ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 十二ヵ月の風の詩:十月 風の色の声 】

2022-11-10 | 十二か月の月の詩

 

ライトフロウズノウト新しい1ページにようこそ

 

前回の更新からとても間が空いてしまいました。

いくつか書きたい話題はあるのですが

中でもひと月に1つブログページで載せている12ヵ月の詩は

十月分ができているのに

もう11月…10日なのでまずは

こちらからと。

はじめの方と終わりのほうで、”いる”場所が

違うなあと他人事のように思いますが

これまでも時おりそうして書いていたような?

そしてこのところいつもなのですが

9割できたつもりで

案外言葉は置き換わりました。

ということはイメージや感覚も移動したと

いうことで…自分のことでも意識のコントロールは

思うようにいかなかったりします…

(いつも思い通りだったら世話はない)

流れのままのほうが上手く運んだりもしますね♪

もし良ければ10月の、お読みくださいませ

 

【 十二ヵ月の風の詩:10月 風の色の声 】

さ霧振るわす
百舌鳥たちの声

冷たい風が
そこに在る
全ての色に薄闇の
シェイドをかける

淡い陽の下
秋野の薄(すすき)
ところどころに
草木の赤い実
オレンジや薄紫の花飾り

懐かしく
可憐な色が
昔の記憶を呼びおこす

いつの間にか
遠くに来ていた


冬籠りの
仕度をしつつも
奇しき縁が
霞む程には
意識も視界も
沈んでいない


響きあう環は
閉じては広がり
共鳴を繰り返しつつ
さらに大きな円になる

その幸福を
見るのを止めない


今少し
立ち止まるのは

賑やかな電子らを離れ
風が残した
影の深さを測るため


季節がゆくたび
音と色たちの波長は変わる


今はただ
音の命を聞けという
秘かな心話の
命ずるままに

風に紛れる彩りを
指先でひろい
その声を聞き

磨いて見透かし
果てない夢の水底に
そっと置きにいく

 
 
 
 
 
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