クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

思い立ったが何とやら

2012-10-10 00:57:22 | 日記
今日午前10時半、急に予定がキャンセルになった。

丁度その時、近鉄線のターミナル駅である大和西大寺駅に私はいた。

ここからは神戸~大阪、京都、三重、和歌山までそれぞれ乗り替え無しで動ける。


≪これってチャンスじゃない??≫

と、急に思い立ち、駅構内に置いてあった旅行チラシを手に取り思案を始める。

≪そうだ!家とは反対方面にとりあえず行ってみよう≫


思い立ったら吉日とばかりに奈良の南部方面の電車に飛び込む。

途中、伊勢神宮行きの特急電車を待ち合わせ時は、いっそ伊勢神宮まで行っちゃおうかな~とまで考えたほど行き当たりばったりの旅の始まり。


さすが古都・奈良だ。
どの駅のホームにも教科書や本などで目にしたことのある社寺仏閣や名所の案内看板がある。
どこで降りても見どころ満載。

そんな中で、ふと目についたのが「安倍文殊院」。
妙にその名前のゴロが心地よく、今日の行き先が決定した。

桜井という駅でとりあえず下車すると、ここから幾つか名所の候補に行けることが判明。

けっこうな田舎の駅なのに観光案内所があったので、そこで更に計画を練る。

「聖林寺」というお寺で特別拝観している十一面観音が観たくて、こちらを先に行くことにした。

1時間に1本のバス。
聖林寺を拝観した後、本来の目当ての文殊院までは歩きしかない。

社務者の方が「徒歩20分位」とのことなので指を差された方向に歩いてみた。

見知らぬ土地を、しかも何の下準備もないまま歩くので、行けども行けどもゴールが見えず、かなりの道のりのように思えた。


文殊院は思った以上に充実していて大満足であったが、時計を見るとまだ1時半。
「これはまだ他も行ける?」
と、桜井駅に戻りまたまた観光案内所へ。

一つ隣の駅の三輪山大神神社(おおみわじんじゃ)が近いので今度はJRに飛び乗る。

三輪山なんて奈良市内から考えると遠い山だけど、こうして行動してみると案外近いものだ。


こうして私の行き当たりばったり旅を終え帰宅。

ああ~なんて素敵な1日だったことでしょう。

今まで近所の(それでも世界遺産クラス)お寺ばかり巡っていたけれど、たまには遠出もいいもんで。

突拍子もなく始めた寺社巡りで、これまた急にご朱印が欲しくなり、各所で戴いてみた。

ご朱印集め・・・これからの楽しみがまた増えたな。