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牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

ライオン病

2009年02月18日 | 子馬の育成
子馬が生れた。

生れたときにはなんともなかったのだが、生れて1日経った今でもまだ親の乳首から母乳を吸うことが出来ない。

とくに虚弱というわけではないのだが、学習能力に乏しいようだ。

生れてすぐへその緒が切れると、子馬の出血が多くなって、脳に血がたりなくなり、酸欠になって、神経上の異常をきたすことがあるらしい。

ライオン病とも呼ばれていると聞いた。

うちの馬の場合それほどひどいものではなく、一時的に壁にぶつかったり暴れたりしたが、すぐに治まり、お乳を飲もうとしはじめたので、それほど気にしていなかった。

しかし2時間たっても飲めず、ガンマグロブリンをちゃんととって欲しかったので、搾って、強制的にラセリングで飲ました。

それ以来、子馬はラセリング、もしくは哺乳瓶でしか飲めず、親も子馬にお乳を吸われる事を嫌がりだしてしまった。

だいたい普通の馬であれば、一日も経てば、自分から飲もうと試みるものだけれど、この馬の場合、飲もうとする意志が薄く、飲んでも飲まなくてもどうでもいいといった感じだ。

こうなってから、ライオン病の事を知り、この病気を早く治すには、酸素吸入を早い時期にやっておくと良かったことを知った。

一日半経ってようやく子馬もお乳を吸おうとし始めているが、親が拒絶し始めているので厄介だ。

昨日は貫徹。今日は寝られるのだろうか。

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3 コメント

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Unknown (すー)
2009-02-19 08:48:20
家にも以前いました、産まれて数時間後、突然ぶるぶると、ふるいだし、乳が飲めなくなりベーチット病というような、病名が付いていたと思います。凄くくさい注射を1週間ぐらいしたと思います。幸い症状も軽かったとのことで、後遺症もなく、中央で3勝しました。頑張って面倒を見てあげてくださいね。
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Unknown (すー)
2009-02-19 17:16:21
べーかー病だったかな?すいませんいつもあやふやで、
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Unknown (うまっこ)
2009-02-19 21:06:32
barkerというらしいです。程度によってはdummy,wondererとも。

以前は新生児不適応症候群(NMS)と呼ばれていたそうです。

馬医者修行日記というブログで詳しく書いてありました。

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