サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

ボンバーヘッド

2007-10-22 11:53:12 | Weblog
イメージチェンジを図るべく、髪型を変えてみました。
私の髪型は今、ロングヘアーです。
生まれてこのかた染めたこともありません。
ですので、変えるとしたら、

1.ショートカットにする
2.髪の色を変える
3.パーマをかける

の、どれかの選択になります。

私が選んだのは3番。
普通にパーマをかけたのでは面白くないので、
今はほとんど見かけることのない“スパイラルパーマ”。

エビちゃんや押切もえちゃんの“ゆるゆるパーマ”が目白押しの今、
思い切ってぐるぐるパーマに挑戦です。


美容室に行ってスパイラルにしてくださいとお願いしたら、
そこの店長さんが、

「スパイラルかけるなんて何年ぶりだろう……」

と、感動してました。

「ロットも残しておいてよかった」

と。



約3時間もかけて出来上がった頭は、ものすごいボンバーヘッド。

「付き合ってるのは“ブラザー系”です」って感じ。
「髪の毛が長すぎて“アフロ”にならなかったの~」っていっても通用する。

早い話が、編集者にあるまじき髪型ってやつ。


本日、出社するのがちょっと怖かった私。
以外に小心者です。

社長に、

「編集者辞めるか?」

と、言われそうです。


で、私の髪型を見て、

社長:「…どうした?」

新人編集者:「どうした?って、どうもこうもパーマだよ。ティナターナもびっくりってぐらい頭がでかいよ。もはや目だけ動かしても横は見えないし、体ごと振り向かないと何もみえないよ。はっきり言って、満員電車では迷惑な人間さ!」


クビをかけての開き直りです。
その直後に、デザイナーが出社してきました。
私を見て一言。


「サ、サイババ様、おはようございます」


社長は、大爆笑。
クビにならずにすんだようです。


手から“白い灰”を出すマジックでも勉強します。

記念日

2007-10-19 18:09:06 | Weblog
今日は旧友と飲みに行くため、少しだけオシャレをしました。
相手は女性ですが、この年になると不思議なことに、
男性と飲むときより服装やアクセサリーに気を使います。

やはり密かなチェックが怖いからでしょうかね。
時計もアクセサリーも洋服もバッグも一流ブランドで固めてみました。

どこのバブル女だよ……。
でも、肝心なのはあくまでも“地味目”ということ。


さて、先ほど社長に、

「今日の服装はカッコイイなー。できる編集者っぽいぞ。声をかけたくなるなぁ」

と、お褒めの言葉をいただきました。
うれしいですが、いつもはダメだということでしょうか。
できる編集者には程遠いということですか?


新人編集者:「実際ができない編集者だから、せめて服装ぐらいはと思ってさ♪」

社長&隣の美女&デザイナー:「……」



誰も否定してくれませんでした……。
ひとりぐらい、
「そんなことないよ」
とか
「ちゃんとできてるわよ」
とか、
せめて笑ってくれるとか。


いっせいに無視されました。
生まれて初めて会社で泣きそうになった記念すべき日。
死ぬほど飲んで割り勘にしてやる。

もしかしたら数少ない友達を失くすダブル記念日になるかもしれません。

敬語

2007-10-18 18:32:24 | Weblog
友人と一緒にいるときに、父親から電話がかかってきました。
会話を終えて電話を切ると、

友人:「誰と話してたの?」

新人編集者:「父親」

友人:「え?他人と話してたんじゃないの?」

新人編集者:「いいや、父親だよ。なんで?」

友人:「まるで他人と話してるみたいだったから……」


私としてはめちゃくちゃ親しく話しているつもりだったのに。
他人が聞くととても父親と話しているとは思えないらしい。

ちなみに高校生のとき、友人たちの前で父親に電話したときのこと。
電話を切ったあとにみんなから、

「なぜ父親と話すのに敬語なのか?」

と質問攻めにあいました。
それに比べると今はもっとフレンドリー。
誤解のないように言いますが、ちゃんと血は繋がっております。


28歳の時。
朝から母親の電話で叩き起こされました。
電話に出ると、

「お母さんだけど。寝てたの?」

の問いかけに、「うん」と返事をした途端、母親からの怒鳴り声。

「母親に向かって“うん”とは何事だ!」

受話器を30センチ以上離しても聞こえるぐらいの怒鳴り声が延々と続き、
こちらは一言も発せないまま一方的に怒鳴られ、ガチャ切りをされました。

いったい何の用だったんだろうか……。
結局用件はわからずじまい。
30歳近くになって、母親に“うん”と返事をして、
怒鳴られまくる女も珍しいと思いました。


社長や年上の友達にタメ口を聞いている私。
入社した当時は社長に、

「言葉遣いをちゃんとしろ」

と、叱られておりました。
隣の美女にはちゃんと敬語を使うのに、なぜか社長にはタメ口。
どうしても直りません。


最近、テレビで某選手の言葉遣いがなってないと責められております。

きっと、父親には敬語を使ってるんだな。
と、思っているのは私だけでしょうか……。

応援

2007-10-17 16:34:33 | Weblog
今日は六本木で打ち合わせでした。
打ち合わせが終わり、六本木駅でトイレを借りることに。

トイレに入り、壁を見るといろんな落書きがしてありました。
その中の一つ、どうやら自分を励ます内容のものでした。
ざっと読んだので正確には覚えておりませんが、
大体、下記のような内容だったと思います。


私は仕事をがんばってる。仕事でひと旗あげるのが夢なの。
だけど周囲はそんなにきちんと評価してくれない。
幸いこと、悲しいこと、苦しいこと、いろんなことたくさんあるけど、
絶対負けないでがんばる。
でも、落ち込むこともあるんだよね。
人間だからしょうがないよね。
でも、私は根上だけはあるんだ。
いつかきっと根上でのし上がってやる。


まあ、だいたいこんな内容。

自分の日記にでも書け。
駅の公衆トイレに落書きするな。


そして、その文章の「幸いこと」と「根上」に丸がしてあり、

「ちゃんと漢字が書けないと、周囲からきちんと評価されないよ」

と、きっちり他人から訂正が入ってました。


きっとこの文章を書いた人は、
「がんばって」とか「応援するよ」とか、
励ましの言葉が欲しかったんだろうなぁ。


こんなところでブログに書いても届かないかもしれないが、

がんばれっ!

呪い

2007-10-16 10:20:26 | Weblog
弊社のお隣の会社は呪術の本を出版しております。
同じフロアで、社長同士がお友達ということもあり、
こっちが不在のときに電話が鳴ると取ってくれるし、
お隣が不在のときもこちら側で電話を取ります。

昨日、デザイナーがお隣の電話を取ったそうです。
その内容は、

「いっぱい呪いをかけられてるのですが、どうしたらいいでしょう」

だそうです。
デザイナーも、

「そうですか……」

としか答えようがなく、本の編集担当の名前を言い、
担当者宛に再度電話をくれと伝え、早々に切ったそうです。

いっぱい呪いがかけられるというのはどういうことなんだろうか…。
と、弊社の人間はみんなで笑い飛ばしました。


笑った罰でしょうか。
弊社にも呪いがきてしまいました。
進行中の高額な仕事が、昨日になって急にキャンセル。
本来はあり得ない出来事です。

この仕事のためにほかの仕事を断ったりしているのに。
このギャラが入ったら引越しを予定していたのに。
去年から災難が続きすぎです。

ひとつ気がついたことは、
どうやら“引越し”というキーワードがいけないようです。
引越すことが実現しそうになると事が悪いほうに進みます。

この建物の呪い、あるいは祟りかもしれません。


今日は隣の呪術の本でも熟読して呪いや祟りを回避する方法を学ぶか、
現実的に営業に行くか悩みどころです。

社長、どうしましょう。