球磨焼酎最古の蔵元「松下醸造場」さんが、創業200年を記念した造った渾身の米焼酎。鑑評会に出品した所、見事にNo.1に輝き、自他共に認める蔵の自信作です。今日、届いたので、早速1本開けてみました。お店の方で試飲できますので、お近くの方は是非。まず、どこかフルーティーさを帯びた香りが豊かで、グラスに注ぐだけでたおやかに漂ってくるようです。口に含むと、舌先をさす刺激を若干感じますが、その後すぐに来る、 . . . 本文を読む
醸造酒というものはその特性上、原料で味わいが左右されます。例えば日本酒では、「山田錦」と「五百万石」のお米で違いがあるように……。ワインも同じように、ブドウの品種によって味わいが違います。そこで代表的なブドウ品種の特性を書きたいと思います。これでラベルだけで、ワインを選ぶ事も―――。○カベルネ・ソーヴィニヨン（Cabernet Sauvignon）フランスのボルドーを代表する、高級赤ワイン用品種。 . . . 本文を読む
暑い地域では日本酒造りが難しいと、前に述べさせて頂きましたが、どうやら造り以外にもその理由がありそうです。お酒には体を冷やす効果というものがあり、日本酒やビール、その他の醸造酒はその力が弱く、逆に焼酎や他の蒸留酒はその力が強いのです。それで暑気払いには焼酎がいいと、昔から言われているようです。蒸留酒の酔い覚めの良さも、一役買っていることだと思います。ロックでも飲む、見た目の清涼感も……。では、夏で . . . 本文を読む
2006年上半期のビール類の出荷量が発表されました。第3のビールの躍進と、発泡酒の大幅な漸減は予想通り。ちょっと意外だったのが、ここ10年落ちていたビールが微増という結果。あの減税効果と、料飲店さんでの樽生が好調だったそうです。所で、「樽生」はどのお店で飲んでも同じだと思われますか？ビールの注ぎ方などはTVでも時々言われていたので、ご存じの方も多いと思いますが、もっと基本的なことでも味は変わります . . . 本文を読む
最近の日本酒の提案として、「にごり酒」があります。各蔵が夏限定のにごり酒を発売したりと、なかなか活況の様子。では、にごり酒について少し……。まず、何故にごっているのでしょうか？あれは「もろみ」と言われるもの―――つまり、蒸米や麹です。そしてそれを細かく砕いて濾したものが、あのにごった状態を作りだしています。中には砕くことなく、もろみそのものが入っている変わり種のお酒もあります。さて、「にごり酒」は . . . 本文を読む
ワインを飲んでいく中で、意識的に気にしていきたいのが「マリアージュ」。フランス語なので日本語で直訳すると「結婚」になりますが、意味合いは違います。ワインと料理が互いに引き立て、風味を増している場合に使われる言葉です。チーズは大体どんなワインにも合いますが、他の料理・食材は色々と相性がありますので、簡単にその辺りをワインのタイプ別に述べたいと思います。・スッキリとした爽快な白ワイン。白身魚や貝類、そ . . . 本文を読む
ワインはブームと言われるものが、過去に数度訪れました。その度、着実にワインファンを獲得しては来ています。ですがファンの拡大は、思ったより進んでいるとは思えません。最近は焼酎ブームが訪れていて、そのブームも終焉を迎えました。ただ、かなりの方が焼酎ファンとして、日々焼酎を愛飲されているようです。焼酎に比べてしまうと、根付き方にかなりの差を感じてしまいます。直近のブームへの入り口は、両者ともに似たような . . . 本文を読む
配送のトラブルがあり、入荷が遅れに遅れていた「朝邑（ちょうゆう）」が、今日やっと入荷致しました。正直、ギフトシーズンに間に合ってほっとしております。さて、折角ですのでお酒の紹介を。このお酒は鹿児島のデパートで、毎月現定数のみ販売されています。入荷次第、すぐに完売してしまうほどの人気だそうです。デパート以外でも、全国数店の酒屋さんでのみ販売を許可されている、限定数・限定流通の芋焼酎です。実はこの焼酎 . . . 本文を読む
昨日、見えられた時にあるお酒を試飲させて頂きました。それがこのお酒、8月に全国発売予定の「コウノトリの贈り物」です。兵庫県豊岡市出石町でのみ作られている酒造好適米「フクノハナ」を使用。「フクノハナ」を使えるのは、福光屋さんのみという限定のお米です。さて、では何故「コウノトリ」なんでしょうか？実はこのお米は、農家さんと福光屋さんが契約し栽培されています。それも減農薬・有機質肥料でとの契約です。その結 . . . 本文を読む
今日見えられた、福光屋の営業さんから教えて頂いた言葉です。その意味はストレートで、お米を見れば美味しいお酒が分かるというものです。日本酒はお米そのものを飲んでいるのに近く、お米の出来や精米具合で味わいはかなり左右されます。「山田錦」「五百万石」「美山錦」「若水」「夢山水」などなど、酒造好適米からお酒を紐解くのも、面白いかもしれません。また、よく磨かれたお米から造られた日本酒は、酔い覚めもよく、二日 . . . 本文を読む