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四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

美意識

2008-02-27 | 着物書籍
2/17のブログでもご紹介しましたが
『メイプル』(集英社)に連載された後出版された2冊です


『きもの熱』は2003年1月号~2004年12月号に連載
『樋口可南子のきものまわり』は2000年1月号~2001年12月号に連載

どちらも着物好きの方はご存知の本でしょう。
著者は清野恵里子さんです。
メイプル連載中は発売日が近づくと私まで発熱しそうなじっとしていられない気分になったものです。
胸の中にいつも火種を抱えているようでした。

『きもの熱』に登場する方々は女優さんでもモデルさんでもありませんが
どの方も日常の風景に溶け込むように着物を着ていらしゃるのが素敵でした
着物雑誌にありがちな別世界の絵空事には少しも見えない着こなしに 私は惹き込まれていきました
ストライプかと思いきや帯締めの並んだ装丁も美しいです

『樋口可南子のきものまわり』では、美しい佇まいと美意識の高さにすがすがしさを感じました
真似できるものではないのかもしれませんが、日々の暮らしを丁寧に大切にしていらっしゃる姿を見たからです
それは私達にも出来る身近なことなのではないでしょうか


『メイプル』2005年6月号の付録だった小冊子

ページを繰りすぎてぼろぼろになってきました・・
桐島かれんさんが「着る人」で登場されています。かれんさんの美しさに憧れてしまうのは仕方が無いとして、これを読んでから着物というより「布」の持つ力、美しさというものに目がいくようになったと思います


いずれにしても、着物は飾り物や美術品ではないと確信させられます
着る人がいて初めて息を吹き込まれ、写真館の中ではなく外の景色や光の中でこそ生き生きとした表情が生まれ、動きがあってこそ風が通るものと思うからです

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1/29のブログでご紹介したときはまだ硬い蕾だったベランダの椿も
このひと月でご覧の通り・・


三寒四温とはいうけれど・・
まだまだ寒い(>_<)と思ってしまいますね
植物は春の光と風を感じて正直です
確かに季節が変わろうとしています
人間より植物の方が敏感なのかもしれませんね

私たちも春の光の下で大きく伸びがしたくなりませんか?




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