*さくらトンネル*

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キレてないっすよ

2006年06月17日 | お仕事してるよ。

プライバシー云々で何かあったらいやなので 
あまり子どものことは書かないようにしてるんだけど
たまにはちょっと書いてみる。

うちのクラスにはいわゆる「キレる子」がいます。
仮にAくんとします。

Aくんを見ていると、本当にどうしようもない事でキレます。

例えば、
友達がちょっと机にぶつかって筆箱が落ちたらキレる。

給食でおかわりしたかったのに、
前に並んでいた子が自分の分を残してくれなかったらキレる。

ドッチボールであてられたらキレる。
(キレるというか妙に文句を言う子は他にもたくさんいる。
 ドッチボールはボールを当てるスポーツだっていうのに。。)

まぁ、キレるといっても大きい声で叫んで
ものを投げたりするくらいなので、ひどい暴力はないです。

しかも、キレたと思ったら数分後にはけろっとしてて
ニコニコしてたりするので不思議です。

周りの子達ももう慣れているみたいで
Aくんがキレてもあんまり大騒ぎもしません。

まぁ、Aくん以外にも
ちょくちょくキレる子はやっぱり何人かいるので
一日一回は誰かがキレている、という状況です。

本当に不思議な世の中です。

私も「いつか子どもがほしいなぁ」なんて思うけど
キレる子に限らず、何か問題というかクセのある子って、
やっぱり家庭にクセがある場合が多いので
(誤解のないように言うと「家庭のクセ」っていうのは
 家族構成のようなものじゃなくって、親の「考え方」のクセです。)
自分みたいな人間が子育てをするのが本当に怖いです。

 


一方、最近子どもの間で
「キレてますか?」
「キレてないっすよ」

という、長州小力のネタが大ブーム。


そこで、2週間くらい前から、
子ども 「さっき○○くんがまたキレてたよー」
私    「え?大丈夫?もう気分直ったみたいだった?」
子ども 「うん。もう普通だったよ。何であれくらいで怒るのかなー。」
私    「なんでかねぇ。
      今度誰かがキレたら『キレてますか』って聞いてみようかなぁ」

なんてことをよく冗談で言っていました。

そして昨日。

社会の時間、
キレやすいAくんが発言しようと手を挙げたんだけど
私が他の子を指したら、Aくんは怒ってキレました。

立ち上がり、教科書を床に投げつけ
「何で指されねえんだよ!」と大声で叫ぶAくん。


クラス全体が
「そんなところでキレなくても・・」というムードに包まれる中

ある男の子がAくんにむかって一言。

「キレてますか?」

 


教室中は一瞬笑いが起こり、
「そんなこと聞いたらますますAくんがキレるよ。。」
と心配そうな視線と
「もしかしたら『キレてないっすよ』って言うかも。。」
と期待する視線とがAくんに集中。


私もAくんがどう出るか、と思って見ていたら、
小さい声で「…んだよ」とブツブツ言いながら座りました。

そしてまた1分後くらいにはケロッとしてるんだから不思議。

 

ここで「キレてないっすよ」
って言えるほどの器の大きさはまだなかったようですが
まぁ、ここでますます怒らずに我に返っただけ
Aくんも成長したのかもしれません(笑)。

 

 

こういうことがあるから楽しいんだよねぇ、学校って♪。


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