この頃の新型コロナのニュースを見ていて、いったい保健所の存在意味はどうなっているのだろうと思ってしまう。普段から保健所の存在意味は分からなかった。飲食店を開く場合に、「難癖」をつけるだけの存在だというおぼろげな認識はあるのだが……。
かなり前のことだが、近所の和菓子店から和菓子をもらった。ふたを開けるとぷーんと発酵したような匂いがした。その匂いから和菓子が痛んでいることがわかった。その場に知人がいた。知人によると、その和菓子店は時々「残り物」を近所にくばるという。人にものを配るとき「タダだから」という理屈でも、食べ物が「腐乱していたらアウト」とは考えないらしい。このことを保健所に通報したら名前と住所を問われた。通報があったら、まずは「赴く」ことが重要ではないか、と言ったが名前と住所を言わなければ赴かれない旨を繰り返すだけだった。私はいい加減頭にきたので、この事案が明るみになったら「臨場しないことを広める」と述べて、「仕事したくないんだな」と付け加えた。
今度の新型コロナ、現場の医者からの要請にも「拒否権」を貫く保健所。何の権限があってのことなのか不明。政府の発表と齟齬が生じるのはガバナンスの問題か、それとも組織の暴走か明確にしてほしい。大学病院からの要請も「拒否権」発動するとすれば、大学病院以上の知見があることになる。電話の要請にも診察なしで断るほどの知見があるということか。保健所は断る理由に「重症患者を優先させる」というが、医者が要請した患者にも重症者がいることを考慮に入れていないようだ。国民は明確に重症患者になるまで検査をしない理由を知りたいと思っている。医学界の常とう句「早期発見・早期治療」は空念仏となった。
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