ぷちログ

12匹の猫と9人の大家族の、なんてことない日々の適当な暮らしを綴る。

とにかくパニック

2010-09-24 19:30:40 | Weblog

父が亡くなってから、毎日バタバタしてて
数日間ろくにご飯を食べる余裕もなかった。

甥(高校生)が自転車を飛ばして近くのコンビニで買って来てくれたお弁当を、
食べる時間がある人から適当に食べていく感じで
私はそうめんを選んで食べ始めたのだが、2~3口も食べると
やれ葬儀屋さんがやって来たり、お坊さんがやって来たり
はたまた父の仕事関係の方が手伝いに来てくれたりで
その度に席を立つので落ち着いて食べれやしない。
しまいには、甥(大)に「あー!そうめん超美味そう。喰っていい?」
と、横取りされてしまった。
仕方無く、自分はその辺に残っているサンドウィッチをついばんだりして。
落ち着いて座っていられたのは、お坊さんがお経をあげてくださる時だけだった。

とにかく暑い中 動き通しだったので、
みんなやたら喉が渇くと言っては
冷たいモノをガブガブ飲んでいた。
大量の汗と涙で、体内の水分が不足していたのだろうなぁ。

父を我が家から葬儀場へ送り出す「おくりびと」のような儀式は
私にとってほとんど初めての体験だった。
母方の祖父母は私が産まれる前に他界しているし、
父方の祖母が亡くなった時はまだ幼かったし、
記憶にあるのは祖父が亡くなった時ぐらいか。
あの時も、こんな儀式をしたのかな?
したんだろうな。
自分が覚えてないだけなんだろうな。
肝心な時にボーっとしてるもの。
死に装束を身につけさせてあげる際に、ふと触れた父の腕や脚は
ドライアイスでひんやり冷えていて固かった。
こんなこと、祖父の時には全く気付かなかった。

おバカな中2の姪は、葬儀屋さんが父に足袋を履かせながら
「皆様お1人ずつにも旅立ちの準備を手伝って戴きますので…」
という言葉を聞いた途端
「えっ?どんだけ履くの?!」
と、小声で驚いた。
どうやら、親族全員が1人ずつ
父に足袋ばっかり何足も何足も履かすと思ったらしい。
涙を流しながらも、ついついふきだしてしまった。
泣いたり、笑ったり、感情の方も忙しいったらありゃしない。


夜は夜で、すんごい久し振りに父の知人たちが集まったので
斎場で大宴会になってしまって、
母はほとんど2日ほど眠っていないのに大酒をくらって、
私たちは「あれ、明日あたりぶっ壊れるよ」と怯えていた。

おっさんたちは、さっきまで泣いていたくせに
酒が入ったらすっかり酔っ払っちゃって、
私らきょうだいは、幼い頃の封印したい過去を散々ほじくり返されて
身も心もヘトヘトに…。

そんな嵐のさなかでちょっと嬉しい出来事が。

我が家のアイドル・ルイちゃんが
待望の赤ちゃんを出産!
しかも、ふしゃ猫(長毛)の疑い有り。


でも、ルイちゃんは初めてのお産で
育児がよく分かってないのか、
赤ちゃんが鳴いていても、放置したまま…
昼間は私も斎場へ行ってしまっているので、見てあげることができず
6匹生まれたうちの3匹が帰らぬ猫となってしまった。
超可愛い子たちだったのに…
とてもショックだった。
とても可哀相なことをしてしまった。
でも残された3匹は何がなんでも育ててみせる!
そんな訳で私は、深夜みんなが寝静まっても
赤ちゃん猫の世話をしなければならないので
もー、死ぬ程大変だった


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