ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 11月の水の詩 :透明な奇跡~冬の前 柔らかな白 】

2018-11-30 | 十二か月の月の詩
ライトフロウズノウト 今日の一ページにようこそ♪

12月になりまして、昨日から
日本の暦の二十四節気「小雪」の末候(節の三番目)

「橘初めて黄ばむ」
(たちばな はじめてきばむ)
にはいっているそうです



柑橘系の黄色もだんだん冷えてこんでくる時期には
嬉しい色ですね^^

店先にはすでにたくさん蜜柑が
並んでいます


11月は、北摂平地では気温が例年より高めだったようで
季節が進まず 晩秋から冬の手前のあ間が長く
…季節の谷間のような感じが
しておりました

blogもなぜかエアポケットにはいったようになり
11月の詩の二つ目で少し書きかけて
止まっておりました

12月にはいってしまいましたが
11月の詩をアップします

もしよければ また
お付き合いくださいませ


【 11月の水の詩 -Ⅰ:透明な奇跡 】



それは
透明です

命を
育み守り

時に違う場所に
運びます

全ての
色を映します

形を
変えます

限りなく小さく
星を覆うほど広く

わたしたちの
中にも
あります

さてそれは
何でしょう?


生きるために

いちばん
たいせつな
ものは透明

見えるとき
見えないとき

触れられるとき
触れられないとき

持てるとき
持てないとき

そのどちらでも

透明な不思議は
命とともに
ある


見つめる時間
流れの深さ

感じる五感も
豊かな星の
奇跡のひとつ





【 11月の水の詩 Ⅱ: 冬の前 柔らかな白 】



秋と冬の境めに
見つける
柔らかな白たち

深い蒼空
薄く透かして
広がる羽雲

色づく葉を
散らして運ぶ
風の色

静かな
雨の午後の
窓ガラスの曇り

柊の
甘く香る
小さな花たち

冬毛になった
猫のおなかの
綿毛

長夜の
ホットワインの
ほのかな湯気


そろそろ
北のほうから
初雪の便り


11月の
まだ柔らかな
白たちの中で

少し
冬の準備が
できる
心もからだも







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