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世界怪魚釣行記

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草原鯰釣りツアー

2005-06-29 22:43:26 | 2005(モンゴル・中国)
「1日目」
 「世界怪魚釣行記 釣りツアー」の第一弾、「酒を飲みながら、ダラダラ草原鯰を狙っちゃおう!ツアー(長い?)」が遂行されました~!
 お客様は釣り歴3回のバーテンダー、通称「ひげバーテン(って、お客さんにそんなあだ名をつけていいのだろうか? 笑)」。そして、キス釣りならやったことがあるというバックパッカーの「坂垣さん」。さてさてどうなることやら・・。

 左写真、ャCントは首都UBから数時間。途中寄ったゴアンズ(食堂)で、飯を食いながらすでに一杯やってます・・。右写真、これが釣り場の風景。水草が豊富なマッディウォター、なかなかいい感じでしょ!


 左写真、そして先ずはミミズを掘る(というか、お客に掘らせんなよって?笑。いやいや、これは釣り体験ツアーなのでここから始めないとね!)。二人が釣りの初心者のため、とりあえずブッコミ釣りからのスタートしました。右写真、草むらから飛び出した「草原蛙」。


 夕食の支度をしていると、突然鈴が鳴った! 俺の親切かつ的確な指導のもと(笑)、冷静にファイトする「ひげバーテン」。そして釣れたのは50cmぐらいの「草原鯰(モンゴル名 ゾルボルト)」!!


 日本の鯰と同じでしょ! 蒙古でこのお顔を拝見できるとは思わなかったなぁ。


 夕暮れ時、かなり大きな魚体が中洲のシャローを泳ぐ姿を発見!! そこで「ラットアタット10g」をキャストするとニョロニョロと近寄ってきて「バシャ!」。「出たぁ!」、しかし痛恨のバラシ・・。(かなり大きかったなぁ。70cmは超えていたと思うなぁ。現地の遊牧民によると80cmクラスはいるとのこと。また、ホントかどうかは分からんが、1mという噂も・・。夢が膨らむなぁ)。
 その時どこからか俺の名を呼ぶ声がっ! 「あっ!お客さんに肉を切らせてたんだっけ!」、料理の準備が出来たようなので焼肉パーティー開催です!(って、お客さんに料理を作らせるなって? いやいや、体験ツアーだしね 笑)。草原で羊肉を鉄板で焼いた豪快な料理、最高です!


 夕食をいただいた後は酒を飲みながら、ダラダラと夜釣りにトライ! そして直ぐに「ひげバーテン」に66cmの草原鯰がヒット!


「2日目」
 0時を過ぎると魚は活発に動き始めた!(俺らも酔いがまわって大騒ぎ~! 笑)。草原鯰は色がちょっと黄緑色っぽいよね! 


 そして、ついに念願の「バーボット(現地名 コタール)」をGET! 小さいけれど、グロくていいなぁ。70cmを超えたらまさに怪魚だろうなぁ。真剣に狙ってみようと思い始めた。


 左写真、「闇に包まれた大草原。焚き火を囲んで酒を飲む」。最高でしょ? 酔いがまわるごとに釣りはどうでも良くなってゆく・・(釣り師が参加してくれた時は夜通しやるのでご心配なく!)。 


 翌朝、叫び声で目が覚めた! 「なんだぁ?馬か?」と再び眠りにつく俺。しかし、その時「坂垣さん」は草原鯉とファイト中だったらしい・・(お客を放置し眠り続けるガイド 笑)。


 UBに帰ってからは釣った魚を料理してみんなで食べた!(草原鯰を2匹キープ。なんとこの鯰、釣られてから水無しで16時間も生き続けた・・)。左写真はタイ料理「トムヤム草原鯰」、右写真は「草原鯰の蒲焼」。


 まあ、今回は釣り師ではない方向けの「お気楽体験ツアー」のようなものです。本格的に「草原鯰」を釣りたい方のために別のプランも練っていますので、ぜひご参加ください!

チョロート遠征9~10日目

2005-06-23 16:19:26 | 2005(モンゴル・中国)
「9日目」
 そして向かえたチョロート川の最終日。小雨がパラつく最高のコンディションの中、昼過ぎから出撃した!(前夜、飲み過ぎて朝に起きることができなかったの 笑)。
 先ず使い始めたのはストーム社のシャロークランク「サブワート」。前日好調だった「ラットアタット17.5g」を全てロストしてしまったため、同サイズでなるべく近い動きのするルアーをチョイスしたのだ! ラットアタットに比べアピール力はイマイチだが、気温が低いこともあってかレノックのアタリが頻繁にあり、いきなり50~60cmクラスを11匹狩る!!
 しかし、本命タイメンのアタリは一向にない・・(このシャロークランクというジャンル、タイメンには必要ないような気がするなぁ。強い動きに加え、ロッド操作で潜らせることも浮かせることも自在の「ビックバド」。そして強烈なサウンドで水面を泳ぐ「ラットアタット」。この二つに比べ、ただシャローを一定深度で泳ぐ「シャロークランク」には決定力がないのだ・・)。


 そして、キャンプ地から約2.5kmの地点。「オオカミ岩」というャCントで「ソレ」は突然起こった! この日、タックルBOXの中に一つだけ1OZを超える大型ルアーを忍ばせていた。ガンクラフト社のサーフェイスミノー「鮎邪 デットスロー」である。(http://www.rakuten.co.jp/gillwebshop/485293/485296/671522/671521/
 このミノーは本来パイク釣行で使おうと思っていたのだが、何気なく使い始めた2投目、水面をユラユラと艶かしく泳いできたこのルアーが岸辺の流芯でバランスを崩して水面を飛び出した。とその時、巨大な「鬼」の顔が「ドバァ~ン」と水面を突き破り現れた!! 残念ながらノリはしなかったが、俺はひ・ら・め・い・た! 「このルアーの、このアクション、これ系のャCントを通せば鬼は出る!」、それから2投だけしてその場を後にした。夕マズメに再びここを訪れることを心に決めて・・。 
 その後、小雨が降ったり止んだりの天候は続いた。水が濁ることもなく、俺は「鬼は必ず出る!」と確信し下流へと歩き続けた。1度「デットスロー」に1mクラスのタイメンが突き上げるように襲いかかった。食いそこねでフッキングすることはなかったが、「確信」はさらに高まる。

 また、緩やかな流れでは「ジタバグジョイント」を多用。下写真は岩陰の反転流から10mほど追って来て足元で食いついたレノック!(自己最高の64cm2.9kg)。


 テントサイドから歩いて進むことができる最終地点、「直角カーブ」に着いたのは午後6時を過ぎる頃だった。岩山沿いの流芯をデットスローで攻め、63cmと小型ではあるがこの日の初タイメンをGET!


 「直角カーブ」から折り返し、テントサイドに引き返した。デットスローを使い続け2匹のレノックを立て続けに釣った後、先ほど1mクラスがでたャCントを再び通す。「グゥ~ン」とあたって流れに乗って下流にグングンと走りだした。30mほど追いかけた末に釣れてきたのは75cmのタイメン! 「調子が出てきたぞぉ~!」


 そして午後8時、そのャCントに再び立った。1投目、岩陰の反転流で90cmクラスをかけるがランディング寸前でバラしてしまう。「あぁ・・」と肩を落とす俺。しかし2投目、目の前5mの流芯が「ザバァァッ」と裂けた!! 「鬼だぁ!!」、ロッドが満月状に曲がり、手に伝わるモノ凄い重量感。流芯の強い水圧も加わり耐えるのが精一杯だ。そして鬼は首を振りながらジャンプし、「ザバ~ン」という水しぶきをあげ、直後下流に向かって走り出した。このャCントは岸辺に岩山がそびえ先に進むことができない。また、流れが少しカーブしていて岩山の中央部が突き出ていてラインが絡んだら厄介だ。なおかつ流芯が岸寄りで相当流れが強く、「その先に走られたら最悪だ・・」。
 しかし、ドラグを突破された・・。そしてラインが岩に擦りつけられている・・。「この魚だけは獲らなければならない!」、俺は意を決し岩山を伝って鬼を追った!(数年前、少しクライミングをかじってて良かった♪)。
 途中、掴んだ岩肌が崩れ落ち肝を冷やす。「この水深で、この流れの強さ、カナヅチの俺は落ちたら終わりだぁ・・」。しかし、その冷たい緊張感はすぐにぶっ飛び、興奮で頭に血が上った! 「鬼」の後ろを「さらに一回り大きな鬼」が追尾していたのである!! しばらく岩にしがみつきながらその「鬼神」に目を奪われる俺・・。 

 
 「今はこいつを何とかしなきゃ!」、我に返った俺はなんとか岩山を越え岸辺に降り立った。そして疲れ果てた「鬼」を強引に寄せ、口にボガグリップを差し入れた。一度首を振って外されるが、2度目で岸辺に引きずりあげ遂に死闘を征す!!
 「はぁ~、なんとか勝った・・」、いつもの雄叫びの代わりに出たのは安堵のため息だった・・。


「10日目」
 「鬼」を獲った翌朝、もうロッドを振る気力は失せていた。目を覚ますとすぐにUBに向けてジープを走らせた! 「は、早く美味い飯が食いたい・・。そして熱い風呂にも入りたい・・。笑」

 帰路、「古都ハラホリン」に立ち寄り「観光」というものを楽しんでみる。左写真、16世紀頃に建立された仏教寺院「エルデニゾー」。右写真、亀の形に彫られた石像「亀石」を見学。
 「だ、だからなんだというんだあ?」というお粗末な代物に5分で観光終了・・(笑)。


 そして、UBに向けひた走る。この道を走り、再びチョロートに戻る日はそう遠くはない。「鬼神」を狩るために・・。


「チョロート遠征記1」、お終いです!

チョロート遠征7~8日目

2005-06-21 13:11:42 | 2005(モンゴル・中国)
「7日目」
 「のんびりダラダ~ラは2日でもうたくさん!」 湖を後にし、再びチョロート川を目指した!(次回の湖釣行はモンスターパイクを狙って真剣勝負が始まるだろう)。 向かった先は「オオカミ山」、昨年130cmをあげた思い出の地である。今年はその下流部数十キロをメインに闘おうと思っていたが、前半3日間の釣行でほとんどのャCントをチェックしていたので、オオカミ山の状況が1年でどれだけ変化しているか見てみようと思ったのだ!
 下写真、木造のゆがんだ橋を渡り、一路「オオカミ山」を目指すジープ。


 今回はオオカミ山の頂上へは向かわず、麓にテントを張り、昼過ぎから徒歩での入域を試みた。途中水遊びをする遊牧民の子供と仲良くなり、一緒に釣りを楽しむが「あ・つ・い」、アタリがさっぱり無い・・。
 左写真は高切れして飛んでいったビックバドを救出する子供達。「うん、手なずけておいて良かった! 俺、泳げないし・・」。
 右写真、しかし、あまりにうるさいガキどもに愛想を尽かし一人下流に向かう。そしてエバグリの「ラットアタット17.5g」でレノックを狩る! このルアーを使うととにかく凄い勢いで魚がアタックしてくる!


 そして帰り道、何気なく立ち寄った急流域で「JOLT」に76cmのタイメンが襲いかかった! 足元からわずか2m、ピックアップ寸前にザバァと水面を割ってのアタックだった。


 テントに戻ると遊牧民の子供「ボンボック」が遊びに来ていた。夕飯を食べた後、二人で夜釣りを試みた!
 
 「旅先では出会う人の親切によって物事がスムーズに進んでいくことがよくある。しかし、この地では蒙古人の親切によって物事が遅々として進まず、やがて混乱に陥ってゆくのだ・・」

 道案内を申し出たボンボック。しかし、川辺をドタドタ音を立て歩き回るわ、ペチャクチャうるさいわでさっぱり釣りに集中できん・・。「今夜はダメだ」と俺は諦めかけた。
 しかし、その時、ボンボックのロッドがグンニャリと曲がった! 使っていたのは「ラットアタット」、そして釣れたのは75cmのタイメン。あぁ・・。
 しかも、初めてのタイメンに喜ぶ姿を撮っている時、デジカメを落として壊してしまう。あぁ・・。
 さらに、「小さいからリリースしようぜ!」という俺の提案を聞かずに、タイメンの頭に石を振り下ろすボンボック。あぁ・・。


「8日目」
 前日とうって変わっての曇り模様、少し肌寒く絶好の釣り日和だ! 1人下流に向って釣り歩きを開始した!
 1kmほど「ラットアタット」でャcャcと50cm台のレノックを釣り上げながら岩場を歩いていると「なんだこりゃ?」、結構デカい死体が転がっているではないか。よく見ると「バーボットじゃん!」、そのサイズ75cm! 「むむむっ、チョロートにこんな超大物がいるなんて・・。今度狙ってみようかっ!」。
 そこから100m下流の緩やかな流れ、水深は50cmぐらい。ストップを加えた「ラットアタット」に1mクラスのタイメンが「ドバァ!」と覆いかぶさるように出た! しかし、バタバタと水面で暴れられ痛恨のバラシ。あぁ・・・。


 さらに500m下流、急流域に三つの岩が転がり、その中心が複雑な流れを形成している。「ラットアタット」を落とした直後に「グゥ~ン」とあたるがのらず。しかし2投目、「ゴゴォ~ン」と再びあたりがきて、強い流れにのって下流に走り出した! 「デカい!」と一瞬思ったが釣れたのは小型のタイメン76cmでした。


 しかし・・、気分良くロッドを振り始めたその時、酔っ払った5人組の遊牧民と遭遇した。辺境でたった一人でいる時、突然「人」に出会うのはちょっと浮「・・。すれ違いざまに「サンバエノー」と軽く挨拶をするが、向こうも警戒しているのか返事は無かった。足早に立ち去るが、その時少し嫌な予感がした。彼らの1人は鉄砲を持っていた・・。

 そしてしばらくして、昨年130cmをあげたャCントをバドで攻めていたその時、頭上を何かがモノ凄い勢いで「ギュウゥゥーン」と飛んだ!! 「なんだっ!?」「もしかして、撃たれたのかっ?」「狙われたのか? それとも鳥を撃った際の流れ弾なのか?」、不安と緊張感に襲われ、木陰に隠れ様子を窺った。
 しばらく息をひそめ身動きせずにいるが、その後何事も起こらなかったので逃げるように100mほど下流に移動した。するとその場所は昨年作った「秘密基地」。当時、基地の象徴として木にぶら下げていた「牛の頭骨」がまだ残っていた! 1年前を懐かしみ、タバコを1本吹かす。 


 1kmほど下ると流れが大きな岩山にぶつかり大きくカーブするャCント「直角カーブ」に到った。岩山に登り眼下の深場を攻めるがタイメンはでない。岩山の小さな洞窟には牛の死体が転がっていた。死の香りが漂うチョロート川・・。


 そして、帰り道。再び5人組と遭遇する。円になって座り込み、相当酔っていて機嫌がいい様だった。1人が「まあ座って飲んで行けよ」と誘った。無碍に断らないほうがいいと判断し、ウッカを一気にあおる。するとその飲みっぷりが気に入ったのか、他の4人も次々に話しかけてきた。
 それから、俺の拙いモンゴル語の歌が大いに受け、飲めや歌えの大宴会が始まった。発砲を受けた緊迫感は酒をあおる毎にどこかえ消えていった・・。


 遊牧民の馬を借りてキャンプ地に帰るとカバ男の姿は無かった。1時間ほどして、カバ男が山から下りてきて「お前を探して5kmも歩き回っていたんだぁ!」と真顔で呟いた。ボンボックが「悪い5人組がいるので殺されて川に捨てられたんじゃないかと思ったよ」と明るく笑う・・。「え!?」と驚き、デジカメで撮った彼らの写真を見せると、「こいつらモーフン(悪い奴)だぁ!」とボンボックが叫ぶ・・。
 「えっ? あの人達やっぱり悪い人達だったの・・?」「まあ、いっか! 楽しかったしね・・(笑)」。

そして遂に「鬼」捕獲、「9日目」に続く!

チョロート遠征4~6日目

2005-06-18 14:54:05 | 2005(モンゴル・中国)
「4日目」
 朝に目覚めて、まず1番初めにすることといえばやはり排泄行為ですね(笑)。タイマー撮影、マジでやっている写真です・・。大草原でウ●コ、「き、気持ちぃぃ~!」。3日目に引き続きしょっぱなからキモイ写真ですみませ~ん(汗)。


 そしてスッキリした俺は闘いを開始した! 「ジタバグジョイント(+B.Pペラ)」と「バド」を交互に使い、岩周りの流れの変化をピンャCントで攻めていくと、ランカーサイズのレノックが次々に飛び出した! 平均で55cm2kgクラス、特にバドで釣った右写真のレノックは2.7kgもあり、外道ながらも強烈なファイト!


 しかし、昼を過ぎると暑さは最高潮に達し、アタリはパタリと途絶えた。ライフジャケット着用で(泳げないので)深場を攻めようが、灼熱の太陽に照らされながら5kmほど川を遡ろうが、「つ、釣れん・・」。右写真、なぜかチョロート川に白鳥が2羽。少し心が和む。しかし次の瞬間「ザァバザァバ」と水面を逃げ回りャCントが台無し・・。  


 そこで夕方にジープに乗ってャCントを大きく移動した! 目指したのは前日に崖の上からチェックしていた周辺では最強のャCント「ビック.ザ.マウンテン」だぁ! 


 典型的な大物ャCント、攻めるなら真夜中だと思っていた。そこで明るいうちに軽くチェックを行った。
 しかし、突然の大風。流れと逆に波立ち、キャストさえできない状態に・・。 


 一時的に木の下に避難すると、鳥の巣を発見! そういえばやたらと2羽のカモが頭上で「ギャーギャー」と喚くのが気になっていた。「ここを守ろうとしていたのかぁ?」、俺はそっとその場所を立ち去った。
 とその時、風に吹かれて巣から落ちてしまったのだろうか? 小さなヒナを発見! 「食べてませんよ~(笑)」


 そして西の空に日が沈み、大地が闇に包まれた。夜釣りといえばやっぱり「TOP」でしょ!
 「オリノコモンスター(水面屋)」に開始直後からアタリがバコバコ! そして自作ルアー「叉鬼」、強い流れに負けずアピール抜群、レノックを続けざまに4匹狩る!

 しかし、結局この日、タイメンは釣れず・・・。12時間ぐらいに及ぶ釣行に疲労困憊でした。

「5日目 テルヒンツァガーン湖編」
 炎天下に岩場を歩き回っての釣行、そして急激な天候の変化で大風&雨・・。100mの崖を水を担いで毎日のように昇り降り。そして食べるものといえば塩で味をつけただけの魚雑炊、砂糖たっぷりのコーヒー、ビール。塩分&糖分過多の偏った食事。段々と心と体が壊れてくるのが分かった(笑)。そこで一旦チョロート釣行を打ち切り、テルヒンツァガーン湖で休息することになった。
 4時間ほど車を走らせ湖岸のツーリストキャンプに宿をとる。美味し~いロシア料理にホットシャワー、壊れた心は完全回復した!


 ということで、ボートに乗り込み釣りを開始した! しかし、大風そして水草が全然生えてない・・。ちょっとパイク釣りには早いような気がしたなぁ(水草が生え揃う7月中頃からが本番かな?)。
 一方、アルカンナ(パーチ)の方は好調で、夕暮れ時にはライズが無数に見られた! 20gを超える大型スプーンにも果敢にアタックしてくるが、フライを使ったら爆釣じゃないかなぁ?


「6日目 テルヒンツァガーン湖編」
 翌朝、遊牧民ミャグマが訪ねて来た! 1年ぶりの再会を喜ぶ俺達。その後、やっぱり宴会が始まった!(笑)。ウッカを二本開けたところで俺はグロッキー状態、夜の9時まで爆睡していた。目覚めると隣のベットには死んだ様に酔いつぶれているミャグマの姿・・。「やっぱり俺達進歩がないね・・」。


 「こんなことはしてられんっ!」ということで、ボートに乗り込み湖に漕ぎ出た! 「S字系」「大型シャローミノー」「スプーン」、様々なルアーを2時間ほど試すが釣れるのはパーチのみ・・。


 日没間際に「JOLT」でグットサイズのパーチをGET! 外道だけれど、結構カッコいい魚だよね? 「今回の湖編はこれでご勘弁を!」 


「7日目」に続く!

チョロート遠征1~3日目

2005-06-15 03:46:43 | 2005(モンゴル・中国)
「1日目」
 約10ヶ月振りとなるタイメン釣行、ドライバーは腐れ縁のカバ男「バギ」、マシンもカバ似でロシア製ホロゴンジープだ! まるで「ブレーキの壊れたダンプカー」のような激しい運転で一路チョロート川に向う! さてどうなることやら・・・。


 UBの指令本部を10時に発ち(前晩2時まで英語教師の黒人とメ[カーをやっていたので寝坊した・・笑)、10分も走ると風景はゲル集落に、30分後には羊が群れる草原に変わった。いくら走っても変わらぬ風景に俺は睡魔に引き込まれる。しかし、ときおりジープが大きく跳ね目を覚ます。
 そんなことを繰り返して9時間、アルハンガイの県都「ツェツェレグ」に到着、ちょっとした食料や調理器具を買い込む。それにしても県都のわりに何にもない街だなぁ・・。


 さらにジープを30分ほど走らせ、小さな村の外れにテントを張る。沈む夕日を眺め、ビールに酔いながらチョロート川に思いを馳せる。



「2日目」
 チョロート川まではほんの数時間、いてもたってもいられず目を覚ますとすぐにジープを走らせた!
 途中、小さな食堂で朝食をとる。そこには店主によって狩られたトル(タイメン)とチョノ(狼)の剥製が飾られていた! 狩猟本能がうずく・・。  


 朝食はグリルタエシュル(肉うどん)、1杯100円ほど。遊牧民のゲルに居候している時は毎日こればかりを食べていたので飽き飽きしていたが、久しぶりに食べるということもあり美味い!! 


 そして大地が裂け、目の前にチョロートが姿を現した! しかし、目指す先はもっと奥地だ。さらに4時間ほど山道を進む!


 ャCント到着は15時過ぎ。すぐに「鬼狩り」を開始した! 釣り始めると天候が急激に変わり大風、そして雨に・・。
 しかし、グレイズ社の「JOLT」に良型のレノックが猛烈にアタック! この時期のレノックは産卵を控えている固体が多く、体高があり引きは強烈!


 そして開始から30分、「JOLT」で初タイメンを狩る! 83cmと中型ではあったが、重量が5.4kgもあり、ファイトはかなり強烈だった。ロッドはエバグリの「アマゾンフリップバリスタ」、ラインはサンラインのPE50lb、前年より飛距離が格段にアップし、川のほぼ全域を攻めきることができた結果だ。


 釣り上げたばかりのレノックをさばき、スープを作る。具は魚肉・米・塩のみ・・(買出しを怠ったの 泣)。でも、空腹だったら何でも美味いっ!(笑)。


「3日目」
 「あっちぃ~」、あまりの暑さに目が覚めた。太陽に照らされテント内はまるでサウナ、そこでお風呂に入ることにした! もちろん川にドォボ~ンです(笑)。「き、気持ちぃぃ~!」


 とその時、あたりを見回し気がついた! ゆったりと力強い流れに大岩が所々に転がっている。「なかなかイイャCントじゃん!」
 ということで、バドを結んで1投目、岩陰の反転流でロッドをしゃくり上げ少し潜らせると「グゥ~ン」というアタリがっ! 強引に岩から引き離すとバタバタと水面を割って暴れだした。「タイメンだぁ!」。釣れてきたのは74cm、小型ながらなかなかの暴れっぷりに大満足! 


 そして、投げる度に55アップのレノックがガンガン食ってくる! 下写真はランカーサイズの60アップ。


 その後パンツ一丁になり、ウェーディングを試みて対岸沿いの流芯を攻め始める。何匹かのレノックを釣り上げた後、目の前5mのシャローまでバドを引いてくると後ろにやや大きめの影が追って来ているではないかっ! 「タイメンっ!」、そこで巻くのを止め「プカァ~」と浮かすと、「スゥ~」と浮いてきて「パクッ」。超細身の87cmを捕獲!


 しかし、あまりの暑さに4時間も釣りを続けるとヘトヘトになった。崖を登り宿営地に戻って、一時休息をすることにした。するとカバ男は車の整備に無我夢中で油まみれ。「まるで泥んこで遊ぶお子ちゃまみたいだなぁ・・。飯の仕度ぐらいしてろよっ! 笑」
 そこでレノックの炭火焼きをつまみにビールをあけた。しかし、直後に急激に天候が悪化、「今度は寒い・・」。


 1時間もすると雨は止んだ。再びロッドを握り断崖を下る。この時期大量の虫が水面上を飛び回り、それを狙ってレノックは浅瀬をウロウロしている。そこでエバグリの「ラットアタット10g」を投入! 「20cm巻いてはストップ」を繰り返し、溺れる虫を演出。するとグットサイズのレノックが水面を激しく割って「ドォ~ン」と飛び出してくるっ!


 しかし、日没までロッドを振り続けるが「鬼捕獲」ならず・・。「モンゴルにしては暑すぎる・・」、全力を尽くすが苦戦を強いられる俺。


「4日目」に続く!