樽前山（２０１２．０６．２３）

霧雨だ。
雨具を着て歩き出す。
花々は雨に濡れて静まりかえっている。

年寄りグループは、呑気でいいなあ。
誰かが疲れたと言えば休み、
花が咲いているのを見つけると、集まって話を始める。
誰かが腹が減ったと言えば、昼食だ。
ゆっくりとした時間が流れていく。

藻岩山のお地蔵さん（２０１２．０６．１４）

２番のお地蔵様が手拭で頬被りをしている。
ジッと見ているうちに、老人の顔に笑いが浮き上がってきた。



誰からも愛されているお地蔵さま。
藻岩山にやってくる登山者を、誰をも温かく見守っていてくれているお地蔵さま。
老人は心が軽やかになるのを感じながら、笑顔で登山するのである。

藻岩山のミニケーブルカーとロープウェイ（２０１２．０６．０９）

ホウチャクソウを見ながら山頂へ。



老人は何を思ってか、ミニケーブルカーに乗る。
勿論、ロープウェイにも。
何十年振りだろうか・・・・・・。
それを思い出そうとすると、走馬灯のように、
自分の過ぎし日々が、私の頭の中を流れていく。

スキー場コースを歩く（２０１２．０５．２６）

今日は、３年ぶりで、藻岩山スキー場コースを歩く。
雪友荘から歩き出す。一気の登り尾根に出る。
クルマバソウが目立つが、その他の花を見ることはなかった。
慈恵会コースと比較すると、コースも単調で、花の種類も多くはない。

それでも、兎平を登りつめて樹木の中に入ると、
ニリンソウとスミレが一面に咲き乱れていた。
後ろを振り返ると、登ってきた尾根の向こうに札幌の街を見下ろすことができた。

登山客がいっぱい（２０１２．０５．２２）

普通の日なのに、たくさんの人が藻岩山を登っている。
年配の女性グループ、山ガール。女性で一杯だ。

女性は、仕事の話、家庭の話を大きな声で話しながら登っている。
楽しく登っているので、疲れを知らないようだ。うらやましいな～あ。
私は、小さくなって、登山路の隅を静かに通り過ぎていく。