四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

ふくら雀とワレモコウ

2024-01-22 | 季節のこと

暗いニュースで始まった2024年も
お正月に、届いた年賀状の写真を見たり近況報告を読むのは毎年の楽しみ。

そんな中、一人の友人から年賀状が届いていないのが少し気になっていました。
地方都市に住む彼女とは40年近くも会えずにいたのに、年賀状だけはずっと交換していたのです。

年賀状仕舞いを考える年も近づいてきているのかなあ・・と思ってみたり。
時々そんなことをぼんやり考えたりしていた先週のこと、
彼女のご主人から寒中見舞いの葉書が届きました。
彼女が昨年病気で亡くなっていたなんて ..

驚き .. 気持ちが落ち込みました・・
前の年にもらった年賀状を探して読んでみたけれど、そんなことは全く感じない近況報告だったのです。
きっといつか彼女が東京に遊びにきてくれる日があるような気がずっとしていました。

有名人や芸能人の訃報に触れると、どんな人でもいつか必ず死ぬんだなあ・・と思いながらご冥福をお祈りするけれど
同じ年の友人の死は、すんなりとは受け入れられないですし、心にずっしりきます。

結婚式には出られなかったので、お会いしたことはなかった彼女のご主人に手紙をしたためながら
「彼はこんな名前なの!!面白いでしょ♪♪」と、打ち明けられ、確かに一度聞いたら忘れられないお名前で、一緒に笑い合ったた日の彼女の笑顔と明るい声を思い出していました。

災害も事故も病気も、誰の身にも起こりうること。
「いつか会える」と思っていないで、会いたい人には会っておきたいと思い始めた60代です。

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「週末は寒波がやってくる」という予報でしたが、それほど寒くはなかったような気がします。
日曜日は午後からは青空も広がり、大寒なのにやっぱり今年は暖冬だなあと思いました。

冬至から一ヶ月、少し日も伸びてきましたね。

 先週金曜日、近所の百日紅(サルスベリ)です。↓



暑い夏には鮮やかな花に元気をもらう百日紅。私は冬の姿も好き。
いつも「吾亦紅」と思いながら見上げています。^^

2021年のこの時期にこんな記事を書いていましたね。
毎年同じような思いを抱くなあ。

 

吾もまた紅なり、ワレモコウ - 四季に暮らす

よく通る道の百日紅(サルスベリ)の木夏の暑い盛りの間中ずっと、濃いピンクの花をふわふわにつけます雨風が強く吹き荒んだ翌日には、木の下にピンクの絨毯をふんわりまあ...

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先日の金曜日には、この百日紅の木に雀が数羽遊んでいました。
どうやら、百日紅のこの実を食べているようです。
なかなかうまく写真を撮れませんでしたが。^^;



まんまるにふっくら膨らんで、かわいいですね。(^.^)
ふくら雀は福良雀とも書き、振袖の帯結びの一つでもあります。

商店街を抜けて、品川荏原神社の寒緋桜の様子を見に行ってみました。
ヱビス様の頭上に枝を広げる寒緋桜もまた、蕾を膨らませ始めています!







毎年季節がめぐり、春に向かって膨らむ蕾や飛び交うかわいい小鳥たちを見ていると、
人の命もまたどこかに生まれ変わるような気がしますよね。

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