牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

お産の兆候 (仮説)

2017年03月05日 | 繁殖学

馬のお産の兆候はよく言われるのは、まず、ヤニ。

馬のおっぱいの先に蝋のような分泌物がつくこと、とか、産道が下がることによる、臀部の平坦化とか、陰部が伸びる、とか。

最近では、おっぱいを搾ってそのpHとかBrix値を調べるとわかるというのもある。

以前軽種馬農協の広報誌にお産が近づくと、ボロがやわらかくなる、というのも書いてあった。

わたしが最近これもそうではないかと思うのが毛が抜けること。

予定日が近づくと母親の毛がすごく抜けるようになるのだ。

去年、予定日がまだまだの馬が突然毛が抜けるようになって、まだ寒い時期なのに今年は抜けるのが早いなあ、と思っていたら、

一か月近く産んでしまった。

今、予定日を過ぎた馬はバンバン毛が抜けている。4月が予定日の馬はそれほどでもない。腹空に至っては全く抜けていない。

まだ、仮説の段階だけれど、ありだと思う。

この時期はお産の兆候を見つけることが、生活上とてもありがたいものとなる。

夜番が続くとつらいので。


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