たちが朝起きてくると窓1面分のカーテンが落ちていることなど、しょっちゅうだった。
今はカーテンレールに登れないよう邪魔物を置いたので出来なくなったが、キャットタワー側のカーテンフック1個はいつも外れている。



もう一つはいつから始まったか忘れたが、ずーっと続いている。
エルフには朝夕2回えさをあげるのだが、朝はほとんど私がやることになる。
私が朝起きて2階から降りるとエルフが「ニャ~」と出迎えに来る。台所で寝起きの水を飲んでいると足に擦り寄る。ここまではカワイイ。
そのうち待ちきれなくなり「早く飯を食わせろ!」とばかりに私の足首をカプッと咬むのである。時には前足で足首を抱え込んで咬む。怒られると判っているので、さっと飛びのく。そしてまたスリスリ・・・
咬むのは私にだけ、妻には咬まない。
ほとんど毎日、困ったものである。

雨のち雨の九州旅行

2004年10月11日 | 旅行
台風22号が近づく中、10月8日から妻とふたり、車で九州旅行に出かけた。ルートは由布院から阿蘇を通り、熊本に抜ける2泊3日のありきたりのコース。宿は予約しているものの細かいコースは決めていない、いつもながらの行き当たりばったりの旅行だ。

1日目(10月8日)
留守番するエルフのために3日分のえさとたっぷりの水を準備し、朝7時半に出発。
小雨のぱらつく中、赤穂ICから山陽自動車道にのって西へ。平日だけにトラックが多い。途中、土砂降りに遭いながら、宮島が見えるとのことで楽しみにしていた宮島SAに寄る。が、霧雨で霞んだ島影が見えるだけ。「え、宮島ってあんなに大きい島」と妻。どうやら厳島神社があるだけの小島を想像していたようだ。山口県に入り、昼過ぎに壇ノ浦PAに到着。関門橋のすぐ横で門司側も良く見える。





関門橋を渡りいよいよ九州路。小倉東ICで高速を下りR10で南下、幹線道路だけに車が多い。相変わらず雨は降ったり止んだり。苅田町神田町「かんだちょうかんだちょう?」「かんだちょうこうだまち、やて」意味の無い話をしながら走る。宇佐別府道路を走り分岐にさしかかると左は「別府・大分」、右は「日田・鳥栖」方面。どっちへ行けばよい?ちょっと迷い右へ。道路脇に小さく「湯布院」の案内。色々な地方を走っていて度々思うのはの行先案内の不親切さ。地元の人が判る地名しか表示していない場合が多い。遠くから来た人は地図を見なさい、か?一人のときはどうする、高速道では止まれんよ。
霧の向うにきれいな由布岳の姿を想像しながら湯布院ICを下り、赤穂から約8時間かけてやっと到着。
今日の宿は会社の保養所。一般の人は泊まれないので紹介しても意味は無いけれど、ちょっとしたリゾートホテル並みの立派さ。また、会社は電機メーカなので自社製品がいっぱい。部屋に29型ワイドテレビや、浴場へ行くための斜行エレベータがある宿はなかなか無いでしょ(自慢)。


2日目(10月9日)

台風は東にそれたようだが相変わらず、どんよりとした天気。霧で遠くが見えないので、金鱗湖の湖畔でコーヒーを飲もうと意見がまとまる。金鱗湖への細い道に入るとやたらと人が多い、観光バス!も入ってくる、「やっぱり連休や」。湖畔に近づくと民芸店風の店がやたらと多い。「前に来たときは鄙びた場所だったのに」と妻。落ち着けそうにないのでそのままスルー。駅に行き「由布院に来た」という記念写真を撮って早々に由布院を後にし、阿蘇に向う。
本当は気持ちの良いやまなみハイウェイだが、霧で何も見えない。長者原のレストセンターで休憩を取り、飾ってある写真や絵を見て「こんな景色が見えるのか」と真っ白な霧の向こうを想像する。外輪山を下ると霧は晴れるが天気は曇り。阿蘇駅前から山頂方面に向かうと、標高が上がるにつれて霧が深くなる。前はバスにふさがれて遅いやら臭いやら景色は見えない、でストレスが溜まる。草千里も道路脇の看板が見えて気が付くありさま、草原もレストハウスさえも霧の中。山頂はあきらめ白水村方面へ下る。
白水村で「名水で打つ」の看板につられ、人影の少ない明神池のほとりにある茶店風の蕎麦屋へ。「どうかな」と思いつつ覗くと「蕎麦が切れたので今から打ちます、20分ほど待ってください」と主人。近くの古い神社や、湧水である明神池のまわりを歩きながら30分程時間をつぶし、注文して待つこと更に30分。やっと出てきた蕎麦は量も十分あり、打ち立てで美味しかった。皿が載ったお盆には店の横に咲いているコスモスの花を飾る心遣い、脱サラと見た。
食事で思わぬ時間を使ったので先を急ぎ、矢部町の通潤橋へ向う。ここは今回、是非見たかったポイント。機能的なものは美しい、江戸時代の技術とセンスに驚く。残念ながら放水は12時のみで見れなかったが、橋の上に登り水路を見ることが出来た。





今日は熊本市内、水前寺公園近くの共済会館で泊る。古いビジネスホテル程度の設備でビジネスホテルより安い値段、まあ安いのだろう。食事は近くの寿司屋で熊本郷土料理3点セットを食す。「馬刺し」は霜降り肉でやわらかい。「からし蓮根」は天ぷらにしてあり、程よく辛さが抜けて美味しい。「一文字ぐるぐる」は口直しにぴったり。


         熊本郷土料理3点セット

食事が終わって宿に帰る途中、朝の飲み物を買うためにコンビニを探していると「ロッキー」という 巨大ドラッグストアー?を見つける。安い!が妻よ、熊本まで来てチキンラーメンや整髪料を買うか。


3日目(10月10日)

台風一過で晴れ、とはならず熊本は曇り。でも今日は傘をささずに済むだろうと希望的観測。
宿に車を置かせてもらい歩いて水前寺公園へ。9時を過ぎたばかりなので開園直後かと思って行くと、なんと開園は7時半!熊本の人は朝が早い? ぐるっと園内を一回りし、水前寺海苔を売っている店を見つけて自宅用に買う。公園からの帰り道、呼び込みにつられて妻が蜂蜜を買う。女性は「安い」「ここだけの・・・」という言葉になぜ弱い。



宿に帰り車で熊本城に向かう。途中、渋滞で動かない車の窓にぽつぽつ雨が当たり始めた、と思った途端土砂降りに、車内で良かった。熊本城の駐車場に着く頃には小降りになっており、傘をさして城に行く。立派な城で天守閣の横に小天守がある珍しい城だ、お堀も広く深い。地階が入り口で天守は6階、運動不足の身にはつらい。



熊本城を出て、ネットで調べた喫茶店へ行こうと妻がナビゲーション。信号待ちで右ウインカーを出して止まっていると窓をたたく人が。「右折禁止ですよ」後ろの人がわざわざ車を降りて教えてくれた、熊本の人は親切だ。目当ての店に行き、久しぶりにちゃんとしたコーヒーを飲む。もう昼、そろそろ帰らなくては。
益城熊本空港ICから九州道に乗る。三連休中日、ホリデードライバーが多いせいか遅い車は後ろを気にせず、ばかっ早い車は前を蹴散らすように走り、車の流れが落ち着かない。おまけに熊本から追いかけて来ているかのように時々、強い雨が降る。
熊本から約600km、8時間かかって赤穂に帰着。

家では声を嗄らしたエルフが出迎えてくれた。

悩むデジカメ

2004年10月06日 | デジカメ、写真
そろそろ自分のデジカメが欲しくなってきた。
今、家にあるデジカメはニコンCOOLPIX 3100で、主に妻のリクエストによりコンパクトで使い易い機種を選んだ。これは気軽なスナップ写真を撮るには不満は無いが、ちょっと気を入れて撮るには物足らない。
フィルムカメラでは一眼レフとコンパクト機を使い分けていたが「デジタル一眼が欲しい!」とは、何故か思わない。APS以上に小さくなったデジカメを見慣れた目でデジタル一眼を見ると、「こんな巨大なカメラを持ち歩けるか」と感じてしまう。実際EOS Kiss Digitalでも私の35mm EOS 100より大きい。使い方は旅行やツーリング先でのスナップや風景撮影が主になるので、一眼レフは必要無いのだ。
今、気になっているのはオールインワン機のキャノンPowerShot Pro1とコニカミノルタDiMAGE A2,A200。他のメーカからも同様な機種が出ているが、ワイド側が35mm換算で28mmなのは、キャノンとコニカミノルタだけ。このワイド側は必須だ。手持で撮ることが主になるのでテレ側は200mm相当で十分、というより限界。
どれが良いかは実機を見比べていないのでなんともいえないが、それよりも悩ましいのが価格。10万円前後、高い!それに見合うだけのカメラか?技術的にはまだ発展途上のデジカメは年々良いものが出て来る。デジタル機器は欲しい時が買い時というのは判っているが・・・。
まだまだ悩む日は続く。


初期レポート

2004年10月03日 | スカイウェイブ
スカイウェイブに乗り始めて約4ヶ月が経った。慣らしも終り一通りの運転状況を経験したので、この辺で初期レポートなるものを書いておこう。

車体周り
車重は200kg弱とゼファーより少し軽いが、タンクが無くシートが低いため腰で車体を支えることが出来ず、腕だけで取り回すことになり結構つらい。センタースタンドは形状が良いせいか軽くかけられる。シート高は低く165cmの私でも足着き性は良い。
シート下のスペースは必要十分だが走行中にエンジンの熱で暑くなるので、何でも入れるわけにはいかない。フロントトランクやグローブボックスは使い勝手が良いが、ふたに高級感が欲しいところ。
近所のおじさんがスカイウェイブをみて「150か200か?」と聞いてきたので「400です」と答えると「違う、値段や」と問い直す。「3桁に全然届かない」と言うと不思議そうだった。知らない人が見るとそんなに立派に見えるのだろうか。

走行性
エンジンを始動すると「ポロポロ」という軽い排気音でちょっと情けない。大きな音はいやだが、もう少し重々しい音が欲しかった。発進は約3000rpmでクラッチがつながり動き始めるが、発進のタイミングが遅れる気がする。もう少し低い回転数でつながった方が良いと思う。実用的な加速には4000rpmほど回す必要があり、このまま回転をキープすると約70km/hまで出るので、交通の流れに乗って走る分にはこれで事足りる。
回転を上げて発進加速してもあまり早さは感じないが、いつの間にか結構なスピードが出ている。普通のバイクと一緒に走ると、バイクがギヤチェンジ中にこちらが加速しているのでスピードの上がりが早いのが判る。
追い越し加速は実用的には十分だが、さすがにゼファーと比べることは出来ない。
微低速ではクラッチが自動で入り切りするため、Uターンや小回りがまだやりにくい。
足回りは意外としっかりしている。荒れた路面ではリヤがバタバタするがスクータの構造上、しかたがないか。
ウィンドシールドのおかげで風が直接体に当たらないで楽だが、風の巻き込みがあり背中を押される感じがする。
エンジン振動は比較的ある。400cc単気筒なので当然と言えば当然か。この振動は私には苦ではない。
高速走行は、100km/hで走る分には風もあまり当たらず、エンジンも6000rpm弱で余裕がある。直進性も良く、この辺が快適な速度だろう。性能的には120~30km/h巡航が可能だろうが私には長時間、耐えられない気がする。
ニーグリップが出来ず、ライディングポジションも落ち着いていないので、早いペースでの走りはまだ無い。
燃費は今のところ30km/Lをキープ。ほとんどがおとなしいツーリングペースなのでこのバイクの上限だろうが、予想以上に良く、うれしい誤算。

タンデム性
リヤシートは広くバックレストも大きい、またグリップも握りやすくフットレストも広いので不安は無い。また運転席より高いので前が良く見える。走り出すと風当たりがきつく、しっかりした服装でないと疲れる。コーナーでは運転席から離れているので倒れるタイミングが判り難く、座っている位置も高いのでゼファーよりも不安がある。(妻談)
運転手としては、後ろの遠く高い位置に重いものを乗せるので、低速でふらつきやすい。乗り降り時もしっかりと踏ん張っておく必要がある。

その他
サイドスタンドを出すとエンジンが止まる仕掛けはやめてほしい。ちょっと止めて地図を確認、という時でも気軽にサイドスタンドを出せないのはつらい。

まだまだ使い込んではいないけれど、予想以上に便利なバイクのようだ。