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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第8話「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」感想

2010-11-22 02:33:02 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない(中断)

 前回小説家デビューした桐乃ですが、今回はその作品がアニメ化するという流れに…!無事アニメ化できるんでしょうか。今回はアニメを楽しく観ている人にとっては辛い話になるかもしれません…。


 遂に小説家デビューしてしまった桐乃。ファンレターがたくさん届いたりと反応もいいようです。あと桐乃の本の表紙がBUNBUNさんのイラスト~。絵の配信でちらっと見てから気になっていたんですが、ここに使うイラストだったんですねー。ちょっとニヤリ。しかもタイトルロゴデザインが伸童舎。こだわりすぎです!
 そして桐乃の妹都市がアニメ化に…!?これはすごい話になりそうです。

 アニメ化の報告をする桐乃。ですがまだ本決まりではないようです。桐乃の黒猫いじりがなんだか…。言い合いしたりと相変わらずな桐乃と黒猫でした。めんどくさいのはお互い様かも。に、しても劇中アニメのジャスティーン、何気に気合入りすぎなんですが…。俺妹、無駄なところにこだわりすぎです!
 そしてツンデレっぽく2人をアニメの打ち合わせに誘う桐乃。もっと素直になればいいのに…。二人共ニヤニヤしつつ話を聞いてみることに。
 あと今回のメインキャラだったフェイトさんがアニメのスタッフになっていたりと、存在抹消はされなかったようで安心ただ原作より全体的に地味になっていたのが残念でした…。いっそのこと元のポジションに近い脚本家のポジションに置いた方が…。


 そうしてスタッフ会議に参加する桐乃・黒猫・沙織。ただならぬ雰囲気に3人ともビビリ気味です…。スタッフの皆さんははモデルいそうですね。監督が倉田さん似だとか。
 そうして打ち合わせ開始…!皆張り詰めています…。実際こういう感じなのかと気になったり。
 桐乃はキャラの声優とかの要望をしようとしますが、熱が入りすぎて話がなかなか終わらず…。実際自分の作品がアニメ化になって嬉しいのは分かりますが、なんだか痛々しすぎる…。限度は大事ですね。ここは観ていてしんどかったです…。

 ですがその桐乃の熱い語りへの返答も「検討させていただきます」で終わり…。ここからはなんだか嫌な流れに…。一方的・事務的に色々報告されていきます。1クール全13話、声優に関しては、スケジュールの折り合いなどで変わる場合もあると伝えられます。事務所絡みでなかったぶんよかったかも。どうやらアニメスタッフはアニメスタッフのやりたいように妹都市を作っていきたいようです。しかもスケジュール急ぎ気味。不安が増えていきます…。

 そして一番桐乃を悩ませたのが「この妹達は何故主人公が好きなのか」という問い。桐乃は答えられず、困ってしまいます…。桐乃はまだそのことに向かい合うことができていませんでした。
 更に主人公を男キャラに変更するのはありかと聞かれ、桐乃戸惑ってしまいます…。脚本の人キツい…。こうしてスタッフ打ち合わせ1回目は嫌な形で終わってしまいました…。

 家に帰宅した桐乃ですが、打ちのめされた桐乃は元気なく。ここでようやく京介登場!やっぱり京介がいてこその俺妹です。
 そして桐乃は疲れて熱で倒れてしまいます…。どうやらここからは京介の出番のようです…。


 後半。最初の場所ですが、桐乃のポジションには京介が。京介はスタッフが何故桐乃のいうことを聞いてくれないのか疑問に思っていました。そして沙織はその京介の問いに冷静に答えます。アニメはやっぱり大勢の人で作るもの…色々調整が大変です。
 沙織の調べ。どうやら妹都市のアニメ化は他の作品がアニメ化キャンセルされたために決まったもので、穴埋め企画だったようです…。だから妹都市に話が。
 二人の話を聞いた京介ですが、納得できず悩みます。ですがやはり抗議はする気のようです。に、してもここまでくるのにいつも以上に色々唐突なような…。やっぱり色々無理があった気がします。

 それから京介はフェイトに会いに行くことに。アニメのフェイトさんは本当普通の人に見えます。原作ではあれなのに…。
 そうして再びアニメ打ち合わせ会議へ。またもや険しい雰囲気です…。脚本家は主人公を青年に変えて、男性が感情移入できるようにすると意見を変えず。最初からきわどい戦いになってきます…。それでも京介はたどたどしく、主人公は女キャラでなければいけないと主張しますが、説得力はなく。
 流れで監督に判断をあおぐことになります。そしてどんどん話がスタッフ寄りに…。なんか妙に生々しいです…。

 ですが京介はそんな勝手なスタッフの言動に耐え切れず、立ち上がり意見を述べます!そして桐乃の小説のままだとダメなのかと力強く訊ねます!で、その問いに答えたのが脚本家。脚本家はアニメ化は原作者を喜ばせるものではない、コンテンツにより利益を得ることが最優先だと、現実を京介に突きつけてきます…。莫大な資金をかけ・大勢の人が関わって作品を作る以上納得ですが、決してそれだけではないと思いたいですね…。
 しかもその後脚本家に、妹都市の小説を投げつけられてしまいます…。しかも全然面白くないと…。脚本家もこの話に乗り気ではなく、降りると言い出してしまいます。ますます鬱展開に…。
 が、ここで出てきたのが黒猫!

「結局逃げるの、この負け豚」

 黒猫反論!さすが黒猫です!黒猫鋭すぎです…。この時ばかりは黒猫の毒舌が頼もしく感じられましたー。
 でもその裏には桐乃への嫉妬が…。京介もまた「なんで妹ばかり」と思いかけていたのは確かで揺れていました…。でも黒猫はその辺も既に吹っ切っていました。

「だけどね、それはそれよ」

 こう言える辺り、黒猫はすごいなと思います。その悔しさは作品作りにぶつけて欲しいです。
 そして京介も覚悟を決めることに。覚悟を決めた京介は話を。なんだか急にいい流れに…。話からは兄・京介→妹・桐乃への思いが伝わってきました…。そして京介は土下座して、桐乃の要望通りにアニメを作ってくれとお願い!やっぱり京介はこうでないと。
 スタッフもその京介の熱意に、心動かされます――。黒猫も同意。脚本家も考え直してもらうことになります。京介・黒猫の思いは報われました…。沙織は…?


 帰りの電車。3人とも明るい表情を浮かべていました。特に黒猫かわいい…。
 そんな中、黒猫は京介に何故妹の世話をやくのかと訊ねます。何か含みがありそうですが…?妹が好きだからと聞かれるも京介はそれを否定。ですが答えはちゃんと出しました。


「兄妹だからじゃねえの」
「そう分かった。(羨ましい…)」

 きっと京介のこの言葉がすべてなんだと思います。理由ならそれできっと充分なはず。黒猫が何故その京介の言葉を羨ましがったのか…その辺は次回に期待したいと思います。


 後日談。話・声優・画のことなど桐乃の意見はできるだけ通してもらえたようです。それに桐乃浮かれ気味。ですが相変わらず京介にはそっけないまま。京介が何もしなければどうなっていたかを考えると、これはどうなのか…と思ってしまいます。今回の桐乃はさすがにあれだったと思います。せめて礼はいうべきなのでは…。
 今回最後は桐乃の衝撃発言で終わり。

「あのさ、
 人生相談、次で最後だから」

 一体最後の人生相談とは何なのでしょうか…?京介の苦労はまだ続くようです。そういえば桐乃はこのまま執筆活動を続ける気なんでしょうか?地味に気になります。

 話的に今回が俺妹アニメの中で一番賛否両論な話になるんじゃないかと思います。実際原作からの変更点が多く、ほぼアニメオリジナル話です…。原作では桐乃の小説が盗作(やったのはフェイト)されて、それで京介達が桐乃のために雷撃文庫編集部へ乗り込む!(一応文字反転)という話でした。話の内容的に1話で終わらせるのはやっぱりきつかったような気が…。
 話の変更は電撃文庫で盗作事件が起きていることから仕方なかったと思いますが、アニメスタッフの話は観ていて心が荒んで辛かったです…。アニメスタッフの話は最初観た時はどうも受け入れられないものがありました。
 が、原作の内容を思い出してみると同じぐらい刺々しい感じだったかなーとも思えます。特に脚本家との口論シーンは、原作と同じような空気を感じました。というか脚本家をフェイトさんに置き換えれば原作そのものですね。
 ただキャラ描写関係で結構カットされている部分が多く、やはり残念だったところは多いです…。そのせいで桐乃の印象が更に…。でも最後の黒猫の笑みを見ていたらどうでもよくなったり。


 次回は「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」次回は原作者・伏見さん脚本回だそうです!しかも黒猫の家と妹の話もあるとか…!原作でも描かれていない部分なだけにこれは楽しみです。

 ではまた次回に!