サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

最後を迎えるときは…

2007-07-19 15:12:07 | Weblog
久しぶりの更新になってしまいました。
忙しくしていたら、あっ!というまに木曜日。
これじゃ、還暦もすぐ迎えてしまう。


先日、友人が亡くなりましてお通夜に行ってまいりました。

亡くなった友人は58歳。
スタイリストをしていたカッコイイ女性です。

で、お通夜に行ってちょっとビックリしたのが、
ジーパンにポロシャツの男性がいたこと。
しかも、ほとんどが私の知り合い。
カメラマン、バーテン、スタイリスト……。

おいおい、そりゃまずいんじゃないかい?
いくらなんでもお通夜だぜ?

お焼香を済ませた後、お清めの場所で酒盛り(?)したときに、
「なんでお通夜なのにラフなの?」
と質問してみると、

「故人の遺言だから」


聞いてねーよ。


彼女は堅苦しいのが嫌い。
自分の寿命がないことを知っていたのか、彼女は、

「お通夜なんかやらないで。親戚だけでひっそりやって、後日バンドを呼んで、みんなを招待してパーティをしてちょうだい。もしお通夜をやるなら喪服はだめ。普段着で来てもらって」

と、おっしゃってたそうです。
まあ、そんなことを言っても親戚がそれを許すわけもなく、
きちんとした形で葬儀を行なったということですが。

故人の遺言の一部は、少数の男性によって実行されたということでした。


その中の一人が、亡くなる2週間前に会ったときのことを教えてくれました。

お見舞いに行ったら、とてもお金のかかった贅沢できれいな、
マニキュアとペディキュアをしていたそうです。
スタイリストという職業柄、洋服、靴、バッグ、アクセサリーには
とても気を使っていた彼女らしい話でした。
死の直前までお洒落に気を抜かなかった人。

彼女の心意気に脱帽です。


私の場合は……
赤ペンでも握り締めて最後を迎えるか?

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「おーい!はに丸」 (カシオペアのΨ)
2007-07-19 16:05:49
新人編集者さまが、おかくれになったひにゃ殉死者の列が地平線の彼方まで・・・
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Unknown (RSG-135)
2007-07-19 19:56:25
こだわりを持って人生全うできるなんて。かっこいいですね!憧れるな…。
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はにゃ。 (空×ジ・O)
2007-07-19 23:03:17
こんにちは。
還暦間近だったのですか!実は社長さんと同世代?
以前、献花するだけで御経も焼香もなし、故人の棺桶を前に参加者で軽く食事をする(当然、お酒も)だけ、流れているのは故人の好きだったビートルズ。と云う御葬式に参加したことがありましたが。ちょっとカルチャーショックを受けました。
流石、編集者の鏡<赤ペンでも握り締めて最後を迎えるか。
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Unknown (盟友B)
2007-07-20 13:29:01
いい話だな。。。

でもお通夜は本来、普段着でするものらしい。
時間に間に合ったとしてもだ。

私の時はスターダストを流してくれとみんなに言ってあるからね。
(ただし、私の歌ではなくナットキングコールで ってあたりまえかい!)

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カシオペアのΨさま (新人編集者)
2007-07-20 18:02:10
私が死んだら東京ドーム貸切で飲んで歌って踊って騒いでもらいます。笑って送ってもらいましょう♪

でもちょっとは泣いてね。
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RSG-135さま (新人編集者)
2007-07-20 18:04:34
彼女のオシャレに対する意識は同じスタイリストの中でもずば抜けて高かったですね。
自分のこだわりをまっとうすることを改めて教えてもらいました。
あちらの世界があるなら、彼女はさらに気合を入れてオシャレしていることでしょう♪
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空×ジ・Oさま (新人編集者)
2007-07-20 18:07:56
還暦は近くはないですが、ものすごい駆け足で近づいてきます。とほほ。
お通夜や葬式なんてまだまだ縁がないと思っていましたが、今年で2回目です。なんとも切ないですが、私もお通夜にはエアロスミスかポリスでもガンガンかけてもらおうと思ってます。
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盟友Bさま (新人編集者)
2007-07-20 18:10:16
よろこべ、私が歌ってやる。
式が終わるまでリピートして何十回も歌う。頭にきて甦ったりしないように♪
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