髭ジィの白山西麓山里暮し~農道徘徊、里山歩き、ザル碁~

華麗、否、加齢からくる気力、体力、能力の衰えは如何ともしがたいが、
、、今だ、あれもこれもと欲だけは

食の思い出ー夏の味(茶碗豆腐)

2016年07月31日 | グルメ
当時、行商に来てたのは橋立漁港からの鮮魚、片山津篠原からの野菜、
それにもう一つ、トップ~ トップ~ ラッパ吹かしやってくる豆腐や
夏、おふくろは茶碗豆腐をよく買った。まあるい豆腐、その真ん中に
和がらしが入ったやつ。まだ辛みに敏感な子供の味覚、からしをを除けながら
食べた記憶がよみがえる。
茶碗豆腐 どこでも誰でも口にしているのかと思っていたら、どうもそうでも
ないらしい。石川県ならでは それも主に能登のほうで
髯ジィの育ったのは加賀市大聖寺街中だけど、夏の味の一つに入るのは
和がらし入りの茶碗豆腐


食の思い出ー夏の味(野菜の糠漬け)

2016年07月27日 | グルメ
大聖寺街中にあった我が家には隣接する橋立から鮮魚が
そして夏野菜はこれも隣接する片山津篠原地区からやってきた。
リヤカーを引いて、おばあちゃんが(注釈;子供の頃の思い出なので)
キュウリ、ナスビの糠漬けは、色鮮やかな緑そして青紫
漬けて1、2日目あたりの少々生っぽいうちは醤油をかけて、漬かり過ぎに
なってしまったら、軽く絞って刻みショウガ、刻みミョウガを混ぜて、
朝晩の食卓には必ずと言っていいほど、漬物があった。

食の思い出ー夏の味(魚の煮つけ)

2016年07月26日 | グルメ
この地は2、3日前に梅雨明け宣言が出された。
ではあるが、
今朝は5時過ぎから10時になろうとする今も雨が降り続く
ときに激しく。
直前の週間予報では、明日以降、ずっとお日様マークで雨の日はなし。
貴重な雨だ、この後はいよいよ燃える夏到来。
髯ジィ ご幼少時代(注釈:はなったれのガキ時代)は加賀10万石
大聖寺城下で育った。
当時の夏の味を思い出すと、いろいろあるが、やっぱり、橋立漁港からリヤカーを
引いて売りに来た魚
コズクラ、フクラギ、トビウオ、アカウオ、メギス、カレイ
その煮つけと味噌汁はまさにおふくろの味そのものだ
45年連れ添うかみさんの味は、、、声を出しては言えないが、”イマイチ” 
ただ、子供の頃は社会全体がそうだったのだろう、生きることは食べること、
ましてや我が家は身一つでの引揚げ家族
兄弟も多く、食べることに必至だったのだろう。いつもかも腹を空かしていた気がする。
飽食になってしまった今よりはずっとずっと味覚が鋭く、何もかも美味く感じたに違いない。
今はその気になりさえすれば、食べたいものを食べたいときに、いとも簡単に口にすることが
できてしまう。
そのぶん、食べることに対する思い入れ、感謝の気持ちが薄くなっているのかもしれない。
仕切りなおさなくては
あらためて、命をいただくことに感謝、作り手に感謝、そして、かみさんに感謝