クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

そうだ、手紙を書こう

2012-08-03 21:17:50 | 日記
≪ペンフレンド募集≫

などという言葉はもう死語だ。
今は老若男女作るのは≪メル友≫か。
その≪メル友≫さえ、すでに過去の産物となりつつある。


昔は雑誌などに「文通コーナー」があり、全国津々浦々から投稿があった。
全国区の雑誌に自分の住所・氏名をしっかり載せて募集していたから、今思うと本当に平和だった。
あの頃は個人情報をわざわざ法律で守らなくたって、犯罪に発展することは無かったんだろう。

私も小・中学校の頃は何人かの人と文通をしていた。
いつの間にか音信不通になっていったが、イヤな思いをした記憶があまりない。

現在はソーシャルネットワークをいろいろ活用しているが、ネット上では人間関係が希薄ということが安心感を生むのか、
いわゆるマイミクだのマイフレだのの人数はペンフレンドの比ではない。
すぐにネット上の友達が出来てしまう。
そして簡単に仲間になれるように、あっさり別れもやってくる。
それはそれで上手く利用すればいいのだが・・・

やっぱり変な世界。


最近お邪魔しているブログの方は、おそらく私より少し年上の方かと思われるのだが、
その方のブログにコメントを残すと

≪むーさん、こんばんは(≪おはようございます≫)≫

と挨拶を書かれて返信コメントをくださる。

別段特別なことではないのだが、この挨拶が妙に新鮮でうれしい。
ふだん他のブログでは、宛名の後にいきなり「そうなのよ~」みたいに話が始まっている。
私もそのパターンで書いているし、多分これから先もこのスタイルだと思う。

当たり前の挨拶を抜くのが普通になっているネット上での会話。
「お手軽に使える」スタイルの良し悪しにとやかく言うつもりはないけれども、挨拶ひとつで
気持ちよくなれることを再認識している。


ちなみに私は未だにメールより手紙の方が好き。
季節の挨拶や、相手の様子を聞き、自分の近況を報告してやっと本題に入るという≪間≫。
長々と綴られる文章は、決して無駄な前書きじゃないのが良い。
メールではこれは出来ないものね。