三田市議 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

山田牧場訪問 ~三田の元気な酪農家~

2009年05月27日 | 行政視察報告
26日の午後に新政みらいの皆さん(厚地議長は東京出張)と三田市の広報紙で取り上げられていた「山田牧場」を訪問しました。
三田市では、食と農の振興ビジョンが策定されています。三田市の食と農の現状は、市域面積の23%が農業振興地域となっており、就業者の高齢化や就業者の減少に伴う、耕作放棄地が拡大してきていることが課題となっています。
ビジョンは、平成28年度までにこれらの課題解決のための戦略プロジェクトを策定する目的があります。
戦略プロジェクトの策定を腰を据えて行う作業も大切ですが、現場の状況を理解せずして論じることはできません。そこで、最近市内外で話題となっている山田牧場を訪問することになったものです。
山田牧場では、経営者の山田さんご夫妻が出迎えてくれました。
山田牧場では、乳牛を65頭飼育しています。
また、牛舎から排出される糞尿についても堆肥化させて、市内のパスカルで販売しているとのこと。
市報にも出ていましたが、昨年の燃料高騰の煽りを受け、飼料が高騰、奥さんのまなみさんが、何か収入が得られるものはないか?と模索するなかで、新鮮な絞りたての牛乳で今流行りのキャラメルを試作し、販売にこぎつけたのでした。
今、全国から電話予約が入っているようです。
私たちからは、三田市のイメージアップにつながることからも「多量生産・販売してみては・・・。」とお話しを向けましたが、まなみさんは、「こころをキャラメルに託して販売している」とのことで、自分が気に入らないキャラメルは販売しない。というこだわり、そして現在一人で作っているという状況や技術を確立する上で1日20セット限定にしているとのことです。
4月に研修視察に行かせて頂いた伊賀市のモクモク手づくりファームの役員さんも食に対するこだわりがあったことを思い出しました。
消費者に安心で安全な食べ物を提供することは、最低限生産者のモラルとして必要な部分ではないかと思います。
さて、いろいろお話しをお聞きするうちに、やはり後継者不足の課題が浮上してきました。
「私の代でこの牧場は終わりかも知れない。この10年間が三田の農業の山場ではないか」とお話しされていました。
確かにこの10年間でしっかりと担い手対策をしていかなければ、三田市のみならず、日本の農業は衰退する一方です。
そのためには、「農業で飯が食える」ようになるには、どうしたらいいのか?
これから、私も多くの生産者の方と語らい、何らかの切っ掛けを掴みたいと思います。
山田さん。お忙しい中ありがとうございました。
写真:キャラメル販売店兼製造工場、のぼりは最近立てたとのことです。
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