ここからは後半。後半に入って早々我が地イバラキの名が出てきたのが少しうれしかったです。キですよ。演説が終わり、ゼロは休憩室で仮面を取ります。そこにはC.C.が。仮面を取った時ギアスがまた勝手に作動していてルルーシュは戸惑いますが、C.C.相手と思い出し安心。ルルーシュは
「ギアスが制御できない以上、皆とはお別れか・・・」
と呟きます。サングラスか眼帯をつけていても、いつかは最悪の事態が起きてしまうということなんでしょうか。その時、ルルーシュの携帯が鳴ります。相手はナナリー。ナナリーはルルーシュに残酷にもこう言いました。
「お兄様、あの・・・ユフィ姉様とお話ししたくって」
と。その後もどんな形でもいいから、もう一度だけ直接会いたいとルルーシュに語ります。ナナリーはこの時点でユーフェミアがしたことを知りませんでした。今のルルーシュにとってはとても辛いことでしょう・・・。ルルーシュにユーフェミアを殺した罪を突きつけられているような、そんな気がしました。ルルーシュは明日相談しようと言い、電話を終わりにします。
その後C.C.はギアスの切り替えができなくなったことの他に変化はないかと聞きます。ルルーシュは他にはないと言いましたが、ユーフェミアがギアスの命令に逆らおうとしたことが引っかかっているようです。
「彼女にとってとても許せないことで、とても当たり前なことで・・・」
と言うルルーシュの声が良かったです。その後の「それだけだ。ちょっとした、」は正直萌えました・・・。声が!そんなルルーシュを見てC.C.は、
「契約したろ、お前のそばにいると。私だけは・・・」
とルルーシュを抱きしめます。これにはちょっと驚きました。でも恋人というよりは姉弟みたいに見えました・・・。もう少しルルーシュも成長しないと・・・。マオみたいにはなりませんように。
一方、コーネリアはユーフェミアの部屋でひとり悲しんでいました。写真が・・・。ニーナはユーフェミアが亡くなったことを知り、発狂。発狂を通り越しているように見えます。かなり怖~。この表情を描いた人は神だと思います。
黒の騎士団は一般民衆を吸収しつつ、この勢いでトウキョウ租界を目指し進軍中。いよいよ日本制圧に向けて動き出しました。個人的には『侍の血』が気になります。カレンが『生徒会のみんな逃げてくれてるといいけど』と思っているのが良いです。生徒会にいるうちに皆を信頼するようになってきたんですね。
C.C.はひとり何かを思い出しているのか、何かと交信しているのか分かりませんが、
「そんなことはない。喜んでいるさ私は。
ああ、やさしさなんか忘れてしまったんだよ、マリアンヌ」
マリアンヌ!?マリアンヌってルルーシュの母の・・・。思わぬ関わりが明かされました。C.C.はこのことを知った上でルルーシュと関わっているんでしょうか。また謎が加わりました。とりあえずC.C.=マリアンヌ説は無くなったんでしょうか。私もこの説を考えていたのですが・・・。とにかくマリアンヌへの謎が深まったのは確かです。
その頃扇はヴィレッタと電話で会話。扇は「なあ、千草、帰ったら大事な話があるんだが」と相変わらずラブラブっぷりをみせつけてくれました。これはプロポーズ!?記憶を失ったヴィレッタに「千草」と名前をつけたみたいです。名前を呼ばれてヴィレッタは嬉しそうでした。何か和みました。
しかし電話後、ヴィレッタの部屋にドアを蹴っ飛ばし日本人の男達が入ってきます。ヴィレッタをスパイと決め込み、ヴィレッタへと襲い掛かろうとしていました。ヴィレッタの行方はいかに。夏まで・・・。この襲撃がヴィレッタが記憶を取り戻すきっかけとなるんでしょうか。要注目です。
学園では反乱軍の接近によりゲットーの治安が悪化しているというニュースを見てリヴァル、ナナリー、シャーリーは不安になります。ナナリーは学園までもが戦場になるのではないかと不安になります。リヴァルはコーネリアの軍がいるから大丈夫だといいますが、本編を見ているとそうもいってられなそうですね。せめて学園には攻めてこないことを祈りたいところ。あるいはゼロが守るとか。
そんな会話中リヴァルがルルーシュと言ったことからシャーリーは動揺します。そしてリヴァルの「いいかげんルルって呼べよ、仲直りしてさ」で、「ルル?私そう呼んでたの?」と、更に動揺。これは今後記憶が戻る可能性が・・・?ルルーシュの命令にもよると思いますが。
一方ニーナはミレイが呼ぶのにも関わらず黙々と作業を続けます。ゼロがくるからと。ユーフェミアのかたきを打とうと必死です。作っているのは何かの兵器でしょうか。これでゼロに向かって攻撃するのだとしたら、この先ニーナの運命は恐ろしいものになりそうな予感・・・。
ユーフェミアを失い「ユフィ、僕にはわからないよ。どうして君があんなことを…」と悲しみにくれるスザク。そんなスザクの前に
「おしえてあげようか」
とスザクに話しかける人物が。それは長い金髪の子供。そして彼は自分の名をV.V.と名乗ります。今期あはV.V.とスザクの会話がこの先描かれなかった為、V.V.何を知らされたのか分かりませんが、ここでゼロ=ルルーシュと知らされた可能性がありそうです。V.V.はC.C.同様、他者にギアスの能力を与えることができるんでしょうか?これはスザクにもギアスの能力が与えられるのか気になるところですね。どうでもいいですが、V.V.というとファッション誌が頭に・・。あとこの声は聞いていると変な気分になります・・・。
戦況は黒の騎士団が有利。どんどんブリタニア軍は追い詰められていきます。しかしそんな中「うろたえるな!」と悲しみを振り切り戦場へ復帰。
「グラストンナイツを待機させた。全軍トウキョウ租界外苑に陣をしけ。
黒の騎士団は、ゼロさえつぶせば反乱はおさまる!」
と言います。ゼロも同様のことを考えており、最終的な戦いはトウキョウ租界になりそうです。こうなると第1期のラスボスはコーネリアになりそうですね。この先2話は激しい戦闘が待っていそうです。
出撃前のゼロの前にサクヤが現れます。そして現れて早々「おいかけてきたの。夫の戦いぶりをみるためにね」と大胆発言。サクヤ~。なんか空気が一気に変わっていたような・・。サクヤはセロの正体を知った上で話しているのか気になります。ゼロの妻を立候補したサクヤでしたが、ゼロは
「しかし残念ながら、私はすでに悪魔と契約してしまった」
とこれをやんわりと断ります。C.C.を悪魔呼ばわり・・・。これにC.C.はどう思ったんでしょうか。
一方ジェレミアを研究していた研究所では何やらトラブルが起きて大変なことになっていました。しかしその中でジェレミアが入っていた、オレンジの液体が入ったカプセルが壊れてしまい、中からその実験体が出てきてしまいました。
「・・・おはようございました」
という名言と共に。一言ながら重みがありました。ここにオレンジ遂に復活!!やっぱり実験の末に頭がちょっとおかしくなっているようですね。思わずこのセリフを聞いた時は笑ってしまいました!いや、これからのアルター引っさげての(違)活躍が楽しみです。しかし何故実験体ジェレミアの画はこうカッコ良いのでしょうか・・・。力入ってますよね。
ゼロはいよいよ本格的にトウキョウ租界へと動き出しました。ブリタニアへと降伏勧告を出しますが、これをコーネリアは拒否。ここでダールトンの生存も確認できましたが、やっぱりユーフェミアに撃たれた傷が痛むよう。この時点ではコーネリアに忠誠を誓っているようですが、コーネリアの元にたどり着いた時どういう行動に走るのか気になります。前回ゼロはおそらくダールトンにギアスをかけていると思いますし・・・。
C.C.はこれからコーネリアとの対決に挑むゼロに
「今ならまだ戻れるぞ。このままならエリア11だけではすまない。
この世界全体が、おまえの命が戦いに染まる」
と警告をします。しかしゼロは「わかっている。だが、俺は」と決意したかのよう。これからは世界がルルーシュの戦いの場となりそうです。
そんな中、ルルーシュの携帯にユーフェミアの名で着信が。疑いながらもそれに出るルルーシュ。その相手はスザクでした。スザクはルルーシュにこう言います。この先は会話メインで。
「ルルーシュ、僕だよ」
「スザクか。どうした、こんなときに」
「ルルーシュ、今学校?」
「いや。でももうすぐ帰るよ」
「そう。電話をしたのは、みんなに伝えてほしいことがあって」
「なんだい?こんなときに」
「空を、空を見ないでほしい」
「え」
この時点でスザクがゼロの正体を知っているんじゃないかなと思ってしまいました。ユーフェミアの携帯からかけてきたのが何だかおかしいですし。(スザクはルルーシュの番号を知っていると思われ)この先の戦いを前だからこそかけてきたんじゃないかと思います。「空を、空を見ないでほしい」は見るからに不吉な予感・・・。
「ルルーシュ、君は殺したいと思うほど、憎い人がいるかい?」
「ああ。いる」
「そんなふうに考えてはいけないと思っていた。
ルールにしたがって戦わなければそれはただの人殺しだって。
でも今、僕は憎しみに支配されている。人を殺すために戦おうとしている」
「みんながいるトウキョウの空の上で人殺しを、だから」
これはユーフェミアを殺したのがルルーシュだと知った上で言っているとしか私には思えませんでした。スザクが自分ルールを破って、復讐の為に戦うというのには驚きました。またユーフェミアにスザクの父の形見の懐中時計を首にかけているという演出にも。これに自分ルールを捨てたことが表現されていたように思えました。あと騎士の証を握り締めている点にも注目。
「憎めばいい。ユフィのためだろ。それに、俺はもうとっくに決めたよ。
引き返すつもりはない。」
「ナナリーのため?」
「ああ。切るぞ、そろそろ」
「ありがとう、ルルーシュ」
「気にするな、俺たち友達だろ」
「7年前からずっと」
「ああ、じゃあな」
「それじゃ、あとで」
あとでが何か意味深過ぎ!!これは戦場での再会になるんじゃないでしょうか…。ここでのスザクの心境を考えると、いろいろやばそうな気がします。とりあえずルルーシュはあんまり深く考えていなそうに思いますが・・・。
この後、ゼロの策により城塞都市を形成している基礎部分が次々と破壊されていき、建物の数々が次々と破壊されていきます。これによりコーネリアが布いた陣は壊滅していきます・・・。
この策の成功にルルーシュは高笑い。
「スザク、俺の手はとっくに汚れてるんだよ。
それでも向かって来るなら構わない。歓迎してやるさ。俺達は友達だからな。
ふふふふっハハハハハハハハっ!!」
この悪者な笑いっぷりは、もはや完全なる悪役です。これが主人公とは到底思えませんね・・・。福山さんのこういう演技は初めて聞くだけに更にインパクトを感じました。この時点ではルルーシュは、スザクがランスロットに乗っているということしか知らないだけに、今後の2人の対峙が気になってきます。最後はこの独白で終わり。
『あの日から俺はずっと望んでいたのかもしれない、あらゆる破壊と喪失に。
そう、創造の前には破壊が必要だ。
そのために心が邪魔になるのなら、消し去ってしまえばいい。
そうだ、俺はもう進むしかない』
黒の騎士団設立の時の演説と矛盾しているような気がします。これじゃあ無抵抗な人々まで殺すことになるのでは。前回の虐殺の時から思っていましたが、これではいづれ誰かから裏切られてもおかしくないのかもしれません。ルルーシュは心を消し去って進むつもりらしいです。これからどうなるのか気になるところなのですが――当分お預けです。これでひとまず本放送は終了です。
次の24、25話は放送時期は「夏」とのお知らせがありましたが、今回の引きがとても壮大(尻切れトンボ)だったため、「夏まで待てるか~!」と叫びたい気分です。あれからのルルーシュとスザク、オレンジがかなり気になる~!!GWとかに放送されるんじゃないかと思っていたのに~。24、25話が放送されたら感想は書こうと思うのでそのころまたのぞいて見てやって下さい。
ここ約4ヶ月、私の感想(といえるのか?)にお付き合いしてくださった方々、トラバをして下さった方々本当にありがとうございました。ギアスのおかげでここもたくさんの方々にのぞいていただけるようになりました。ギアスという作品には感謝しています。
では次の放送まで!!






