酒屋三代目 ~明日はどっちだ?~

今や酒屋低迷時代。しかも繁栄か衰退かの境目と言われる「三代目」。それが私……?
――さぁ、精一杯あがいて行こう!

芋焼酎 朝邑(鹿児島県若潮酒造協業組合)

2006年07月10日 21時09分45秒 | 焼酎

配送のトラブルがあり、入荷が遅れに遅れていた「朝邑(ちょうゆう)」が、
今日やっと入荷致しました。
正直、ギフトシーズンに間に合ってほっとしております。

さて、折角ですのでお酒の紹介を。
このお酒は鹿児島のデパートで、毎月現定数のみ販売されています。
入荷次第、すぐに完売してしまうほどの人気だそうです。
デパート以外でも、全国数店の酒屋さんでのみ販売を許可されている、
限定数・限定流通の芋焼酎です。

実はこの焼酎、吉永酒造(有)さんが造られています。
若潮さんの名前になっているのは、おそらく焼酎カス問題かと。
吉永さんは昔からかめで丁寧に仕込むことで有名で、
今もその造りを頑なに守り続け、この焼酎は造られています。
この焼酎の大きな特徴は、超長期貯蔵の芋焼酎と、
まろやかさを特徴として持つ新酒とを、巧みにブレンドした焼酎だと言うことです。

試飲用にかめ(写真)に移し換えているので、飲んでみたいと思います。
まず香りは熟成のニュアンスと、芋の甘い香りが調和しています。
口に含むと黒麹のパンチの効いた辛みがあり、
その後にじっくりと焼酎の旨みが広がります。
決して重みは感じず、そして驚くほど甘い余韻が長い!
食中酒としてではなく、晩酌でゆっくりと、と言った趣を感じます。

価格がちょっと高いのがネックですが、その価値は十二分にあります。
爽快な焼酎ではないので、そちらが好みの方には向かないかと。
コク・旨み・まろやか―――こんなキーワードに心惹かれる方向けですね。


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