四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

トンネルかがりと二重太鼓

2012-09-30 | 着物コーディネート
金曜日の授業は、着物と名古屋帯の一重太鼓までの習得状況を見て
袋帯に入る回でした

生徒さんは、単衣のお召しに八寸名古屋を合わせてご覧のようなすっきりしたコーディネートでお越し下さいました
半衿は控えめな青い菊柄でした✽✽✽


私も実はこの日の単衣、お召しにしようか結城紬にしようか迷っていたのですが、袋帯が似合いそうな結城の方を選択
着用を悩んだ私のお召しは、矢羽根と揚羽蝶の模様がカジュアルな雰囲気だったものですから・・
               down

この日の生徒さんの八寸名古屋帯は「トンネルかがり」仕立てになっていましたのでご紹介させて下さい


八寸名古屋帯の仕立て方については、以前の記事でご説明したことがありましたが・・

  ■『名古屋帯のいろいろ』(2012/7/18)
    right http://air.ap.teacup.com/albumpage/435.html

この「トンネルかがり」の八寸名古屋帯は、お太鼓部分になる部分の両端をかがり縫いで縫い閉じないで仕立てます
そのため名古屋帯で一重太鼓を締めているにも関わらず、二重太鼓を締めているかのように見えます

礼装にも締められる格がある本綴れの八寸名古屋帯や、少しでも風が通り抜ける感を表現したい夏の八寸名古屋帯、自然布素材の八寸名古屋帯によく見られる仕立て方ですね

この帯を締める時は、帯枕をセットする時にその位置で大丈夫か(お太鼓として見える部分は確実に二重になりそうか?)を少し気にした方がいいと思います
せっかくのトンネルかがり仕立てなのですから・・(^^

こちらの生徒さんはよくご存知の上で締めていらしたので全く大丈夫で
そのまま袋帯の練習に入りました(^^)v
私の洒落袋帯をお貸しして、二重太鼓の練習もして頂きました!


毎回、生徒さん方のお道具を見せて頂きながら一緒に着物談義で盛り上がるのも楽しいです
私も出来る限り、話題提供になる着物や帯で授業に臨みたいと思っています(^^)/

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