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世界怪魚釣行記

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旅へ、遥か東へ その10

2014-10-03 00:56:00 | 2014(カナダ)
「カナダからの近況報告8」 9月27日
 本日はキャンピングカー生活最後の日。片道200kmの山中にある秘湯へと向かう。

 だが、最後の峠は未舗装の上、車二台がすれ違えないほど狭い。

 そして、眼下には断崖絶壁。まじ浮ゥった…(これはまだ写真を撮る余裕がある場所)。

 恐浮フ谷を越えると、渓谷に温泉が現れた。人も少なくひっそりとしていて、湯加減も日本人には丁度良い。美しい渓流に湧き出す素敵な温泉で疲れを癒す。

 帰りの200kmもまた長かった…。夜は街に戻って、アルバータ牛のステーキを食う。

 1週間で1700kmも走っちゃった! 走り過ぎて、レンタカー代813ドルの他に、走行代(車の消耗費)として581ドルの請求が…。ガソリン代が491ドルだったので、1週間のキャンピングカー費用は1885カナダドル(約19万円)。結構いった…。

9月28日
 キャンピングカー生活が終わり、翌日、日本車を新たに借りてロッジ泊。今日は嫁の誕生日なので80ドルもするウイスキーを買ったのだが、「疲れた」と言って爆睡してしまったので、部屋で一人で飲んでます…。

9月29日
 さらに翌日、旅の最終目的地、ヨーホー国立公園をめざす。

 ヨーホーとは、先住民族の言葉で「畏敬、畏普vを表現する言葉。 切り立った鋭い山々が聳え立つ中、車を飛ばす。
 先ずは長い年月によって石灰岩に刻まれたナチュラルブリッジを見学。

 そして、神秘的なエメラルドグリーンの水を湛えるエメラルド・レイク。

 カヌーをレンタル。

 ルアーも投げてみたが、深く過ぎてキャスティングでは太刀打ちできない。トローリングに切り替えるが、漕ぐのに疲れて直ぐに止めた…。

 最後にカナダ最大級の落差を誇るタカカウの滝へ。これにて、カナダ横断、陸路で約6500kmの長旅終了!

 空港近くにホテルを取って、明日は日本へ。もう、ぐったり…。

 3週間の長旅にも関わらず、釣りをしたのは、1日10時間の釣りをフルタイムフィッシングとすると、正味3日にも満たなかった。でもまあ、新婚旅行だからしょうがないよね~。マスキーに会えただけでもよしとするか…。



旅へ、遥か東へ その9

2014-10-01 17:49:00 | 2014(カナダ)
「カナダからの近況報告7」 9月26日
 カナディアンロッキーの湖は恐ろしいほど美しかった…。

 ペイトー湖。なんだ、この色は…。

 カナダの旧20ドル紙幣にもデザインされていたレイク・ルイーズ。


 ただ、驚くほど、魚影が薄く生命感に乏しい…。

 なんか、カヌーを漕いでいても、釣りとセットじゃないと退屈なんだよな…。


 カナディアンロッキーの湖は、もともと氷河の流れが溜まった生命感の薄い水域に、外来魚を放しただけではないかと、思った次第…。




 初日にキャンピングカーを壊してしまった負い目もあり、ほとんど竿を振ってなかったのだが、キャンプ場の脇にイイ感じの川が流れていたので、夕食前の小一時間、ちょっと一人で川辺を探索する。が、こんなに良さげなャCントで何故でない…。

 しばらく下流に下ってファーストヒットはブルック。

 その後はャcャcとこんな感じの小魚が続き、


 納竿…。なんかホント、冴えない…。

 それから数日後、ふと立ち寄った湖で竿を出す機会があった。湖畔はトレッキングコースにもなっており、白人や中国人のトレッカーに写真を撮られてちょっと恥ずかしい…。

 しばらく激シャローが続き、オカッパリでは太刀打ちできない。魚の気配が全くなかったが、1kmほど進むと岸からドン深の岩盤地帯に至る。
 Dコン63を湖底まで沈め、「トゥィッチしながら巻いて、沈めて」を繰り返していると、5mまで迫った所で「ドンッ!」。美しい宝石に出会えた!

 50cmジャストながら、

 こんなに美しいレインボー、初めて見た!

 ムニエルにして、残ったアラはスープに。肉ばっかり食卓に並んでいた我々にはこの上なく美味かった。



旅へ、遥か東へ その8

2014-09-30 23:22:00 | 2014(カナダ)
「カナダからの近況報告6」 9月25日
 雄大な景色の中の一本道、

 ひたすら北上して行くと…、


 日没間際に突如森の中から姿を現した巨大な影に急ブレーキを踏む。「エルクだ。デカい、デカ過ぎる…」。

 今まで出会ったのはこんな可愛い鹿だけだったので、インパクト大き過ぎ。

 車を全く恐れていない。というか、威嚇している…。「もののけだわ、これ…」。

 この時期の雄は発情しており、キャンピングカーにさえ突撃してくるから近づくなと注意されたが、まさかこんなに迫力があるとは…。下写真はエルクへの注意を促すパンフレット。

 森の中で会ったらまじ恐普Bグリズリーさんより危ないかも…。

 それからしばらくして、再びエルクに会うことができた。

 無駄に発達した立派過ぎる角。カッコいい!

 ただ、雌を十数頭も従えてハーレムを築いているこの雄、なんだかおっとりしていて、道路で出会った孤独な雄が発していた凄みがない。


 かなり長い間、至近距離で観察することができた。やはり、満たされてしまったらオトコは終わりなのか…。 



 ところで、エルクより100kgもデカいムース(ヘラジカ)ってどんな化け物なんだろう?

 下写真は「ムースとは100mの距離をおけ」との注意喚起の看板。グリズリーも確か100mだったので、同レベルの警戒をしろと…。

 若い頃、カナダに住んでいたことのある嫁は一度だけ見たことがあるという。まさに怪物だったとのこと。
 今回、子を守る雌のムースは見たが、残念ながら雄には会えなかった。



旅へ、遥か東へ その7

2014-09-30 22:59:00 | 2014(カナダ)
「カナダからの近況報告5」 9月22日
 只今、カナディアンロッキーをキャンピングカーで縦断中! 我が家の、カナダの別荘モーターホーム!

 って、これ、なんか見覚えが…。偶然にも嫁が予約したのは昨年のアラスカ釣行で借りたのと同じ会社じゃん。
 思い返せば、ドクターK君がメ[ルに衝突し車体が凹み、俺が鍵を差したら抜けなくなり、無理に力をいれると折れて詰まってしまったあの車。さらにトイレが溢れ、パニくって道端にブラックウォーターを排出していたところ、警察が来て危うく逮捕されそうになったっけ…汗。おまけにタクヤ君が原因不明の胃痛に唐黷ス、あの因縁の会社なのである…。

 さて、慣れない左ハンドルに右車線走行、おまけにデッカい車を運転するのはまじ浮「。初めはビクビクしながら街中を走る…。

 と言いつつ、田舎に出たら突撃を開始! グーグルマップを頼りに、川辺を目指してGO。やがて未舗装路に入り、段々と道は険しくなっていく。雨で削られ凸凹した急斜面を降りながら、「これ、戻れるのか?」と思いつつさらに突き進むと、今度は当リが道を塞ぐ。レザーマンのノコギリが初めて役に立つ!
 しかし二本目を切り唐オ、さらに進むと今度は無数の木が唐鼾桙ナおり、我に帰った。「これはもう引き返すしかないな…」。フロントガラスにもいつのまにかヒビが入ってるし…汗。
 で、なんとか人里まで引き返したが、今度は湖の畔で動かなくなった…。日没が迫っており、翌朝救助を求めることにして、その場に宿泊することを決めた。

 気落ちし口数少ない嫁、一方俺は気分転換にステーキを焼く。

 ご当地名産のアルバータ牛。中々と言いたいとこだが、やっぱり和牛が一番美味いよねー。

 翌朝、たまたまピックアップトラックで通りかかった爺さんに助けられ、車は直った。悪路を走り過ぎたので配線が外れたとかどうとか言っていたが、車のことはさっぱりな俺にはチンプンカンプン。初っぱなからトラブルが発生したが、気を取り直し我々のキャンピングカー旅は始まった。

 ここで我々のキャンピングカーをご紹介。

 運転席。カーナビが付いていないので、スマホのグーグルマップ頼り。ちなみに嫁のiPhone5はオフラインになるとGPSの位置情報がほとんど機能せず、俺のAndroidが重宝した。

 生活の中心となる車内中央に位置するテーブル席。寛ぎの空間。テーブル下にはビール2ダースを標準装備。オプションでバカルディとか、ウイスキーとか…笑。

 車内後部から前方を撮影。

 運転席上部がベッドになっている。

 運転を終え、夕方ビールをグビグビ飲むのが至福の一時。

 おつまみは魚貝の缶詰やらオリーブやら、

 サラミとか、ジャンクな感じで…。

 シンプルなキッチン。

 冷蔵庫。初日、街のスーパーマーケットで約1万6000円分の食材を買い込み1週間を乗り切る。

 夕飯はこんな感じ。


 狭いトイレ&シャワールーム。汚水タンクが小さかったため、極力キャンプ場の施設を使った。

 左から、グレイウォーター(キッチン&シャワーの汚水)・ブラックウォーター(トイレの汚水)の溜まり具合を知らせてくれる。そして、フレッシュウォーター(生活水)・LPガス・バッテリーの残量を知らせてくれる。

 水道水・電気補充、排水も可能なフルフックアップというキャンピング施設。一泊35ドル程度。

 キャンピングカー旅、メチャ楽しい!

旅へ、遥か東へ その6

2014-09-30 21:58:00 | 2014(カナダ)
「カナダからの近況報告4」 9月18日
 トロントから陸路で約3563km、カナディアンロッキーの玄関口・カルガリーにやって来た! ホントは湖の畔の街でレンタカーを借り、チャネルキャットやウォールアイが爆釣だという川に行き、祭りを開催するはずだったが…。車が全て出払っており、空きを待つのもたいぎーので、急遽長距離バスに飛び乗った。
 40過ぎてからのバス旅28時間(しかも新婚旅行なのに)って、時間の無駄以外の何物でもない…。あぁ、精神的にシンドかった…。
 ということで、バス旅のお供はLAKENの水筒。カナダの公共の場では酒を飲むことが許されていないため、水を飲むふりをしてウィスキーをチビチビやって現実逃避…笑。

 カルガリーのホテルにチェックインし、直ぐ様酒屋に直行。ネットで調べた結果、トロントから西に来るに従いアルコール類の販売が緩く、夜22時まで開いているとのことだったのに、「今日は15時で店閉めます!」の張り紙が…。おまけに入り口のガラスが投石にあったかの様に割れている(酒を買えないことに激怒したアル中の仕業?)。とにかく、またしてもホテルで飲む酒が買えない事態におちいった…。
 「カナダの人達、もっと働いてください。日本全国では何万軒ものコンビニが24時間対応で僕にお酒を用意してくれているの。カナダはもっと酒に対して真摯に取り組むべきである!」と激怒するが、嫁になだめられホテルのバーでステーキをつまみに乾杯!

 翌日から二日間、軽のレンタカーを借りて、ロッキー山脈に向かった。青い空と、

 美しい山々。

 綺麗な川。でもなんか生命感が薄い様な…。

 お昼は河原でステーキを焼く。


 完成!

 夕方、バンフという街でキャンプ場にチェックイン、焚き火は8ドルで燃やし放題。

 カナダのキャンプ場はやけに静かだ。「プライベートな時間を大切にし、ひっそりと行儀良く」というのがカナディアンキャンピングスタイル。

 焚き火は組んで一発で着火。まだまだ、俺の焚き火力衰えていない。

 とりあえず、ビールで乾杯!

 だが、その夜、夏用の寝袋しか持ってこなかった我々は寒くてほとんど眠れなかった…。

「カナダからの近況報告5」 9月19日
 朝から竿を持たずに水辺を散策。



 美し過ぎる湖、ただ生命感は薄い。


 湖畔で、嫁にリスがオズオズと近寄ってきた。

 試しにタンャを摘んで差し出すと、

 あら、可愛い。

 そろそろ竿を振りたくなってきた…。

 夕食は焚き火で、イタリア料理の「アクアパッツア」を作る。この夜は寒いので、テントは止めて車中泊…。