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世界怪魚釣行記

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武旅の装備(チョロート川遠征1)

2005-06-13 19:55:38 | 2005(モンゴル・中国)
 明日にひかえたチョロート釣行。ただいま準備に追われています! 今回は1~2週間を予定しています! タイメンをメインで狙いながら、その他の怪魚珍魚にも手をつけるかも! とにかく状況が分からないので出たとこ勝負かな?(笑)。


 ということで、昼過ぎにUBで一番大きなザハ(市場)でお買い物。ロシアンブーツをボラレ価格の3500円で購入後(裏でコソコソ話していたモンゴル語が半分ぐらい理解できた・・)、釣具コーナーも覗いてみました。すると昨年は全く見かけなかった本物の毛皮を使った「地リスルアー」が結構売ってた! フェザーフックが売っていたので(写真中央)、エバグリの「マグナムラットアタット」に装着するために買ってみた(150円)。 

 今回の大まかな装備品はこんな感じです!

●ハット
カワモッチハット(モンベル)
やっぱり秘境はカモフラで決めましょ!
●偏向グラス
SWANS「WARRIOR」「RAPUTURE」(山本光学)
比較的浅いチョロートでは「鬼」を目視で探すことが多い。度付で3個用意。大きな武器を手に入れた!
http://www.swans.co.jp/fishing/index.html
●ランディング用品など
ボガグリップ(怪魚ハンターの必需品。30LBまで計量可)
FOXのMTB用グローブ(大物は釣りキチ三平式で 笑)
自作ギャフ(使いたくはないが、どうしようもない怪物用に!)
エバーグリーンのペンチ(PEライン&ワイヤーが簡単に切断できてイイ!)
●計量器
電子計量機(JGFAお勧め。50kgまで計量可!)
メジャー(ホームセンターで100円 笑。200cm!)
●ヘッドライト
ミクロ(ぺツル社。安くて、単三2個というのがイイ!)
●ブーツ
ロシア製ブーツ(岩場、毒蛇対策に!)
●タイメンが釣れた時のために
トルタメック<_ンヒルのレッド(タイメンが釣れた時のみに吸う、決めタバコ。130円ぐらいだが、モンゴルでは高級)
トルアルヒ(UBでフラスコを購入。「鬼」が釣れたらウィスキーで乾杯だな!)
●ナイフ
ビクトリノックスのセンチュリオン(蒙古用ナイフ最強!)


http://www.montbell.com/japanese/products/gear.html
●バックパック
トレッキングパック70(モンベル)
トレッキング、バックパックなどの徒歩旅行用。70L。
●テント
ムーンライト1型(モンベル)
設営が超簡単、1~2人用。
●寝袋
U.L.スーパーストレッチダウンハガー#1(モンベル)
使用可能温度域≠Q2℃、快適睡眠温度域≠X℃から。

http://www.montbell.com/japanese/products/clothing.html
●GORE-TEX上着
ミディパーカ(モンベル)
冬山登山からトレッキングなど多用途に活躍。
●ダウンジャケット
U.L.ダウンインナージャケット(モンベル)
200g、驚異的な軽さのダウンジャケット。
●トレックシューズ
GARMONTO社(釣行以外の時)

※タックル&ルアーについては帰り次第その釣果と共にアップします!

自然史博物館見学

2005-06-10 17:39:30 | 2005(モンゴル・中国)
 モンゴルの自然のことが何でも分かる(?)「自然史博物館」を見学してきました!
 
 下写真はタイメン。メジャーで計測したところ約129cm、乾燥して尾が欠けていたので生前は130cm前半はあったと思われます。思えば4年前、初めて蒙古の地を踏んだ年、このタイメンを見た俺は「こんなのが釣れたらなぁ、ハァ~」とため息をついたものでした。「同サイズを昨年ついにGETしたんだなぁ(しみじみ)」。他にも120cmクラスが2匹展示されていて、闘魂が新たに注入されました!


 そして、ノーザンパイク! と書いていたけど、これって「アムールパイク」でしょ!(黒点が目印)。北東アジア・アムール川水系に生息し、最大で100cmぐらいまで成長するこのパイク(写真のは103cmあった)。西方面では見かけたことがなく、UBから東・オノン川周辺に生息しているらしいので、今年はぜひ捕りたいと思ってます!


 左写真は130cmクラスのタイメンの顔アップ。少し顔が小さいタイプのような気がしますが、迫力満点まさに鬼です! 右写真は「アムール鯰」、モンゴル語では「アムリン ゾルボルト」というらしいです。そして写真はないのですが、バーボットも展示されていて、モンゴル名では「コタール」でした。


 ところで6月末に予定している「草原鯰調査」、遊牧民の親戚が言っていた「ソム」とはなんのことでしょう?わかりませんでした・・。博物館で知り合ったモンゴル人によると、アムールナマズもバーボットも「ソム」ではないと言っていたし(蒙古人は魚に詳しくない上に、適当な人達なので信用できませんが)、ますます混乱してきました! 
 そして、「アムールナマズ=ジャパニーズナマズなのか?」も疑問です。そう書いていた本を何度か見たことがあるのですが、JGFAのHP(http://www.jgfa.or.jp/record/alltackle.html)によると英名が同じにも関わらず学名が「Silurus asotus」、博物館の記述では学名が「Parasilurus asotus」でした・・。
 なぜ同じかどうかにこだわるかというと、日本鯰の世界記録がたった「2.45kg」だからです(誰も申請しないのね 笑)。チョロートで見た推定80cmクラスのアムールナマズが同種であれば、「世界記録を大幅に更新できるのでは!」と思っているのです(笑)。

 まあ、6月末に行って見ればわかるでしょ! 夜の気温も上がってきたことだし、楽しみだなぁ(http://weather.yahoo.co.jp/weather/world/mongoru.html)。


 自然史博物館にはもちろん、魚ばかりではなく野生動物の剥製も数多く展示されています! 下写真はチョノ(オオカミ)、毛皮から想像していたよりたいぶ小さいけど、浮「ですね・・。


 そして、こんな動物達もっ! まあ、そうとう北に行かないとお目にかかれないけどね。



 ところで、野生動物のコーナーで俺がもっとも注目していたのが「毒蛇」です。3年で2回しか遭遇したことがないけど、チョロート川付近で唯一危険と思われる動物だしねぇ(酔っ払ったモンゴル人は除く 笑)。
 展示されていたものでチョロートで遭遇したと思われるものは・・

 昨年、ジローさんが捕まえたのはこれのような気がするなぁ。ヘビのことはさっぱり分からないのでなんとも言えんが・・。だったら毒はないなぁ。ヨーロッパからアジアにかけて非常に広範囲に分布する種らしいです。
●Elaphe dione pallas(http://szmn.sbras.ru/Gallery/reptilia/Elaphe_dione.htm)。

 もう一種、マムシに似たこいつ(4年前に踏みそうになった)。って、検索に引っかからなかった・・。
●Aqkistrodon halys pallas

 ということで、毒蛇調査も今後に期待してください(笑)。

草原鯰調査その1

2005-06-09 16:38:59 | 2005(モンゴル・中国)
 知り合いのモンゴル人から「蒙古鯰」の情報をGETした! なんでも親戚の遊牧民がUBから約4時間の草原に住んでいて、近くを流れる川には「ソム」という魚がズンドー(たくさん)棲んでいるらしい。特に真夜中によく釣れるそうだ。
 「はて?ソムってなによ?」と思いお魚アルバムを見せると、「バーボット」と「アムールナマズ=日本のナマズ」を指した!
 そこで1つ問題だ。蒙古人の多くはバーボットとアムールナマズを混同していることが多く、人によって様々なことを言いやがる。今までこれに悩まされ続け、俺も生息分布やモンゴル語での名称が未だにはっきり分からん・・。
 ということで、指令本部の近くにある市場を訪れた。ほとんどを肉製品で占められる一角にちょっとだけザガス(お魚)コーナーがあり、なんと日本のナマズが3匹並んでた! 「こいつの名前は何よ?」と尋ねると、「ソム」とオバちゃんが答えた。「う~ん、バーボットもアムールナマズもソムなのか?それとも・・」、この答えを求め明日自然史博物館に行ってみようと思ってる。
 そして、チョロート川遠征後、その川に出撃予定で準備を進めている! バーボットだったら初物だ(今日、会った日本人釣り師の方から、連れがルアーでGETしたことがあるという情報をいただき、「ルアーでも釣れる」ということが分かった)。一方、アムールナマズでもいいなぁ。日本での夜釣りは浮「(笑)のでほとんどまともにやったことがないから楽しみだなぁ。ジタバグも結構揃えて来たし!
 6月下旬、蒙古の夜はまだちょっと寒いけど、ナマズ釣りに出撃します! お楽しみに。



中国ダラダラ旅日記2005

2005-06-07 17:25:14 | 2005(モンゴル・中国)
「1日目」

 成田から中国の北京へは約4時間、今回我が身を預けるのは「パキスタン航空」だ! 「エアインディア」「ビーマンバングラディッシュ航空」と並んで「アジア三大得体の知れない航空会社」だが、片道39000円という値段につられたです(笑)。イスラム服に身を包んだスチュワーデス、怪しすぎる・・。


 そして、北京に到着して気がついた。「そういえば今回、地図もガイドブックも持ってないなぁ」、いつものホテル名とその地名は分かるが、「どうやって行こうか?」と悩む。とりあえずタクシーをつかまえるが、帰ってきたのは「380元(約5000円)というぼったくり価格・・。ということで、バスに乗ってホテルの近くらしき場所(あくまで勘)まで行き、そこからタクシーに乗る方法を思いついた!
 しかし、バスを降りて直ぐにタクシーを捕まえたはいいが、バズーカが長すぎて入らない・・。「無理だ無理だ」という運転手を説き伏せ、なんとかホテルへ!(10分の1以下、33元で済んだ 笑)。


 ホテルの前にタクシーが止まると、北京在住の駐在員Oさん(釣り好き)が待っていた! 運転手付の高級車で中心街に向かい、北京ダックとフォアグラをご馳走になった!(う、美味すぎる)。翌日オノン&バルジ川に向かうという彼との会話は弾み、青島ビールや中国酒をガンガン飲んでご機嫌です(笑)。

 ホテルまで送ってもらった俺は、「なんか飲み足りないなぁ」と思い一人でビアガーデンに向かう。その後、どうやって帰ってきたのだろうか…? 記憶があまりない 笑。

「2日目」
 目を覚ますと、今日も昼を過ぎていた・・。こんなにのんび~りできるのは何ヶ月ぶりだろうか? 半分眠った脳みそでロビーでボォ~としていると、「ん?」あることに気がついた! なぜかイスラム服に身を包んだパキスタン人多し! 日本で稼げなくなったため、経済成長著しい中国に進出か? とりあえず「アッサラーム」と愛想を振りまいていると、あっという間にむさ苦しいヒゲ親父に囲まれた。「う、うざい・・」。
 もうひとつ。公用トイレにドアがありません・・。「大」をしていると人が前を通りかかるので、モノ凄~く恥ずかしい。「中国人よ、オリンピックを招致する前にやることあるだろっ!」。

 そして、散歩に出た。スワンズの偏向グラス「ウォリアー」で川底を見ると、「み、見える! 全てが見える」、って、ひえ上がっているだけか・・。 


 ついでにバスに乗って天安門まで足をのばす。「つ、つまんね。もう見飽きたな・・」。


 ということで、今日もビアガーデンでベロンベロンに酔っ払ってお終いです。あぁ、何をしてるんだろう、俺・・。でも、ビールにアメリカザリガニ、合うなぁ。


「3日目」
 ホテルからは外国人向けに「万里の長城ツアー」がでている。すでに3回も訪れたことがあるのだが、中国娘にしては珍しく愛想が良い蘭蘭ちゃん(仮名)の勧めで参加することにした!


 出発は朝の6時30分。ロビーで参加者を待っていると・・、アホ面の白人男が現れた。「ん? こいつはアメ公に違いない(断言)。朝からャeト食ってるし・・」。そして続いて現れた白人女の二人組、見た瞬間に悪寒が・・。イズラエルだぁ~。ということで、ツアーメイトとしては最悪の組み合わせ、一路オンボロバスに揺られ万里の長城に向かった!(ケツデブイスラエル女の隣に座ったため、ほとんど身動きがとれない状態で4時間・・。「つ、辛すぎる」)。
 何度、心の中で「このケツデブがっ!(怒)」と呟いた頃だろうか? バスは長城の前に止まった。「やっぱり、何度来てもいいなぁ♪」、晴れ渡る空、美しい緑の山に聳え立つ長城、憂鬱な気分は吹っ飛び、子供のように駆け回り、写真を撮りまくった!


 ついでにぶら下がってみた(笑)。15mぐらいの高さがあったのにいまいち件p点が足りない1枚だった。無念・・。


 そして、遥か彼方の蒙古を眺め、中国人には義理も恩もないが、「今度は俺が南から攻め入るぞぉ~」と吼えてみる。


 し、しかし、そんな元気もいつしか失せた。約10kmに及ぶトレッキング、気温は30度。「し、死ぬる・・・」(写真に写っているだけで半分の行程)。


 その頃、ケツデブ女は楽をしてこんなものに乗っていた・・。帰りのバスでもケツデブに苦しめられる俺だった・・。


「中国ダラダラ旅日記 続報」
 北京のホテルのフロント嬢「蘭蘭ちゃん(仮名)」、中国娘にしては珍しく愛想が良く押しが弱いところがイイ!
 ところで、この名を蒙古を旅している日本人大学生パッカーから聞いた。そしてかなり驚いた! なんでもこの大学生、蘭蘭ちゃんに惚れてしまい、世界一周の予定を取り止め北京に戻るらしい!! そして、交際を申し込むのだそうだ・・。
 う~ん、かなりのアホだが、いいなぁ こういうの! 「どうなることやら」だけど、幸運を祈る!!(笑)。ちなみに彼は中国語はさっぱりです・・。

「中国ダラダラ旅日記 さらに続報 6月27日」
 お待たせしました! 「蘭蘭ちゃんにバックパッカーがアタック!」の続報が入ってきました~!
 中国から陸路でウランバートルに流れてきたパッカーの話によると、ホテルのフロントで必死に日本語会話を蘭蘭ちゃんに教える彼の姿が! しかし数日後、同ホテルの正面入り口で彼女の肩をつかみ、なにやら真剣に説得する彼の姿。その顔には悲壮感が滲んでいたらしいです。一方、蘭蘭ちゃんといえば対照的に「ャJ~ン」とした顔で立ち尽くしていたそうです。ん~、ダメだったんでしょうか? まあ、俺としてはどうでも良くなってきました(笑)。