黄昏時になんとなく

I live my life my way

物語の続き

2010-11-25 01:49:27 | 日記
昨日のニュースで

昨年の台風被害で不通となっていたJR名松線の家城~伊勢興津間が復旧するという報道がありました

今まで不通区間はバスが代行運転をしていたんですが いくつかの条件つきで運転再開をするそうです

実は私も十年前に所用で名松線に乗り 終点の伊勢興津まで行きました

一年前は車を運転して訪れたんですが

駅周りの風景は全く変わっていませんでした

ただこの十年の間に平成の市町村合併があり 伊勢興津駅がある美杉村は県庁所在地の津市に編入する形になり 現在は津市美杉町になっています


旧美杉村は村の面積の70%が森林で木材業が主産業でしたが

現在の美杉町にはスーパー・コンビニはありません 隣町の旧白山町まで行かなければいけなかった記憶があります

伊勢興津から少し車を走らせれば奈良県に入るという山あいの静かな地区です


一年前に伊勢興津駅を訪れた時の出来事

何気に小さな駅舎内に入ると一冊のノートが置いてありました

ノートには「名松線物語」と書いてありました

いわゆる この駅を訪れた人々が旅の思い出を書き綴っていてノートが終わったり筆記用具がなくなればご厚意でどなたか用意して下さるよう依頼の文章が記されていました

こうしてノートは傍らに十冊以上積み上げられていました

様々な思いで ノートは繋がっているんだと感慨深くなったので私も記してきました


これは一年前の話

昨日のニュースを見て 美杉地区に住む人達の生活の足ともなる名松線の復帰と 名松線物語の続きが再開される喜びを噛み締めた1日でした

いつの日かまたあの駅舎には訪れたいと思います

思い出の一枚の写真で語ってみました

今日もいい天気であることを願います